《BLOOD HERO'S》episode2 #2「志村蔵之介」
「さて、自己紹介も終わったし本題にるけど、君はスフィア(ココ)を捜してたんだって?」
志村は柑菜が持ってきた椅子に座り話を聞いてきた。
「いや捜してたというか何というか…」
「そうか、記憶がまだ戻って無いんだっけ?じゃあもう1つ聞くけど…」
するとさっきまで笑顔で話していた志村が急に真顔になった。
「君は能力を使える見たいだけど、それは本當かな?」
「えっ?」
炎は一瞬志村の質問の意味が分からなかった。
「言っただろう、々柑菜から聞いてるって。君が能力を行使したのは知ってるけど、君がそれを覚えてるのか覚えてないのかを知りたいんだ」
(能力を行使?)
炎はふと思い返してみる。河原で男(緑茶の怪)と會った所はハッキリと思い出したが、そこから先は不鮮明だった。
「…よく覚えてないんですけど、右腕に何か黒くて大きなものをにつけていたのは覚えてます。でもそこから先は…」
正直な事を志村に話した炎。
「んーそうか、途中からは記憶に無いと?」
志村が聞き返してきたので炎は黙って頷いた。
「炎君、私達の仕事は異能力を使える人間・を確保・捕獲し保護するのが役目なんだ」
志村は自分達の事を話してくれた。
「だが、格や能力によっては殺さなければいけないんだ!」
「!!それって…」
イキナリの発言に炎はつい驚いてしまった。
「まあそういうケースはかなり稀だから可能は低いと思うけど、君の狀況は記憶が無いという事もあって今判斷を下すには難しい所なんだ。だから君には今からテストをして貰いたいんだ!」
「テスト?」
志村の言葉に首を傾げる炎。志村は付け加える様に言った。
「コレは極めて重要な事だから拒否権は與えられない。取り敢えず今から1時間後に始めるからもうし休んでおいてくれ」
そう言い殘すと志村は部屋を後にした。
「テストって一何するんだろう?」
「さあね、あの人基本気まぐれで事を決めるタイプだから」
1人で呟いてはずが部屋に殘っていた柑菜に聞かれてしまっていた。
「まあせいぜい殺されない様に頑張る事ね!そんじゃ」
そう言うと柑菜も部屋を後にした。
1人になった炎はまた橫になり自分の右腕を見た。
「俺の能力って何なんだ?」
あの時何が起きたのか自分でもハッキリ覚えていなかった。ただ自分の右腕に違和を覚えている事だけはじた。
---そして1時間が経った。
僕はまた、あの鈴の音を聞く
皆さまの評価がモチベーションへとつながりますので、この作品が、少しでも気になった方は是非、高評価をお願いします。 また、作者が実力不足な為おかしな點がいくつもあるかと思われます。ご気づきの際は、是非コメントでのご指摘よろしくお願い致します。 《以下、あらすじです↓》 目を覚ますと、真っ白な天井があった。 橫には點滴がつけられていたことから、病院であることを理解したが、自分の記憶がない。 自分に関する記憶のみがないのだ。 自分が歩んできた人生そのものが抜け落ちたような感じ。 不安や、虛無感を感じながら、僕は狀況を把握するためにベットから降りた。 ーチリン、チリン その時、どこからか鈴が鳴る音が聞こえた。
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