《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》37-1

翌日、俺は本格的に日本の改造に行した。昨日までのは単なる挨拶運だ。俺、杉山友聖が何を嫌悪しているのかの宣伝と、嫌悪しているそいつらを簡単に殺せるという事実を宣伝に過ぎない。

今の俺は1時間くらいで萬単位もの人を殺せる力を持つ。何せこの世界は異世界と違って戦える人間なんてごく僅かしかいない。手間取ることなくすぐに殺せる。

で、今日は何をするかというと...

「紙巻タバコを生産しているこのクソ會社を潰しに來ましたー!では早速、みんなさようなら」

そもそも吸った本人だけじゃなく周りの人間にまで健康を損ねさせるような嗜好品なんかを作ってる大元さえ消えて無くなれば、ヤニカスとかが発生することは無くなるんや。だから生産會社《本》を絶つことにした!

ああ?暴論やと?知るかよ!じゃあお前らは喫煙を絶できるんですか?できねーだろ?何故ならこの日本は、タバコをも経済を支える要素として扱っているというたらくやからな。そんなものを消してしまったら國の景気が悪くなる、稅金も激減する。だから昔も今もタバコ生産は廃れてないでいるんや。

Advertisement

だが俺にとってはそんなの知るか!や。そういう姿勢が“個”を疎かにしているって言うんじゃクソが。それのせいで生前の俺はを壊したことがあったんやからな。

俺にとってはタバコなど消すべき忌まわしき愚や。ここで完全に消し去ろうではないか!!

「さ~~~~あっ!!どんどん消えろ!!タバコ生産してるカスどもは皆消えろ!!タバコなんかこの世から滅べぇ!!!」

大阪府のタバコおよびその生産會社と生産者どもを全て葬った後は、そのまま勢いを絶やさずに全國すべてのタバコを消去した。

「よっし!これでこの國の空気はしは良くなったやろ。タバコに利なんか一切無い。あったとしてもそれはただの麻薬効果と変わらん、そんなものは滅ぶべきや!」

タバコは消えた...が勿論ここで終わりにはしない。ほらまたうるさい音を出して通過するバイクがいるわクソが!

ドゴォン!(バイクを破壊)「さて、次は...乗りを減らすとしようか」

Advertisement

騒音を出す乗りは要らないはずだ。というか、俺は「瞬間移」やチャリがあるからマジで乗りは要らん。けど全部消しちゃったら、の流通が一気に不便になり、生活の利便に支障が出ることに。

だから消すのは――

「この國にある全ての自家用車とバイク、スポーツカーを消しまーすっ!!!」

直後、俺の全から幾千萬ものレーザーが発されて、バラバラに飛んで行った。すると早速近くの住宅街から破音が聞こえた。車やバイクが破壊されたようやな。數秒後、遠くからも破音が聞こえた。

十分程経った頃、検索魔で國の様子を見てみると、目論見通り國の自家用車と大きな音を出すバイクと音を出すスポーツ(レーシング)カーなど、電車や新幹線、飛行機やトラックなど生活や社會に必要なものを除く全てのうるさい乗りをこの世から消してやった。

これで騒音は勿論、マナーを守らないクソ運転手どもをも消すことにも功した。

「よしっ!この國の風通しがさらに良くなった!近にある健康を損ねる質の絶に騒音の素の消滅、さらには安全で煩わされない橫斷歩道の実現!いや~~~ますます俺にとって住みやすい國に近づいてきた!」

この後、全國のバイクやスポーツカーなど比較的うるさい音を出す乗りの製造會社を全て破壊、製造者を殲滅した。これでああいう不快でうるさい乗りが増えることは無くなった。

だが人間は、これまで無からんなを創ってきた。“記憶”さえあれば、たとえ生産者と製造者どもを絶滅したってまたそれらを創り出す輩が出てくるに違いない。

「――と、いうわけで!またああいった有害嗜好品や乗りを創らないようこの場を借りてお前らに脅迫しようという所存でしてっ!」

誰もが凍り付た顔で凝視する様にお構いなく俺は視聴率が高いワイドショー番組をジャックしてカメラの前に現れた。ここからが本格的な日本改造計畫の実行だ!

「初めまして~。俺は杉山友聖って者です。大阪府大阪市に住んでます...はい、自己紹介は以上。で、この人気ワイドショー番組をジャックしてまでこんなことをした理由やけど、まずはコレをご覧下さーい」

そう言って俺はノートパソコンを起してとあるビデオを再生したそこには先日俺が実行した“粛清”の様子が映っていた。

「「「「「な...!?」」」」」

収録現場にいる奴らが全員息を呑む様子を一瞥してから再びお話をする。

「これは特撮でもCGでも無い...本や。何なら現場に行ってみたらええよ、面白いモンが殘ってると思うから。

というかお前らもコレが噓やないってこと察してるやろ?最近、近で突然何人か殺されるという事件が起きてへんかったか?アレも全部俺がやったんや。要するに俺には人を簡単に殺す力があるゆーわけや。それも軍隊よこしても一瞬で返り討ちにできる武力が、や。

そんな俺が要求することはな?まずタバコの生産をしないこと。車會社は自家用車の製造を今すぐ止めること。俺は何でも知ることができるからな、隠れて生産・製造しても無駄や。もし造ってたら今の映像通りに消しに來るからな...!」

最後にドスを利かせた口調で脅して、俺はテレビ局から出て行った。その後も、んな人気番組をジャックして同じ文句をカメラの前で言って回った。これで全國民に俺の存在と俺の要求が伝わっただろう。これでもし要求通りにしなかった場合は......武力を行使せんとなァ...!

「―――猶予など與えている場合ではない。アレをたった一人でやったことが事実である限りは...!」

首相邸にある會議室。現閣総理大臣は厳かにそう告げる。會議室に同席しているのは防衛大臣、警視総監、警察庁長、自衛隊の各幕僚長など限られた者のみである。

閣総理大臣のもと命じます。件の賊の排除を速やかに。その際に要する手段は問いません。國が有する全ての戦力を投することを許可します。

そして賊をその場で葬ることも...許可します!」

建國史上初となる、たった一人の人間に対する軍隊の投。その馬鹿げた決定に異論を出す者が一人もいない事態も異常であった。彼らとて、あの映像と実際の現場を目にしなければ、こんな決定をれはしなかったであろう。

閣総理大臣は歴代総理の中でも危機意識が高いことで有名だった。だからこそ今回の対処は當然と言えば當然であった。

そして國は、たった一人の青年に牙を向けるのであった―――。

    人が読んでいる<転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください