《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》28-2★
罪人への死刑宣言を告げた直後、炎でできた剣を創り出し、里山の左肩に躊躇い無くぶっ刺した!
グサッ......ジュウウウウウウウ...!!
「え...?――っあぎゃあああああ”あ”あ”あ”!!いだっ、あづいいぃ!?火ぃ、火がっ!?」
刺された激痛と炎の灼熱の痛みによる刺激は、里山に地獄を験させるのに十分な責め苦となった。この炎剣で刺したところで対象を燃やすような事態にはならない。代わりに灼熱による激痛を味わわせている。
肩の次は......末端を刺すとしよう!指先と足指をそれぞれ1本ずつしっかりぶっ刺していく。1本1本に灼熱の激痛が里山を容赦無く襲う。平和ボケしたこの世界で生きてきた人間にとっては、これだけでも十分地獄なのだろう。
「ほらほらさらに1本ー!あはははは!痛いですかぁ!?」
「いぎゃあああ...!!いだい”、あ”づい”ぃ!!指が、指ばぁ!!だずげ......」
「おい気絶すんなっ、ここで終わりにするわけないやろがい」
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熱湯投下。
「――つぎゃあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”づいいいい!!」
「よし起きたな。じゃあ続けようか、地獄の拷問を」
次も炎で創られた兇を使う。今度は五寸釘だ。コイツを対象の腹に數本埋め込んでやろう!
「待っ―――いであああああああっ!!あづい熱いあづい”あ”づい”熱いぃいいいいい!!!」
「おおー腹が真っ赤っかだー。その汚い腹でバーベキューが出來そうだなww」
「あ”っ謝る、謝りまずぅ!!俺の勝手な考えでアンタを職場から居場所を潰してしまってすみませんでしたアァ!!!」
「うん、そうやって自由に喚いてろよ。こっちは存分に拷問を楽しんで復讐するからさ」
「そ、そうじゃなくて、止めてぐれぇ!!俺が悪がっだ!そ、そうだよな?人には々何かしら抱えているもんな!?あ”...アンタだって何かワケがあって人と上手く関われなくなっでだんだろ!?あの時の俺らはそんなこと分からずにアンタを攻撃してしまった...!今なら分かる、分かりました...!マジでごめんなさいぃ!!赦してくだ――」
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「赦さねーっつってんだろ。ウゼーんだよ。何も分かってねーのに分かったような口を叩くな噓つき野郎」
俺のこと何も理解できていないカスが、何が分かりました、だ。アホらしい。
「げる側が俺らのことを理解するには、俺らが経験してきた地獄を同じ...あるいはそれ以上のレベルで経験することが必要なんや。お前はまだ足りてねーんだよ...俺を理解するだけの必要な経験が...!」
「ぞ、ぞんなごどはない”っ!!もうわがっだ!アンタの痛みはこれくらいの地獄だってごど、わがっだがら......赦して、ぇ...!」
泣きんでひたすら助けと赦しを乞う里山を...俺は悪魔の笑みを浮かべて冷酷に告げた――。
「殘念ながら俺が味わった苦痛と屈辱は、こんなもんじゃねーよ。勝手に人の味わって來た地獄を決めつけるなゴミクズが」
次の瞬間、里山は業火の渦に呑まれた...!
「ぎゃあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っ!!皮が溶けるっ!!目が焼げでいぐ...!助けてっだずげでぇ...!あづいぃ、嫌だぁああ”あ”あ”あ”...!!」
摂氏せいぜい100~200℃ってところか。焼きを全余すことなく一斉に延々とれられてるようなレベルだ。本來の魔力でコレを放ったら、生は一瞬で炭になってしまう。
ただ焼き炙ってるだけじゃつまらないから、斬撃を帯びた風魔も投した。渦の中からが斬り裂かれる音とそれによる里山の悲鳴が聞こえてきた。中は相當エグいことになってそうだなww
「はぁ~~~面白っ。何かを燃やしてるところを見るのって、心が落ち著くよな~~。ましてや憎い奴をこうやって燃やすのは最高に安らぐわー。
......心が清まったところで、止めは派手にいこうか!」
しばらく炎渦と斬撃の拷問の様子を観賞してから、引火が凄い塵を詰めた瓶をいくつか作る。そしてそれらを全て、渦の中に放り投げた...!
「ご、ごんなごどなら”っ、あのどぎあんなごどずるんじゃながっだ...!!俺は、どんでもない人をおごらぜ―――」
――――ドガァアアアアアアア.....!!!!!
里山の最期の言葉が終わる前に大発が起こり、空には凄く汚ぇ花火が上がった...!
「あぁ^~~~~~~~愉快愉快っ!!心がまた浄化されたようだ...!噓だらけの噂で人を貶める奴らには當然の報いや!」
空に中指を突き立てて、拠點に帰って行った。
翌日。朝食を済ませた後、私を全て最初のアパート部屋に戻す作業を始めた。ここ大阪での復讐対象はもういなくなったからである。
まぁ正確にはもう一人と一匹いたんだけど、両方はもうとっくに死んでいたそうだ。事故死らしい。ざまぁ。
というわけでここの拠點は完全に用済みだ。撤収作業をさっさと済ませる。最初のアパートの近くに、3つ目の復讐対象となる會社がある。とある社員と社長が、標的となる。社會人生活で出來た復讐対象は殘すところ4人だ...。全員今頃は耄碌した老害人間となっている年だろう。幸い全員普通に生きている。壽命で死んでたら不完全燃焼だからなぁ。
30分くらいして、全ての私を転移し終わった後は...この用済みとなった故清水の家を々に破壊した。ざまぁ。
そして、瞬間移で久々に俺の部屋に帰って來た。4~5週間ぶりだから別に懐かしいとは思わない。復讐に走ってる間に、最近読み集め出した作品の最新刊が出たとのことで、今日はそれらを読して過ごす。夜はステーキを食いまくって明日への英気を養う。
「さあって!明日も復讐対象を存分に甚振ってぶち殺すぞぉ!!」
酒に酔いながら俺は明日の抱負をんで、そのまま眠った...。
*
大阪市阿倍野區にあるとある一戸建て...の跡地。そこにはパトカーが數臺停車してあり、數名の刑事が調査をしているところだった。
昨夜ここで発音がしたとの通報をけて、來てみれば既に々になっていたという狀況だった。
「火事......じゃなさそうですよね。焦げ痕が見つかりませんでしたし...」
「ここまで々に壊したとなると...破したとしか考えられへんな...。それもトンネルを開通する際に使うレベルをも凌ぐ規模の火薬を使ったと考えられる。どこでそんな兇を手にしたのやら...。
......ところで例の人の関係者への調査はどないや?」
「はい......まずは彼...杉山友聖のへのコンタクトには功しました。彼とご家族とは彼が亡くなるおよそ2年前から絶縁関係になっていて、ご家族が彼のを目にしたまでは一切の連絡もしていなかったそうです。彼らの仲は険悪だったと考えられます」
「孤獨死するくらいやから、家族仲が最悪なんは予想できてたけどな...。んで、以外の人には接出來たんか?」
「それが......ご家族の話によると、彼は學生時代で酷いめをけていた...そうだ、とのことで親しい人は一人もいなかったと分かりました...」
「何や歯切れ悪いな?親は息子がめに遭ってたこと把握してたわけやなかったんか?」
「ええ......彼からそういう相談はされたけど、當時はめだと把握出來ていなかったと言ってましたね...」
「んー。息子からめをけていると言われたけど本気にしなかったと...。そういうのが拗れてしまって絶縁した言うことか...。っていうか、これじゃあ何の手掛かりにもならへんな...。次は......馬鹿馬鹿しいかもしれんが、杉山友聖を最近目撃した人がおらんかったか、被害者たちが住んでた地域の店の人らに聞き込みに行くぞ。監視カメラをチェックして奴らしき人がおらんかったか捜すんや」
「了解っす」
故清水宅の調査を終えた後、不審死を遂げた人らの住宅地周辺での杉山友聖に関する聞き込みを始めた。
そして調査開始から約3日後、彼の姿を捉えていた監視映像がいくつも発見された――。
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