《No title_君なら何とタイトルをつけるか》終戦
陸上団はアメリカ(敵國)と戦っていた。日本より遙かに大きいアメリカとの戦いに苦戦し海上団以上の犠牲者が出た。
「団長…これは負け戦では…?」
「あぁ…アメリカと日本では軍事力に差があり過ぎたんだ…」
「…し考えさせてくれ」
大國アメリカとの戦爭とあってエイダン(陸上団団長)も頭を抱えていた。ある考えがエイダンの頭を駆け巡った。
「砲撃を止めアメリカの縄張りに侵するぞ!」
無謀なのは解っていた、けれど この考えが頭から離れないエイダンは作戦を実行させた。
「これからアメリカの縄張りに侵する班を発表する!」
次々と呼ばれていった班の者達はこれから死ぬからもしれない事に怯えていた。
「この班で侵する。各班 準備をしておけ!」
數日後、アメリカの縄張り付近の見回りにバレないように侵した班。立ちはだかる敵を倒し、ついに敵の指揮の所に著いた。
「爭いは止めにしないか?」
通訳の人がそう言った。けど総班長はその言葉を無視し攻撃を続けた。
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「しはやるようだな。では本気で行かせてもらうぞ」
通訳の人がそう言った途端、敵の目のが変わり班の者達は倒れて行った。
「…これが貴方達の本気か」
次々と味方が倒され、エイダン一人になってしまった。結果的に負けてしまい、エイダンは捕らえられ目の前に現れた者に目を見開いた。
「…天皇陛下!」
「アメリカ軍の皆様…日本は負けです。お互い大きな犠牲者を出しました。この者は団の長として償わなければならない…引渡して頂けますでしょうか?」
「良いですよ…元々 我々(日本の敵國)は日本の戦爭を終わらせる事が今回の目的だったんです…」
「…お恥ずかしい。今更になってこの國は…」
「今後 我々も支援致します。…ポツダム宣言を諾して頂けますか?これは各國からの伝言です」
天皇陛下は涙を流し答えた。
「日本は…戦爭を終わらせます。ポツダム宣言を諾致します」
海上団のハイネの元に連絡がきた。
「…っ陸上団 団長 エイダン・カルの元が捕えられました!」
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周囲の様子がパニックになった。
「陸上団が潰れた!」
「なんで…もう負け戦じゃないか…」
絶した団員達は攻撃を怠ってしまった…それを見逃さなかった戦闘機は勢いを増して攻撃してきた。
「…!攻撃を怠るな!死んだら終わりなんだぞ!?お前らは本土に無事 帰ることが大切だろ!!」
ハイネはどこか悲しみのった聲でんだ。団員達は幽霊のように立ち上がり最後まで希を諦めまいと攻撃を再開した。
だが、海上団の勢力も段々と落ちてきてついに決著の時がきた。
弱々しくなった艦に戦闘機が降りてきた。
団員達は驚きがかなくなっていた。グレイ ヴェルザ メコはハイネを庇うように囲んだ。
「団長…どう致しましょうか?」
「…」
ハイネは何も言わなかった。戦闘機からリアムとウキが降りてきた。
「やぁ、。また會ったね」
ウキはヴェルザに近付いた。
「それ以上近付かないでください…」
ヴェルザはハッキリとそう言った。
「怖いなぁ~そんな警戒しないでよ。まぁでも…お前は殺すと決めたから消えてもらうよ」
ウキは刀をヴェルザに向けた。
「…!」
ヴェルザはナイフを手にして構えた。
鉄のぶつかり合う音が鳴り響いてヴェルザとウキの頬に赤い線の傷がスッとった。
互いに距離をとると呼吸を整えヴェルザは飛び掛った。
「俺はな…お前が大嫌いだ」
「自分も…兄上の事が大嫌いです」
2人は睨み合い手に持った武を首に當てつけた。
「…兄上、どうして自分の事が嫌いなのですか?」
「お前が弱者だからだ」
ウキが刀を大きく振り下ろすとヴェルザはギリギリで避けた。
「いつもいつも怯えて、どんなに頑張っても報われない弱者を見ると蟲唾が走る。お前が追放された日 俺は開放から嬉しく思ったよ。これでもう 目障りなが消えた…とね」
「……っ!」
ウキの刃先がヴェルザの足に掠りが滲み出た。
「自分は…何故 兄上に嫌われているのかが分からず 過ごしていました。今日…理由を聞けて良かった…悪意溢れて兄上…いや、テメェを殺る事ができる!!」
ヴェルザはウキの刀に自ら刺されに行き抱き著いた。隠し持っていたナイフでウキの背中を刺した。互いに冷汗が出てを吐いた。ヴェルザの左腹部は傷口が開き、刺された位置の違う左腹部からもが出ていた。ウキの背中からもがポタポタと出ており、2人はボロボロになりながらも距離を取った。
「ヴェルザ!!」
ハイネは心配そうにんだがヴェルザは応える事が出來なかった。ウキの意識が朦朧としていた。
「お前…ナイフに毒を塗っておいたのか…」
「…はい」
ウキは倒れ込みながらも何とか起き上がろうとしていたがその 意識はあるもののが全くかなくなった。
「ヴェルザ!!大丈夫か?」
ハイネがヴェルザに駆け寄りを支えた。
「団長…自分は……もう…弱者じゃない…ですか?」
「あぁ、君はもう弱者じゃない!」
ヴェルザの目から涙が靜かに流れた。
「ヴェルザ!」 
艦からアイが出て來てヴェルザの傷口をみた。
「まだ、大丈夫だから…早く醫務室に…っ!!」
アイの足に弾丸がった。
リアムはメコ ハイネ アイ グレイ ヴェルザに向けて拳銃を見せていた。
「アイ、大丈夫か?!」
「…醜い。鬱陶しい…憎い!!」
リアムが我を忘れび続けた。
「お前ら…が私は憎い…!!」
そう言ってリアムはハイネに向けて発砲した。
が、ヴェルザは最後の力を振り絞ってリアムの首をナイフで切り裂いた。
「…っ!ガハッ…!!」
リアムの首からはが吹き出て目は充していた。リアムは目から後悔と憎しみ 悲しみのを出したまま死んで行った。
「終わった…のか?」
メコがそう言うと海上団の団員達は喜びの雄びを出し始めた。だが、その瞬間は直ぐに途絶えた。上空からヘリコプターが降りてきて中から天皇陛下が出てきた。
「…戦爭は終わりました。これまで大きな犠牲が出ました。その罪は重い…償いなっていく覚悟を持ちなさい」
陛下がそう言うとスーツをきた男達はハイネの腕を摑みヘリコプターへ乗せようたした。
「団長!!陛下…!団長を何処へ連れて行くのですか!?」
「…罪を償わせるための場所…」
ヴェルザはハイネを取り返そうと男達に向けてナイフを振り下ろしたが他の人達に取り押さえられた。
「…っ!離してください!団長…!!」
「…ヴェルザ、僕はやらなきゃいけない事がもう終わったんだ。君はもう護衛役じゃない…」
「…団長!!!行かないで…」
ヴェルザは泣き倒れハイネはいつも通りの微笑みを見せてヘリコプターに乗り込んだ。
「海上団の中で生き殘っているハイネ・スピリト以外の首相に近い分の者はいるか?」
陛下は俯いていたグレイを見た。
「…私です」
「これから先の指示は貴方が出し、全て落ち著いたら基地は捨て本土へ帰省させなさい」
「……大人しく従う事は出來ます。ですが、逸早く助けて貰いたい者がいます」
生き殘った団員達は重癥人のイグニスと他の団員達を運んで來た。
「分かりました。全力を盡くしましょう」
ハイネとウキを乗せたヘリコプターは何処かへ飛び去って行った。
落ち著き始めた様子の中 ドクターヘリが艦に見えて次々と負傷した団員達は運びれられた。
「…イグニス、貴方ならこの狀況をどうけれる?団長が…居なくなった…海上団はもう終わり…戦爭はもう終わったんだ…」
ヴェルザは涙ながらに呟いた。
そんな重々しい雰囲気の中グレイはイグニスの首を締めた。
「サラ!重癥人になんて事をするんだ!」
アイは怪我した足の痛みを我慢しながらもグレイをイグニスから離させようと引っ張った。
それを手伝おうとメコもグレイのを抑えたがグレイは2人を振り離しイグニスに飛び掛った。急いで離そうとヴェルザもグレイにれるが3人は何もしなかった。
グレイは震えた聲でイグニスに話しかけた。
「…っ死んだら…許さない」
「そうだな…私も許さないぞ?イグニス」
メコはイグニスの頬を指で軽く押した。
ドクターヘリは本土へと急いで飛んで行った。
海上団の狀況は數週間で落ち著き始め、団員達は本土へと帰省し始めた。
「メコさん…これから先、どうなさるんですか?」
「…分からない。けど、店を開こうと思っている」
「空団 海上団 陸上団の団員達は皆 職が消えました…本土に戻った後は大変ですね。皆 ニートです」
「あははは」
メコの笑い聲は靜かな海上で寂しくじた。共に戦った団員達は艦で戦友との別れを惜しんでひそひそと話していた。
「…アイはこれから先どうするの?」
「私は故郷に戻って醫者になるよ…」
「そうなんだ…」
「ヴェルザはどうするの?団長が居なくなった本土に行き場はあるの…?」
「…無いけど自分は落ち著いたら団長を探す」
それを聞いたメコは何処か苛立ったように応えた。
「探す必要なんてない。あの後どうなったかも分からないまま団長は居なくなった…」
「メコ!そんな言い方しなくても…!!」
「仕方無いだろ?!戦爭が終わって必要なくなった海上団…いや、全団は消えた!使い捨てられたみたいで腹が立つ…」
「…確かにそうだけど、ヴェルザに當たらなくたっていいじゃない?戦爭が終わった…それを喜ぶ事が1番だと思うわ」
「済まなかった…ヴェルザ…」
「いや、いいです…」
メコは目をし開けて黃の瞳で言い放った。
「…哀れだな、この國は」
「メコの言う通りだよ」
3人の背後からグレイが現れた。
「この戦爭が起こったのは…んな人の願がぶつかり合ったことによる戦いだったんだ。海上団は団長の座を守る、反逆者は団長の座を奪う…けど本當の目的はリアムの個人的が原因、空団は日本の支配、アメリカ(敵國)は日本の戦爭を終わらせること…アメリカに助けられた日本、今更 犠牲を償う事にした日本は哀れだ」
グレイは見えてきた本土を睨みつけた。
「指揮…」
「ヴェルちゃん、私はもう指揮じゃないよ。海上団はもう終わりなんだ…皆、これから先どう生きるかは自由だ……さよなら」
グレイは3人に背を向け去ろうとした。が、
「待ってください!自分は皆さんを呼び戻します!…ハイネさんもイグニスもアイもメコさんもグレイさんも!自分は…招き貓ですから」
ヴェルザはそうグレイに言い放った。グレイは一時止まったが何も言わずに去って行った。
心地良い海風が久しぶりに吹いていた。
「…ハイネさん、必ず見つけ出します」
ヴェルザはそう呟いた。
グレイは1人 艦の降り口ゲート付近のベンチに座り海を見ていた。
「団長…私は…貴方が居ないと気が気じゃなくなる…」
グレイの脳裏に期の記憶が浮かんだ。
「…」
艦放送が響いた。
「本土の大阪港に到著致しました。これより降り口ゲートを開きます」
それぞれの道を歩き出した。
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8 121【書籍化作品】自宅にダンジョンが出來た。
【書籍化決定!】BKブックス様より『自宅にダンジョンが出來た。』が2019年11月5日から書籍化され発売中です。 西暦2018年、世界中に空想上の産物と思われていたダンジョンが突如出現した。各國は、その対応に追われることになり多くの法が制定されることになる。それから5年後の西暦2023年、コールセンターで勤めていた山岸(やまぎし)直人(なおと)41歳は、派遣元企業の業務停止命令の煽りを受けて無職になる。中年で再就職が中々決まらない山岸は、自宅の仕事機の引き出しを開けたところで、異変に気が付く。なんと仕事機の引き出しの中はミニチュアダンジョンと化していたのだ! 人差し指で押すだけで! ミニチュアの魔物を倒すだけでレベルが上がる! だが、そのダンジョンには欠點が存在していた。それは何のドロップもなかったのだ! 失望する山岸であったが、レベルが上がるならレベルを最大限まで上げてから他のダンジョンで稼げばいいじゃないか! と考え行動を移していく。 ※この作品はフィクションです。実在の人物・団體・事件などにはいっさい関係ありません 小説家になろう 日間ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 週間ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 月間ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 四半期ジャンル別 ローファンタジー部門 1位獲得! 小説家になろう 年間ジャンル別 ローファンタジー部門 7位獲得! 小説家になろう 総合日間 1位獲得! 小説家になろう 総合週間 3位獲得!
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