《BLOOD HERO'S》episode3 #1「新米隊員・黒崎炎」
テストに何とか合格を貰った炎は今日から新米隊員としてスフィアに勤めることになった。
炎は早速オフィスへと向かって行った。
部屋から真っ直ぐ行きエレベーターを使って5階のボタンを押した。
(今日から俺もみんなと一緒に闘わないといけなくなったけど、俺何かが勤まるのか?)
炎は心の中で思っていた。まだししか扱い慣れていない自分にそんなことさせてもいいのか?と。
そんなことを考えていたらエレベーターは5階に到著しドアが開いた。
ドアが開くとそこは大きな部屋があり機が幾つか並べられてパソコンやら雑誌やらがあちこちに置いてあった。
そして1番奧にはデカめの機と大きなモニターが3つ程置いてあった。
炎は迷わず奧の機に向かって行った。
「おはようございます!」
そこには志村がふかふかの椅子に背もたれした狀態で座っていた。
炎はすぐに志村に挨拶した。
「ああ、おはよう炎君!昨日はグッスリ眠れたかい?」
「ええ、おかげさまで…」
「そうか、取り敢えず今日は皆に挨拶してそれから君は記憶を失くして今のこの社會の現狀を知らないだろうから々教えておかないとね」
たわいもない會話を済ませると志村から今日の日程を聞いてから2人でオフィスを出て行った。
そして3階に降り広いフロアに出ると他の隊員達が集まっていた。そこには柑菜や細谷もいた。
(他にも知らない人もいるな)
全を見ると數人は初見知りの人達もいた。
そして皆の前に立った志村と炎。
「やあやあ、皆おっはよ~☆今日も元気一杯かな~?」
朝からテンションの高い志村に対して全員黙っている。
「今日は皆にハッピーなお知らせを屆けにキタヨ~!何と今日から新しい仲間が増えたのだ!!紹介しよう、黒崎炎君で~す☆」
すると志村は両手を炎の所に広げて紹介した。
「ささ、炎君!自己紹介して」
志村はひそひそ聲で炎に言った。炎は小さく頷いた。
「く、黒崎炎です!今日からよろしくお願いします!」
短く紹介を終えると頭を下げた。
「どうやら張しちゃってる様だね~!まあ皆、仲良くしてあげてね♪それじゃ、解散!」
そう言うと全員その場を後にしエレベーターに向かって行った。炎と志村だけがその場に殘っていた。
「いつも朝禮してるんですか?」
「イヤ、今日は君を紹介しとかないといけなかったから皆に集まって貰ったんだ!通常はすぐに仕事にって貰ってるから明日からは皆が集まる事はしばらくなさそうだね。それじゃ、私達もそろそろ行こうか!」
「は、ハイ!」
そうしてし遅れて2人もその場を後にした。
高校生男子による怪異探訪
學校內でも生粋のモテ男である三人と行動を共にする『俺』。接點など同じクラスに所屬しているくらいしかない四人が連む訳は、地元に流れる不可思議な『噂』、その共同探訪であった--。 微ホラーです。ホラーを目指しましたがあんまり怖くないです。戀愛要素の方が強いかもしれません。章毎に獨立した形式で話を投稿していこうと思っていますので、どうかよろしくお願いします。 〇各章のざっとしたあらすじ 《序章.桜》高校生四人組は咲かない桜の噂を耳にしてその検証に乗り出した 《一章.縁切り》美少女から告白を受けた主人公。そんな彼に剃刀レターが屆く 《二章.凍雨》過去話。異常に長い雨が街に降り続く 《三章.河童》美樹本からの頼みで彼の手伝いをすることに。市內で目撃された河童の調査を行う 《四章.七不思議》オカ研からの要請により自校の七不思議を調査することになる。大所帯で夜の校舎を彷徨く 《五章.夏祭り》夏休みの合間の登校日。久しぶりにクラスメートとも顔を合わせる中、檜山がどうにも元気がない。折しも、地元では毎年恒例の夏祭りが開催されようとしていた 《六章.鬼》長い夏休みも終わり新學期が始まった。殘暑も厳しい最中にまた不可思議な噂が流れる 《七章.黃昏時》季節も秋を迎え、月末には文化祭が開催される。例年にない活気に満ちる文化祭で主人公も忙しくクラスの出し物を手伝うが…… 《八章.コックリさん》怒濤の忙しさに見舞われた文化祭も無事に終わりを迎えた。校內には祭りの終わりの寂しさを紛らわせるように新たな流れが生まれていた 《九章.流言飛語》気まずさを抱えながらも楽しく終わった修學旅行。數日振りに戻ってきた校內ではまた新たな騒ぎが起きており、永野は自分の意思に関係なくその騒動に巻き込まれていく 《最終章.古戸萩》校內を席巻した騒動も鎮まり、またいつものような平和な日常が帰ってきたのだと思われたが……。一人沈黙を貫く友人のために奔走する ※一話4000~6000字くらいで投稿していますが、話を切りよくさせたいので短かったり長かったりすることがあります。 ※章の進みによりキーワードが追加されることがあります。R15と殘酷な描寫は保険で入れています。
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