《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》

雑魚の杉山が...キャでボッチが...俺らにボコられるだけの弱者が、俺らを集めていったい何をするのかと思えば、壇上に上がってデカい聲でこの學校を処刑だとか意味分かんねーことをほざいてやがる。

けど何より聞き捨てならなかったんは、俺らを殺すだとか復讐するだとか言ったことや。

今まで俺らに勝てずにただ痛めつけられてただけの雑魚のクズが、俺らを殺す?何訳分からんこと言ってんのか。そもそも先週から休み出して、やっと學校から消えたかって良い気分やったのに。學校來るだけでも目障りなアイツが、調子に乗って俺らを殺すって。

こうなったら、俺らもあのクズを殺すつもりで締めた方がええよな?本人が俺らを殺すって言ってるんやし、正當防衛ってやつや。

というわけで、死ねや杉山...!!

――この時はいつもの様に俺たちが杉山を一斉に毆って蹴って倒して、順番に甚振って。あいつがボロ雑巾になるまで面白がってリンチして遊ぶ...。

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今回は息のが止まるまで暴行し続けてやる......その意気やったのに―――

「え......あ”...!ぁにが、どうなって...っ!?」

いつもだったら一斉攻撃ですぐに沈むはずやった杉山は、どこにもいなかった。毆ったこっちの拳だけが、激痛を訴えていた。あいつのはまるで鋼のさだった。骨にヒビがってが出てきた。

やられたのは俺だけじゃなかった。中村も本山も、小西も中林も前原も、みんな...あいつに何のダメージも與えられずに返り討ちにされていく...。

反対に、杉山が拳を振るった瞬間―――

「ぐあっ!」「ごえぇ...っ」「いだぁ!!」

あり得ないくらい吹き飛んでいったり、骨が折れる音が響いたり、えげつない量のが出たり...まるで悪い夢でも見ているかのようだった...!

「おい、噓やろ...」

「何やねんアイツ!?先週までは俺らにただボコられてただけのはずやったやろ...?」

「ひ、ひぃいいいっ!!」

俺らがいつも見下していた杉山は...教室で孤立して味方もいないキャやった杉山は...一方的にボコられて無様に這いつくばるだけやった杉山は...そこにはいなかった。

俺らが今目にしてる杉山友聖は......まるでバケモンや――

そして気が付けば、先週と違って俺らが這いつくばっていて、あいつが俺らをゴミを見る目で見下していた。

(アカン......あいつには絶対に敵わへん。殺される...!!)

俺らの命は、あいつの気まぐれ次第で簡単に潰されると、あいつが壇上で言ってたことは本気やったってことを、ようやく理解した瞬間やった――

顔面を毆って頬と鼻をグチャリと潰し、歯を砕く。腹を蹴って胃を吐かせて臓に深刻なダメージを與える。肋骨にもヒビをれてやる。倒れたところを、腕や腳を踏みつけることで追い討ちをかける。踏みつける度に骨が砕く音がして、皆面白いくらい悲鳴を上げてくれた。

予定通り...まずはコイツらに俺がどういう存在なのかをはっきり理解させ、プライド・尊厳・自信などを々に打ち砕いてやって這いつくばらせる。そして自分らが今、命の危機にさらされているということを分からせる......というところまで行ったな。

『あれあれ~~ねェどしたのー?死ねぇっつってイキって飛び出してきたあの勢いはどしたんですかーって聞いてんねんけどー?もう終わりなん?あれだけ殺気立ってかかってきたくせに、無様に倒れちゃってやんの!!ざっこ!數人でかかってきといて俺にかすり傷一つもつけられないままそうやって這いつくばってるとか、お前らマジでざっこ~~ww』

倒れている男子どもを順番に踏みつけて指さしながら、全員に聞こえるような聲で、全員の前でディスってやった。

床にはあいつらのや胃、欠けた歯が飛び散っている。汚いので即洗浄して場を整える。

近くで這いつくばっている中村の髪を摑んで目線を合わさせて、11人に聞こえる聲量で話しかける。

「今の俺が、先週までのと同じ俺やと思ったか?同じやったらこんなとこに全員集合させたりも、お前ら全員集めてお前らを殺すなんて言ったりもせーへんわ低脳どもが...。俺はチート能力であり得へんくらいに強くなったんや...お前らを圧倒的に潰せるくらいにや。

で、これから俺がすることはさっきも言った通り、お前らへの復讐や。このチート級に強い力を使ってなァ!お前らは手を出してはいけなかった男に手を出してしまったことを後悔して絶しながら俺に殺されるんや。分かったかコラ」

髪を暴に摑まれているという痛みと屈辱の仕打ちにも関わらず、中村の顔は厳格な親に叱られてビビっているガキのような、笑えるくらいに不細工面を曬していた。谷里も、本山も、前原も、全員同じような表をしていた。恐怖、怯え、苦痛、そして絶が11人の顔を歪ませている。

(これや......中學生やった時のコイツらがこういう面してるのを、俺は見たかったんや...!生前では見られなかったこの面を、俺は見たくて堪らんかったんや!!)

この時點で相當俺は甘な刺激をけていた。気持ち良すぎる。憎んでいた連中が恐怖と絶で歪んだ面を曬してるのは快過ぎる!

けどこれはまだ始まりに過ぎない...。もっと面白くしてやろう...!

今度は谷里の前に立って見下しながら質問をする。

「俺に何か言いたいことは?」

「ひ、ぃ...!ふざけんな...何やねんその力!?ズルいやろ...卑怯やっ!!」

「ハッ!そらチート使ってるからなァ。ズルいのは當然や。けどな...卑怯は違うよな?お前らはいつも集団で獨りの俺を寄ってたかってリンチしていた。卑怯なんはどっちやろーなァ!?」

ゴキャッ!「っがご...っ!!」

苛立ち混じりに反論しながら谷里の顎を蹴り上げて谷里を空中に打ち上げる。上がったところを瞬時で真上に移した俺が谷里の顔面をクロウしたまま、床に急降下する。ゴンとした大きな落下音を響かせて床に亀裂をれる。痙攣している谷里を軽く治療して死なさないようにする。ここで殺すのはナンセンス。因みに板敷と吉原は隅でずっと震えている。逃げようとはしているようだが、そういうきをすると自で縛るように細工しておいたから壇上から降りられないでいる。

さて...前座はこれくらいにしとくか。

『今までのはこのクズ11人とお前ら全員に改めて俺という人を教えてやる為の茶番や。こっからが本番や...。俺がやりたいこと、それは―――復讐を兼ねた大規模殺戮やっ!』

今度は俺が冗談でこの狀況を作り出したり狂言を言ってるわけではない、完全に本気であることを理解したのだろう、誰もが青い顔をして震えていた。泣き出す奴、逃げようと必死に足掻く奴、全員に余裕というものは無くなっていた。隔離した五組の連中も全員戦慄してやがる。あいつらもここにいる有象無象も全員連帯責任で殺すことは確定している。だがすぐに殺すのは面白くないので、面白い余興をやろうか。

有象無象どもを存分に焚きつけて、揺さぶらせてやろう...!!

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