《こんな俺でもをする》過去の英雄

あの後、隣にいたの子の迎えの車が來て、乗っていけと言われたのでお言葉に甘えて今車の中にいる。

「自己紹介がまだでしたね。私は飛龍 舞、舞と呼んでください」

「あ、私は天城 鈴。呼びやすい呼び方でいいですよ」

自己紹介が終わった後、その車には靜寂が漂っていた。

だが、その靜寂を切ったのは運転手さんだった。

「もうそろそろで本部に著きますので下車の準備を」

その言葉から約30分経って東京の中央エリアにいた。

「えっとー此処は」

私は大きなビルを目の前にして目をパチクリさして疑問を舞に問いかけた。

「ここは警視庁ですが?」

「何で私連れてこられてるの?」

「疑問を疑問で返しましたか…ま、中にらないと始まりませんし」

舞はそう言い自ドアに向かって歩いて行った。

中にると中央に付、左右にエレベーター。上の階には吹き抜けと言った豪華な構造になっていた。

初めてこんな所に來たから初めて都會に來たじに周りを見渡していたら舞が左側のエレベーターに歩いて行った。

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「離れないでくださいね」

ピンポーンと言うじの音がしてドアが開いた。そこの階の表示を見ると地下3階と書いてあった。

「で、ここは何処なんですか?」

もう一度、舞に問うとくるりと回転して此処の名前を言おうとした時「あ!」と一言言うと左から來たダンボールに當たった。

「ご、ごめんなさい」

「こっちこそ、ごめんねー。前見えてなくて。ありゃ?見ない顔だね?」

「あ、先輩たちですか。この子は零との接點が、ある子なんで連れて來ました」

舞がこっちに戻って來て私の橫に並んだ時に肩をぽんぽんと叩いた。

「へー。上司に許可もなくねー」

さっき話していた男の人が苦笑いをしていると後ろから紙袋をいっぱい持っている、黒髪でサイドにはピョコンと跳ねている寢癖のようなものと天辺にはアホがちょこんとある。その髪と同じぐらい綺麗な瞳を細くして舞を睨んでいるひとがいた。

「げ!桜木先輩、すいませんでした」

「謝るのはいいことだけど、げってなんだい?あとで僕のところまで來るように」

え?この人…僕って…

そんな事は置いといて困った。話に乗り遅れた。

「あ、ごめんね。舞が無理やり。僕は桜木 奏」

「いえいえ。危ないところを助けてくれたんで。私は天城 鈴です」

「おっと、これは俺も名乗るべきなの?」

「名乗るべきだよ、椿」

「えっとー、三日月 椿です。気軽く椿って呼んでね。君付けだと振り向かないからな」

「じゃー、さん付けでいいですか?」

私が言うと椿さんは縦に首を振ってくれた。

その後、私と舞は椿さんと奏さんと別れて防音室にっていった。

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俺と奏は鈴ちゃん達と別れた後オフィスに向かった。

「瑞希さんりますよー。って寢てるし」

如月 瑞希。このの人は俺の上司であり々と救ってくれた人だ。

「およ?椿くん戻ったのね。そのダンボールは作戦のやつ?」

「そうですよ。頼んだを忘れないでください」

手に持っていたダンボールを奧の部屋に置いて來てソファーに腰をかけていたら奏が前のソファーにお茶を持って腰をかけた。

「椿、あの子と會ったときなんか懐かしくじたでしょ?」

「なんでそう思う?」

「何年、椿の彼やってると思うの?」

奏はしあるをえっへんと言わんばかりに張っていた。その行に効果音をつけるとポヨヨーンだな。

「プライベートなら良いけど職場では辭めてもらえる?」

「あ、ごめんなさい」

瑞希さんがさっき俺が置いた作戦用の資料を手にあくびをしながら席に戻ってきた。

「で、椿。何かあの子と関係あったの?」

「まぁー、あの子は俺の親戚の白と同い年でしかも同じ學校だった子だからあっち側は知らないけど俺は顔を見た事があっただけだよ」

後はしだけ違和があった事…と思ったがその事は言わないでの奧にしまった。

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「ごめんねー、長い時間つき合わせちゃってー」

「大丈夫だよー、でさー此処ってなんなの?」

「それは、俺が答えるよ」

「あ、先輩」

私達が防音室から出てきて來た道を戻っていっている時に橫の扉から椿さんが出てきた。

「ここは、『能力者制圧科零式 通稱《ゼロ》』上の階が『能力者確保科壱式 通稱《ワン》』だよ。零とかの事とかわ関係ないけどね。後小さい頃だから忘れてるかもだけど、白…覚えてる?」

その名前が出てきてなんでその名前を知っているか分からないけど縦に頷いた。

「じゃー、良かった。俺、白の親戚なんだ!あいつ元気にしてる?」

「あ、はい。元気過ぎてますよ」

「それは、よかった。後、話があるからついてきてもらえるかな?」

「いいですけど?」

私は椿さんの後について行った。

し歩くと至る所に機械が置いてあってザ研究室みたいな所に來た。

「えっとー、此処は?」

「君は、零じゃない人格の信とやらを救いたいんでしょ?」

「え…」

私は信君の事は一切喋っていないし、舞も椿さん達に言う暇もなかった。じゃーなんで。

「疑問に思うのは仕方ない、何で信の事を知ってるかって」

椿さんは私に喋りかけてきているのにこちらに顔を向けずに大モニターの方に顔を向けていた。

「何で知ってるんですか!?」

「それは、【全てを握る人だから】だよ。君は昔の英雄って知っているかい?」

「はい、四年前能力者から日本を守ったと言われている人。大半はデマや都市伝説と聞きました」

椿さんはその事を聞くとし頷いた。

「じゃー、その都市伝説の容は?」

「赤紫の炎の羽が4枚だったり6枚になるって言うじです。ですが、そんな能力者は絶対に存在しません」

「でもね、鈴ちゃん世界ってのは広くて狹いものなんだよ」

そう言うと一つの扉にっていた。その後ろに付いて行くと目が痛くなるほどの真っ白の部屋にでた。

「能力者ってのは、反対する人の方が多いんだ。それは知っているでしょ?」

私はその質問に縦に首を振った。椿さんは話を続けた。

「だけど、近年ではあまり批判の聲は聞かなくなった。それは、その英雄がその事件を解決して印象をよくしたから」

「ですが、都市伝説がそんな事をやれるわけがない」

「話は変わるが、能力者には二種類ある。君達みたいに産まれてから元々ある能力、もう一つは代々け継がれる能力。だが、イレギュラーもある、その代表が信だ。信は零と同じなのに二つの能力が存在する。それは何でだと思う?」

その問いに私は考えたがあまり頭が回らず答えることができなかった。

「答えは、二つの人格があるから。君達は一つの人格で一つと考えた方がいいと思う。だが、ここでまたイレギュラーが発生する。け継がれる能力と元々ある能力が重なった時どちらが優先されるか…それは、どちらもだ」

そう言い椿さんは一歩前へ出て零の様にんだ。

「『破眼』『エンペラーアイ』」

そうぶと椿さんの周りに赤紫の粒子と真っ赤な粒子が散った。その粒子が発して一瞬目の前が見えなくなった。

數秒経ち目を開くとそこには、都市伝説と言われていた赤紫の炎の羽が生えていた。

「一つ言おう、信を救いたいと思うんだったら俺に勝つ事だな。元々あの『鬼眼』は俺のDNAがってるからな」

「何で、椿さんがその能力を?」

「何でって、俺もイレギュラーでし昔の『英雄』だからだよ」

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