《BLOOD HERO'S》episode2 #3「炎VS柑菜」
柑菜に案された場所は真っ白の壁で覆われた大きな部屋だった。
部屋の真ん中には志村ともう1人男の人が立っていた。
「やあやあ、十分休息はとれたかい?」
またも笑顔で話しかけてくる志村。
「テストって一何するんですか?」
炎はずっとその事が気になって志村に問いかけた。
「まあそう焦らないで!まず先に彼を紹介しておこう!」
すると志村は一緒にいた男の話から始めた。
「彼は細谷ほそや 貴文たかふみ!私達と同じスフィアの一員だ!ちょうど彼非番だったから一緒に観て貰おうと思って紹介がてら連れて來たんだ。それじゃあ細谷君!簡単にでイイから挨拶よろしく~☆」
志村はテンション高めで紹介してくれたが細谷という男は冷靜でいた。
「細谷 貴文だ!お前とはこの時間だけしか會う事は無いだろうがよろしく!」
「は、はあ…」
細谷は炎を睨みつけ挨拶も冷たい言い方ですませた。
「ゴメンね~炎君、恐がらせる様な言い方しちゃって!彼、恥ずかしがり屋で素直じゃない所があるから」
志村はそう言ったが細谷は一蹴する様に言い返した。
「違いますから!俺はただ本當の事を言ったまでです!コイツが危険だと判斷されればそく即処刑、危険で無ければ監察署送り!今後會う事は萬に一といったところでしょう」
「ちょっと待って下さい!!それって本當何ですか?」
唐突の発言に炎は志村に問い詰めた。
「殘念だかそれが妥當だろうね。さっきも言ったと思うけど君に拒否権は無い!ココで抵抗するならその場で処刑だ!それよりかは監察署にいた方がまだ自分の為だと私は思うよ」
「っ!!」
志村の顔は真顔だった。噓では無いということだろう。
まさかの殘酷な現実を突きつけられた炎。
(なら俺は一何の為にココまできたんだよ!!)
歯をくいしばる事しか炎には出來なかった。
「それじゃあテストを始めさせて貰うよ!」
さっきまで真顔で話していた志村は一変してテンション高めで仕切りだした。
「テストの容は実にシンプル!!君はコレから柑菜と対戦して貰う!」
「ハア??」
炎ではなく柑菜の方が驚いた顔していた。
「局長、そんな話聞いて無いんですけど!!」
「そりゃあそうだよ!今さっきクジ決めたんだもん☆」
柑菜の問いかけに和かに返す志村。
「なっ!!」
柑菜の顔は完全に引きつっていた。
「後、お互い殺し合うつもりでやってね☆」
謎の決めポーズを決めた志村は細谷と一緒に部屋を出た。
そして俺は柑菜と1対1で闘うことになったのだ!
【コミカライズ&書籍化(2巻7月発売)】【WEB版】婚約破棄され家を追われた少女の手を取り、天才魔術師は優雅に跪く(コミカライズ版:義妹に婚約者を奪われた落ちこぼれ令嬢は、天才魔術師に溺愛される)
***マンガがうがうコミカライズ原作大賞で銀賞&特別賞を受賞し、コミカライズと書籍化が決定しました! オザイ先生によるコミカライズが、マンガがうがうアプリにて2022年1月20日より配信中、2022年5月10日よりコミック第1巻発売中です。また、雙葉社Mノベルスf様から、1巻目書籍が2022年1月14日より、2巻目書籍が2022年7月8日より発売中です。いずれもイラストはみつなり都先生です!詳細は活動報告にて*** イリスは、生まれた時から落ちこぼれだった。魔術士の家系に生まれれば通常備わるはずの魔法の屬性が、生まれ落ちた時に認められなかったのだ。 王國の5魔術師団のうち1つを束ねていた魔術師団長の長女にもかかわらず、魔法の使えないイリスは、後妻に入った義母から冷たい仕打ちを受けており、その仕打ちは次第にエスカレートして、まるで侍女同然に扱われていた。 そんなイリスに、騎士のケンドールとの婚約話が持ち上がる。騎士団でもぱっとしない一兵に過ぎなかったケンドールからの婚約の申し出に、これ幸いと押し付けるようにイリスを婚約させた義母だったけれど、ケンドールはその後目覚ましい活躍を見せ、異例の速さで副騎士団長まで昇進した。義母の溺愛する、美しい妹のヘレナは、そんなケンドールをイリスから奪おうと彼に近付く。ケンドールは、イリスに向かって冷たく婚約破棄を言い放ち、ヘレナとの婚約を告げるのだった。 家を追われたイリスは、家で身に付けた侍女としてのスキルを活かして、侍女として、とある高名な魔術士の家で働き始める。「魔術士の落ちこぼれの娘として生きるより、普通の侍女として穏やかに生きる方が幸せだわ」そう思って侍女としての生活を満喫し出したイリスだったけれど、その家の主人である超絶美形の天才魔術士に、どうやら気に入られてしまったようで……。 王道のハッピーエンドのラブストーリーです。本編完結済です。後日談を追加しております。 また、恐縮ですが、感想受付を一旦停止させていただいています。 ***2021年6月30日と7月1日の日間総合ランキング/日間異世界戀愛ジャンルランキングで1位に、7月6日の週間総合ランキングで1位に、7月22日–28日の月間異世界戀愛ランキングで3位、7月29日に2位になりました。読んでくださっている皆様、本當にありがとうございます!***
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【2022年6月1日 本作が角川スニーカー文庫様より冬頃発売決定です!!】 「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」 「わ――わのどごばまねんだすか!?」 巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』の新米お茶汲み冒険者レジーナ・マイルズは、先輩であった中堅魔導士オーリン・ジョナゴールドがクビを言い渡される現場に遭遇する。 原因はオーリンの酷い訛り――何年経っても取れない訛り言葉では他の冒険者と意思疎通が取れず、パーティを危険に曬しかねないとのギルドマスター判斷だった。追放されることとなったオーリンは絶望し、意気消沈してイーストウィンドを出ていく。だがこの突然の追放劇の裏には、美貌のギルドマスター・マティルダの、なにか深い目論見があるようだった。 その後、ギルマス直々にオーリンへの隨行を命じられたレジーナは、クズスキルと言われていた【通訳】のスキルで、王都で唯一オーリンと意思疎通のできる人間となる。追放されたことを恨みに思い、腐って捨て鉢になるオーリンを必死になだめて勵ましているうちに、レジーナたちは同じイーストウィンドに所屬する評判の悪いS級冒険者・ヴァロンに絡まれてしまう。 小競り合いから激昂したヴァロンがレジーナを毆りつけようとした、その瞬間。 「【拒絶(マネ)】――」 オーリンの魔法が発動し、S級冒険者であるヴァロンを圧倒し始める。それは凄まじい研鑽を積んだ大魔導士でなければ扱うことの出來ない絶技・無詠唱魔法だった。何が起こっているの? この人は一體――!? 驚いているレジーナの前で、オーリンの非常識的かつ超人的な魔法が次々と炸裂し始めて――。 「アオモリの星コさなる」と心に決めて仮想世界アオモリから都會に出てきた、ズーズー弁丸出しで何言ってるかわからない田舎者青年魔導士と、クズスキル【通訳】で彼のパートナー兼通訳を務める都會系新米回復術士の、ギルドを追い出されてから始まるノレソレ痛快なみちのく冒険ファンタジー。
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