《Crowd Die Game》デスゲームにて、「絶死の剣士・Gizel」より
「なん……だよ……このゲーム……」
俺は森の中にいた。
とても深い森だった。
そしてその森の中では………デスゲーム、「Crowd(群衆の意)」が行われていた。
人がひとり死ぬ度に、その人の擔當とする土地が上がる。
自分が死ねばほかの人も死ぬ、そんな神の恐怖に陥っていた。ほかの人は……だが。
俺はそんな恐怖はなかった。
ただ………大切な人が死んでいく恐怖だけ……それだけだった。
そして、運神経が全くなかった俺は、そのゲームで………二つ名持ちの凄腕剣士となった。
【電子書籍化】婚約破棄のため冷酷騎士に決闘を挑んでみましたが、溺愛されるとか誰か予想できました?
ミーティアノベルス様より9月15日電子書籍配信。読みやすく加筆修正して、電子書籍限定番外編も3本書きました。 年頃になり、私、リアスティアにも婚約者が決まった。親が決めた婚約者、お相手は貧乏伯爵家の私には不釣り合いな、侯爵家次男の若き騎士。親には決して逃すなと厳命されている優良物件だ。 しかし、現在私は友人たちに憐れみの目を向けられている。婚約者は、冷酷騎士として名を馳せるお方なのだ。 もう、何回かお會いしたけれど、婚約者のお茶會ですら、私のことを冷たく見據えるばかりで一向に距離が縮まる様子なし。 「あっ、あの。ゼフィー様?」 「……なんだ」 わぁ。やっぱり無理ぃ……。鋼メンタルとか言われる私ですら、會話が続かない。 こうなったら、嫌われて婚約破棄してもらおう! 私は、そんな安易な考えで冷酷騎士に決闘を挑むのだった。 ◇ 電子書籍配信記念SS投稿しました
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