《BLOOD HERO'S》episode6 #16「涼子の推測」
 「えっ?分かったの?」
 炎は涼子に問いかけると涼子は「うん」と言って頷いて話始めた。
 「前にこんな事件があったの」
 ---涼子が話した事件とは1年前のこと。1人の男が炎をる能力を使って悪事を働いていた。しかしその男はあっさりと捕まったが事件はこれで終わりではなかった。
 捕まった男は能力者ではなかったのだ。
 「?どういうことだ?」
 炎は當然の疑問を涼子に投げかけた。涼子はその疑問に答えるかたちで話を続けた。
 「捕まった當人の話だと能力を與えてくれた人がいたみたいなの」
 「能力を與える?」
 ---捕まった男は取り調べに対しそう自供したが最初は皆信じ難かった。しかし監察署員の1人に噓を見抜く能力者がおりその人に調べさせたところ、男の話が事実である事が判明した。
 その後、男から能力を與えたという男の名前を聞き出し後日、その男を捕え同じように取り調べしたところ男はその話を否定していたが噓をついていることが判明した。
 「どうやらその男の人の能力は他者に炎の能力を與えるだけで自分自は炎の能力は使えないみたいだったの」
 「そんな能力が…ッ!?っていうことは…」
 涼子の話を聞いていると炎は涼子の言いたいことを理解した。
 「私の考えが正しければあのおじいさんの能力は、強化系の能力を與える能力」
 涼子は1年前の事件を覚えていたから導き出せた答えだった。その事件を知らない炎にとっては考えつかないことだった。
 「その解答は半分正解、といったところでしょうか」
 「ッ!?」
 2人が話している最中、何処からか指道の聲が聞こえてくる。2人は慌てて周囲を警戒するが木々が生い茂っていて指道達の姿が見當たらない。
 「ッ!?涼子ちゃん!危ない!!」
 周囲を見渡していたその時、涼子の背後に向かって何か小さなが飛んでくる瞬間を炎が視界に捉えた。
 「い立て、我が闘よ!」
 すると反的に黒龍刃を出し涼子に向かって飛んできたを上空に打ち上げるように弾き返した。
 「炎君?!大丈夫?」
 「うん大丈夫だよ。これは…フォーク?」
 弾き返した後、ようやく涼子が事態に気づき炎の方に振り返り聲をかけた。炎は平靜に返事を返し弾き返したが地面に突き刺さるところを目撃した。炎がそれを確認すると食事用のシルバーフォークであることが判明した。
 「お見事。経験による推測といい今の反応といい流石能力者対策のエキスパート。服いたします」
 2人がフォークに目を取られているといつのまにか指道達が2人のある程度の距離を置きながら周囲を囲っていた。そして指道は他の人よりも2、3歩前に歩み出てきて喋り始めた。
 「ですが私の能力はし違いますね。もしよろしければお話いたしましょう。私の能力『エンヒュースメント』を」
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