《No title_君なら何とタイトルをつけるか》塞翁が馬

ヴェルザが目を覚まして1週間がたとうとした。調は良くなっていてヴェルザは訓練に勵んでいた…副団長の言葉に納得がいかなかったのだ、あの日…「他の団員に比べて特別班の訓練は楽だろう?ただ自主練習とを教わるだけ…私も特別班だったからな。分かるんだよ」と言われた事に。

「自分は…楽などしてない…」

とヴェルザは悔しそうに呟き、持っていた木刀を力一杯振り下ろした。

「おぉ…張り切ってるね~」

ヴェルザは顔を上げると2階の窓からを乗り出しているグレイがいた。

「指揮…!!」

グレイは2階から飛び降りヴェルザの目の前で著地した。

「おはよ、ヴェルちゃん!」

「おはようござ…」

また上から聲がした。

「危ないよぉ~」

ヴェルザの視界にメコが落ちてくるのが映った。反的にメコは空中で壁を蹴り避けた。

「…っ!」

ヴェルザ驚き餅をついた。

それを見たメコは高笑いをし、

グレイは馬鹿笑いをし、

2階から見ていたイグニスは…

「ちょっと!!危ないじゃないですか!!ヴェルザ!大丈夫かっ?!」

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と聲を荒らげてんだ…。

「だっ大丈夫です…」

イグニスはグレイやメコのように飛び降りず、きちんと1階から來た。

「ヴェルちゃん」

「…?」

グレイはヴェルザをみて何かを差し出した。

「…ち、ちくわ?」

ヴェルザは混した…。

「ちくわ!ヴェルちゃんはCHIKUWA!!」

「は?」

意味が分からない。急にやってきて突然CHIKUWAと呼ばれることに理解が出來なかったヴェルザは重低音で一言応えた。

「あははははは」

グレイは狂ったように笑った。

「サラ、それはヴェルザが可哀想だよ」

とメコがニヤけ顔で応えた…。

「ヴェルザ、気を悪くしないでくれ、この2人はこんなじだから」

イグニスは申し訳なさそうにヴェルザに謝罪した。ヴェルザは狀況が分からずまだ混狀態であった。

「あはは、免ね。実は団長からお茶會の招待があってね、ヴェルちゃんも呼ぼうと思っていたら…ちくわが空から降ってきたんだ!驚きだろう?」

「…それは、驚きですね…」

「だろ?!だからヴェルちゃんにあげようと思ったんだ。天からの贈りだと思ってけ取ってよ」

「……理解が出來ません」

ヴェルザは余計に混しその場から逃げたくなったが、団長からのお茶會への招待はし気になっていた。

「お茶會…行きます」

「おぉ!そうかそうか」

グレイは愉快そうに笑って何処かへ走って帰って行った。

「ヴェルザ、1時になったら北館の最上階に來てください」

イグニスはそう言ってグレイを追い掛けに行った。メコと殘されたヴェルザは気になっていた事をメコに尋ねた。

「メコさんとあの方達は、マリーさんの事知ってたんですか…?」

メコは一瞬止まったが口を開いた。

「あぁ、知っていたよ。マリーの暗殺計畫とその計畫に対する処理の計畫も…」

「…そうですか」

ヴェルザはそれを聞いて何も思わなかった。知っていながら教えてくれなかったのか?などという複雑なや許さないなどの心は。

「私達を…恨んでいるか?…アンタにマリーの事を教えなかった」

「恨んでいません…だって、知っていても自分はマリーさんと居たいとんでいたと思います…」

「…そうかい」

メコはそう言って何処か肩の荷がおりたかのような顔をして帰って行った…のを見てからヴェルザは地面に落ちたちくわを見て顰めっ面をした。

1時になりヴェルザは北館の最上階…団長の部屋の前に立っていた。一等兵である立場上、団長の部屋に行く機會などほとんど無いだろう。

ヴェルザは張しながらも扉を叩いた。

「ヴェルザ・ブルームフィールドです」

部屋から見に覚えがある聲が多數聞こえたが1人の聲はハッキリ聞こえた。

ってくれ」

ヴェルザは恐る恐る部屋へるとイグニス、グレイ、アイ、メコ、団長は揃っていた。

「ヴェルちゃん來た!」

「こんにちは、ヴェルザ。調はもう大丈夫?」

「…こんにちわ。調はもう大丈夫」

「なら、良かったわ!軍醫として団員の調管理を知っておくのは重要だからね」

「ここでも仕事かい?」

団長はアイに冗談らしく言った。

「別にいいでしょ?」

「はは…そうだね。本人の自由だ」

この部屋の和やかな雰囲気はヴェルザにとって心地が良かった。

「ヴェルザ…久しぶりだね」

団長はヴェルザに微笑んだ。

「…お久しぶりです」

やはり大上司である人を前に正面に立つのは張した。

「そんな張しないでよ?お茶會なんだからゆっくりしてくれ」

団長はそう言って椅子に腰掛けた。

「君も座りなさい」

「はい…」

全員が椅子に座るとグレイは団長に挨拶を頼んだ。

「はぁーい、皆 集まったのでお茶會…初めよっか!団長、挨拶お願い?」

「あぁ、わかった。僕 ハイネ・スピリトの開いたお茶會に來てくれて有難う…そして楽しんでくれ。乾杯」

ヴェルザは初めて団長の名前を知り揺した。聞いた事のある名前だったからだ。だが、何処で聞いたのかを思い出す事が出來なかった…。

記憶の中で微かに自分(ヴェルザ)の放った言葉が聞こえた。「Highness」と、団長と自分は會ったことがあったのだろうか?そう考えたヴェルザだが今晩にはその事を忘れてしまった。

楽しかった晝間が醜く辛い戦爭によって消されたのだった。

お茶會もそろそろ終わりという所へ息を切らせて慌てた様子の団員が扉を強く叩いた。

「アイクです!急事態が起こりました!」

ハイネはそれに応え団員を部屋にれた。

「今先程!アメリカの戦艦6隻が此方!海上団本部に向かっているのが空団基地から発見されました!」

「アメリカの海上団から連絡は?」

ハイネは真剣な顔をし問いた。

「…っ!翌朝、本部を攻撃すると連絡がありました!!」

その言葉にその場にいた全員は目付きを変え、ハイネの部屋を急ぎ出て行った。

ハイネは団員の男を部屋から出し、部屋から綺麗に見える海を見た。

「…戦爭が始まるのか」

晝間の急な攻撃宣言に本部の基地は混していた。翌朝に大規模な攻撃がある…それは戦爭と呼ばれるだった。グレイ、ハイネは作戦會議を開き、イグニス、アイは攻撃に向けての準備をした。その頃ヴェルザや新兵、メコは艦の準備や攻撃準備をしていた。

「翌朝…戦爭が始まるんですね…」

「空団や陸上団からも遠征の手配はしてある…そんなに心配をするな。確かに今回は急な宣言だったな…」

そんな事をメコと話していたヴェルザはこれから先の未來があんなに辛くなるとは思っていなかった。

騒がしい會議室では口論が飛びっていた。

「靜粛にしてくれ」

ハイネの響いた聲に參加者は黙った。

「サラ、狀況を教えてくれ」

「わかった…」

「數十分前、アメリカの戦艦6隻が此方、海上団本部へ向かっていると空団本部基地から連絡があり、アメリカ海上団本部に確認したところ…翌朝に攻撃をするという返事が來ました」

「…以上、とても深刻な狀態である事をわかってしい。それぞれの仕事を中心に備えてしい。基地に攻撃はさせない、艦を出す」

ハイネは微笑む事なく戦爭を諾した。

月の綺麗な夜空、爽やかな海風のしさは明日からヴェルザにはじる事が出來なかった。

慌ただしい基地で副団長は1人部屋でパソコンを前に爽やかな聲の男と話していた。

「順調にいっているでしょうか?」

「あぁいっているよ。心配しないで…君のむままにしてあげる」

男と通信が切れた副団長は重々しい顔をして窓から混している団員達を睨み付けた。

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