《転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する》27★
超音速で駆ける。ジェット機の何十倍もの速さで空を切って行く。後ろからリリナも同じくらいの速さで追ってくる。
「レベルは...俺が上回ってるようやな――」
さらに加速する。街や森を使って攪して追手を引きはがす。視界から消えさせすればすぐに瞬間移でワープや。
...にしてもこの力はどっから來たのか。やはりサタンとやらの力か?そいつに呼びかけようにもやり方は知らねーし、サタンからの干渉も全く無いし。つーかほんまにいるんかサタン?同化しかかってるとか言ってたけどそのせいか?
まぁ何にしろ、この力には謝してる。し前まではあの神にマジで打つ手なしやったからな。今なら後で奴も殺せるかもな...。
「...っと。よしここやな...!」
リリナの目を撒いて著いた場所は、今から3~4年後に勤めることになってる糞會社...ア〇ト引越センター大東支店や。
時間的にまだ現場移はしてへんやろうし、全員揃ってる。
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「全員ぶち殺しまーす!!これで未來の俺の健康と心は無駄に傷つかなくて済むよな!!」
建の真上に移して超巨大鉄球をそこから高速で落下させる。
グシャアと建は空き缶のようにぺしゃんこに潰れる。中にいたであろう社員どもも圧死したやろうな!
で、外にいて無事な連中どもをマシンガンで撃ちまくる。
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇ!!!」
復讐対象・他の社員・アルバイト全て無差別に殺して行く。臓散らして蜂の巣になって死ぬ奴、脳漿散らして頭が潰れて死ぬ奴の二種類の死がいくつも出來上がる。
「柿本、土井、大庵、森本、そして瓜屋も...っははは!前に俺をげたクソゴミどもも死んでるわ!!」
特に殺したいと思ってた連中も皆殺し完了!ホンマはもっともっと地獄を見せてから殺したかったが、殘念ながら時間が無い......奴が追いつくまでの時間、が。
「友聖!!」
リリナが俺に追いつく。ギリギリ抹殺できて良かったー。
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俺がつくった死の山を見て悲痛な面持ちを一瞬浮かべるも、すぐに俺を捉えて水屬の魔を放つ。対する俺は風魔を放って水をある程度吹き飛ばす。魔の威力もリリナのと同等以上に上がっている。良いぞ...!
「一歩遅かったなー?んじゃ次行くぜぇ!!」
ダンッと地を蹴って空へ跳んでそのまま飛行して再び移する。その直後俺がいた場所がカッとり、次いで大発する。
「な......!?」
奴が追いついてそこに來ることは事前に予測してたから、マシンガン連中に弾を仕掛けておいた。で、俺が移すると同時に起。完全に奴の意表を突いてやった。あの神はこういう不意打ち系に簡単に引っかかるよな?あの世ではそういう戦い方をしてくる奴らとは無縁やったのかねー?とりま今ので目くらましと手負いに功させた。その隙に次の復讐へ急行や!
「佐〇急便東大阪市営業所......潰れろぉ!!」
隕石群を落として建はもちろんその周囲も焦土と化してやった。もはやただの殺...自他ともに認めることだ。
「関係無いわっ!こんな國にいる連中の糞な命なんか知るか!!全員死ねェ!ひゃはははははははははははぁ!!」
俺は狂っている。まぁ元からのことやけども、ここに來てからさらにその狂い度が増していっている。あの王と再會してあんなふざけたことを言われたりさらなる力を得たことが原因かもしれない。特に前者が酷いやろうな。今の俺にとってはあんな奴も毒以外何者でもないわマジで。
「――!ちっ......」
一息ついたところに、魔力を纏ったナイフが俺の頭に飛んで來て咄嗟に頭を傾けて躱す。次いで雷屬の魔が俺を襲う。
「ぐぅおお...っ!!強化したとはいえ、やっぱ効くもんやな...」
「また間に合わなかった...!こんなに、無関係で罪の無い人をまた......っ!」
またも悲痛な面持ちをしながら営業所の跡地を見てそう呟くリリナ。電と火傷に怯んだ俺はどうにか奴から距離を取って火の魔を放つ。対するリリナも火の魔を放って応戦。何回か撃ち合って応戦した後、今度は剣を錬して斬りかかる。リリナも魔法杖で防ぎ振るってくる。杖に魔力を纏っている為、杖は杖でも剣では斬れない強度を誇っている。
「どいつもこいつも!!お前らは結局そうやって俺を排除しようとしやがる!!はじめはいつも...いつも、お前らからちょっかいかけて理不盡を強いてくるくせに!こっちが反抗したりやり返したり正論で反撃したらいつも俺が叩かれて非難されて罵られる!俺ばっかりが!いつも損をしてきた!!お前らが間違ってるくせに!!」
怒りと憎悪に任せて剣を振るう。ただし細なきはさずでだ。剣に憎しみの言葉を乗せて敵に振り下ろす。一撃一撃に殺意を込めて剣を振るう!
「めをすることは間違ってる!職場で除け者扱いするのは間違ってる!悪くない人間をハブるのは間違ってる!ありもしない事を信じて加害者どもと一緒に貶めるのは間違ってる!嫌がることをする・言うのは間違ってる!理不盡に人をげるのは間違ってる!!
俺は!最初から悪くもない俺は、そうやっていつもお前らから傷つけられたところから始まった!俺から理不盡を強いて傷つけたことなんかなかったのに!悪くなかった俺はずっとずっといきなりげつづけられてきた!!」
剣を思い切り投げる。直後新しい剣を錬して再度斬りかかる。リリナはシールドで飛んでくる剣を防ぎ、次いで雷撃を放って俺を吹っ飛ばす。口から煙を吐きながらも俺は心のびを止めない。
「こっちでは理不盡なげを!異世界では理不盡な扱いと侮蔑と見下しを!
どこの世界でも俺に優しくしてくれることはなかった!味方はおらんかった!俺を分かってくれる奴もおらんかった!―――」
「違うっ!私がいた!!私は友聖の味方よ!いつもいつも、私はあなたと......っ!!」
さらに何か言おうとしたらリリナが口を挾んでそんなことをほざく。
「私は友聖がどこか壊れそうに見えてた。だからいつも友聖の傍にいようって思った。けど次第に私は友聖に惹かれていって...気付けば私の方が友聖を求めてた!!恥ずかしいから何度も言うのは躊躇うけど......私は本當は心が綺麗な友聖が大好きっ!!」
「ほんまに恥ずかしいことを言うんやな!?心が綺麗?なら今はどうなん?心が壊れて邪悪か何かで穢れ切ったこの俺はもう好きではいられへんのとちゃうかぁ!?」
確かにあの時の俺はまだ良心を捨てられないでいた。まだ心を寄せていたリリナの存在が、俺をそうさせていた。それでもギリギリな狀態やったが今と比べればあの頃の俺は綺麗やったと言えるやろうな。
けど今はどうや?清い心を持つあのにしてみれば、今の俺なんか―――
「今も好きよ。私は友聖が好き」
「―――――」
ゴッッ!!
隙を見せてしまった。そのせいで俺は思い切り魔法杖でぶん毆られた。頭が凹みかけている。意識が朦朧としている。吹っ飛ばされながら治療をしてどうにか意識を繋げる。
「く、そ......がっ!」
そしてそのまま瞬間移してこの場から退場する。今は奴と殺し合う時じゃない。復讐が先や。
大阪から山形県へ一気に飛ぶ。
「何が今も好き...や。そう言っておいて結局は俺を排除しようとしてるくせに...!」
苛立ちを零しながら全速力で駆けて、住宅街に著く。ここにはあのクソ隣人がいる地域や。年齢的には今大學生らしく、未來とは別のアパートにいる。どこにいるかとか知らねーしめんどくせーから一気に消そう!
「塵になぁれ!!瀬藤欽也ァ!!!」
巨大な炎球を放って大発を起こす...その直前――、
「させないっ!!」
リリナの魔の介でギリギリ相殺される。今回は足止め攻撃をしてなかったせいですぐに追いつかれてしまった。
「クソがぁ!せやけど......そこかァ!!」
ズガン!「ぁ.........ぱが!?」
煙の中でもはっきり見える俺の眼は瀬藤を捉えて、短銃でその頭を撃ち抜いて復讐した。
「よっしゃあ、やりぃ!ざまあああああ!!」
そう歓聲を上げて瞬間移をしようとしたが―――
「もうあなたの好きにさせないっっ!!!」
「――っ!?な、お前、放せ―――」
リリナに組み付かれて拘束される。そしてリリナが何か魔を発したかと思うと二人のがり出し......景が変わった!
“ワープ”
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舊タイトル【兇悪騎士団長と言われている厳つい顔の公爵様に婚活終了のお知らせ〜お相手は社交界の幻の花〜】 王の側近であり、騎士団長にして公爵家當主のヴァレリオは、傷痕のあるその厳つい顔から兇悪騎士団長と呼ばれ、高い地位とは裏腹に嫁探しに難航していた。 打診をしては斷られ、顔合わせにさえ進むことのないある日、執事のフィリオが発した悪気のない一言に、ついにヴァレリオの心が折れる。 これ以上、自分で選んだ相手に斷られて傷つきたくない……という理由で、フィリオに候補選びを一任すると、すぐに次の顔合わせ相手が決まった。 その相手は社交界で幻の花と呼ばれているご令嬢。美しく引く手數多のはずのご令嬢は嫁ぎ遅れに差し掛かった22歳なのにまだ婚約者もいない。 それには、何か秘密があるようで……。 なろう版と書籍の內容は同じではありません。
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8 192二つの異世界で努力無雙 ~いつの間にかハーレム闇魔法使いに成り上がってました~
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8 80光輝の一等星
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