《こんな俺でもをする》黒い鬼
《スサノオ》の中から出てきて數時間が経った。
起きてから、をあっちこっち調べたが表面的には一箇所以外何にもなかった。その一箇所と言うのが両肩に白の紋章がっていた所だ。
數値的には倒れる前の私より100倍跳ね上がっていた。
時間は、倒れた時から3日が経ってもう夕日が傾いていて夕食の時間にさしかかっていた。
「こんな數値は椿さんに聞かないと分かんないなー」
看護師さんは、カーテンの向こうで獨り言を呟いていた。
案の定、その後に椿さんが私の所にきて一言だけ言って戻っていった。その一言が、
「これで鍵が揃ったから、そろそろくよ」
と。多分、明日か分からないが作戦が決行されるんだろう。
待って、私作戦とか聞かされてないから分かんないだ…明日にでも聞いてみるか。
昨日は、家には戻らずに治療室のベッドで寢ていった。
朝起きても、両肩の紋章は消えずに殘っていた。これがスサノウの力の証なんだろう。
椿さんに會いに行くために治療室を出て行くと曲がり角で舞に會った。
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「あ、鈴!、大丈夫?」
「うん、お様で。この通り」
私はガッツポーズをとったり激しくいて治ったことを見して、椿さんのところに向かおうとしたら舞も一緒の方向に歩いてきた。
「何処行くの?」
「私は椿さんのところだよー、鈴は?」
「私もだよ。椿さんに作戦のこと聞きたいから」
「あー、よかった。呼びに行こうと思ってたんだー」
その後、椿さんのところに著くまでこれまでにあった事などを雑談しながら歩いていった。
作戦室に著くと控えめに扉を開けた。
「あ、來たか」
「はい、鈴も來てますよ」
椿さんは軽く頷きモニターに目を戻した。
「多分、聞いたと思うけど話をまとめてくね」
「それは、信の事ですよね?」
「勿の論、この5日間の行を監視カメラとかとかで監視してたやつだね」
そう言うと部屋が暗くなって、モニターが降りて來た。
それをみると信が朝早くからランニングしたりお晝頃、宅急便の人と笑いながら荷をけ取っていたり…何かギャップがある。
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夜になると、あの時の信と同じ様な姿になって夜の街に出て行った。
カメラの映像は途切れていた。
「多分、信の粒子でやられちゃって途切れたね」
椿さんが部屋の電気をつけてからモニターをしまった。
「さて、あと2人も到著した様だし。自己紹介をしてから今日の夜、調整とか含めて仕事行こ、作戦は明日からだ」
そう言うと、ってきた扉が開いた。
「ようこそ、お呼びいただいてありがたいです。椿さん」
「堅苦しいのはやめてくれ。そこに腰掛けといて」
椿さんが言うと私達と向き合う様にそのってきた人達は座った。
「じゃー、自己紹介を…」
「あ、じゃー、自分からやらしてもらいます。自分は、澪咲 浜」
「で、私が神峰 凜」
向こう側の中で同じ名前の人がいたことに驚いていると、舞が自己紹介し始めた。
「私は、飛龍 舞です」
「私は、天城 鈴です。よろしくお願いします」
「お、凜。同じ名前だな」
浜さんは、そのことに笑っていると凜さんが耳を引っ張っていた。
「同じだけど、私の方が年上です」
「まぁー、々負けてるけどな」
浜さんが、の子に言っちゃダメな事を言って凜さんに作戦室から出されていったが、すぐに鈍い音が聞こえてスッキリした顔で凜さんがってきた。
「おい、凜。浜に何やった…」
「お灸を據えただけですよー、そちらの鈴さんもよろしくお願いします」
「は、はい。よろしくお願いします」
「じゃー、今日の8時から仕事開始するから、それまで自由行!」
顔合わせで、この時間は終わった。
作戦室を出てから椿さんに呼び出されたからすぐそこの椅子に座って話をしていた。
「君の様子を見るに完全回復、それに派生能力が完全開花だな」
「でも、この力で信に対抗できるほどの完度じゃないんです」
「ほー、それは興味深いな」
その言葉に私は嫌な予がしたから、その予を確かめた。
「なんで、興味深いんですか?」
「いやね、本當は派生能力ってのはその人のに合った様に出來るんだけど、そおいったまだ力がうまく出せないのは、あんまり知らないんだ。だったら、仕事の前までにはしの力だけでもれる様になってもらいたいなー、って事でやるぞ戦闘」
やっぱり、嫌な予はあった。
また、ぶっ倒れるんじゃないかな?
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〔時刻は夜に〕
「それじゃー、仕事するよ。目標は、二天 悠だ。それじゃ各自持ち場について行開始」
指示をけてから午前、顔合わせをした人達は持ち場に向かった。私は、椿さんと一緒のところだから何かない限り仕事はない簡単に言うと見學だ。
「じゃー、鈴ちゃん行こうか」
椿さんが言うと私と奏さんは持ち場に向かった。
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「起きなさい、信。時間だぞ」
その言葉に憂鬱な気持ちを抱いて目を覚ました。
「もう夜か。仕事…するか」
ベッドの橫に置いておいたスマホに手をかけて研究所からのメールを見た。
「今回のターゲットは二天。能力は造形か」
「君ー、人を殺めるの慣れちゃったでしょ?」
「なんでそお言う、クロユリ」
「だってー、恐怖や罪悪がもう君からじ無いんだもん」
「そか、じゃ、いつも通りお願いな《鬼眼》」
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椿さんたちと目的地に著いた時に椿さんから指示が來た。
「俺たちは舞達のサポートだから、し待機」
「分かりました」
それから、30分経ってから舞さん達がき始めた。
「あっちがき始めたからこっちも行くよ」
奏さんが階段を上って行って、椿さんと私は外に出て行った。
外に出てから舞さん達に追いついたが、目標の近くには人質が居た。
「こいつらを解放してしかったら、 俺の要求に応じろ!」
「どうしてこんなになってんだ。舞、狀況説明」
「はい、今さっきまで落ち著いて居たのですが、興しだして今に至ります」
「分かった。ジョブチェンだ」
舞さんの話が終わると椿さんが前、舞さん達が後ろにいた。
「その要求を言ってみろ」
「逃走用の車と解放用の金だ!」
その事などを話したりして二天を落ち著かせ居たら、空から人影が見えてきた。
その人影が落ちてきた時は零が落ちるように羽が落ちるようだった。
「何者だ!」
舞さんが前へ出てきてその人影に問いかけた。
「よー、椿さん。No.2って言えばあんたはわかるよな?」
「あー、わかるぞ。凜達は後ろに下がってて」
その言葉と同時に此処の雰囲気が変わった。その雰囲気は信が《鬼神化》した時と同じだった。
「久しぶりだなー、二天 悠さんよ」
「お前はその名前を呼ぶな!お前が…お前が!」
「そんな昔のこと引きずってるとモテないぞー」
「は、ははは。あははは…殺してやる。ターゲットなんて関係ねー!」
「椿さん、この人は!?」
「信と似てるじのやつらって言えばなんとかなる」
その後、椿さんがそのNo.2と言う人と戦いつつ森雛を確保した。
だが、No.2との戦いは続いていた。
「はぁはぁ」
「そんなもんかよ。それでNo.2なんだろ〜、もうし楽しませてくれよー」
「うる、さい。殺してやる!」
No.2はそう言い右腕を上に掲げた。
「我に集い、そして姿を見せよ。幻雅」
《幻雅》と言うと信に集まった様に赤黒い粒子が集まってきた。
その粒子が集まり終わると姿が変わって居た。その姿は両腕、龍の様な鱗が生えて尾も生えていた。というか、完全に龍。
「もしかして、極みの書か?」
「何故、その名前を知っているかはどうでもいい。そうだ、極みの書・幻想の章。《幻雅》」
その極みの書と言うの説明をしているとまた、空から人影が降りてきた。
その姿は、見覚えがあった。
「No.2、此処で何をしているんだ?」
「な、No.1何故此処に!」
「俺のターゲットがそこに居るからだが?」
「チッ、慣らしのために仕事に來たのに本命登場かよ」
「もしかして、それって信の事ですか?」
「ああー、あのNo.1って奴だ」
そちらに目をやるとNo.2と話して居る姿が見えた。
だが、その話し合いの時にNo.2が後ずさって逃げようとした時に信があの時に持っていた黒い刀で心臓部を刺した。
刺された瞬間、No.2から赤黒い粒子が出て行って信に吸収されて行った。
「信!なんで仲間を殺したの!」
「あー、腰抜けの子貓ちゃんだー。だって使えない奴は排除するのが普通じゃない?」
その言葉に私は苛立ちを覚えた。その事に左手を握りしめて《スサノオ》を現化させる様に粒子を回した。
「此処で信のっこを切り裂く!」
その言葉と同時に利き手の左手に《スサノオ》と左腕に籠手を現化さした。
「へー、刀を出したってことは死ぬ覚悟が出來たのね。じゃー、クロユリやるぞ」
「はいはい」
何か聞こえ覚えのない聲が何処かともなく聞こえて來た。
その時、スサノウが驚いた様に聲をかけて來た。
「ク、クロユリ…鈴、気をつけてね」
「なんで?」
「あー、その聲はスサノウだー」
「クロユリ…鈴、クロユリは鬼眼の元の人。簡単に言うなら元祖の鬼。クロユリは私と正反対で人間のを糧にその人間の願いを葉える力。その別名【黒鬼】」
「さぁー、殺し合いを始めよう」
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