《こんな俺でもをする》縁切り

椿さん達は森雛を連れて後ろの建って行ってもらった。何故かって、それはこの勝負は私が撒いた種、だったら私が拾わないといけない。

「その蕾を咲かせてみせよう、鈴蘭華。來て《スサノオ》」

「その蕾を咲かせたまえ、百合の花。來い《ホムラ》」

私は、白の鞘にっている刀を。信は、黒の鞘にっているを。

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[遡って3時間前]

私の脳にスサノオの聲が聞こえてきた。

「え、どうなってるの、それ!?」

「やり方は、分からないんだけど。一つだけ忠告ね、《スサノオ》は現化できるけど鞘から抜くと耐えきれなかった分の粒子が放出するから戦うんだったら抜かないで戦ってね。鞘も鞘で一応切はしないけど刃らしきものは付いてるから、に當てれば何とかなる」

「ありがと、何かあったらよろしくね?」

「君が願えば何だって力になるさ」

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抜刀の構えとって見合ってるけど、スサノウの忠告通り行くとこのまま、鞘で一閃すれば良いんだよね。

そして、その場が異様な靜けさになった瞬間、信は走りながら抜刀をした。

私は、走り出さずにその場で信が切りかかってくるのを待ち構えていた。

信が中段から上段に上げて切りかかってきた時に《スサノオ》をかすらせて斜め上に弾いた。

「これで、しでも隙が出來れば…」

そんな一言を小さく呟いたが、その言葉は無意味で弾いた時に既に上段から振り下ろす構えができていて、このままじゃ確実にが半分になる。

「こんな所で死ねない。私は信を救うんだ!」

「“それが君の今のみかい?”」

私は聲に出さずに心の中で肯定した。

「それじゃー、私が力を貸して上げるよ」

その後に信が振った刀が服にあったがあって死んだと思ったが目を開けたら3メートル前にに飛んでいた。

「チッ、小賢しいな。かかってこいよ。死ぬ覚悟ができてるんだろ?」

「知らないよ!死ぬ覚悟が出來てるか出來てないなんて!人間皆、死ぬのは怖いんだよ!」

「何だよいきなり、気味悪い…」

「気味悪くて結構!私は今の君との縁を切る!」

そうすれば、この信に気がからず“殺せる”

「は、そうかよ。まぁー、今回は俺はターゲットさえ殺せれば何とでもなるからな。クロユリ」

「また、主は扱いが悪いぞ。じゃが、そお言うところも好きなんじゃがな?」

信がクロユリと言うと信の影から著をきたの子が出てきた。

「…クロユリ」

気がつけば、スサノウも私の隣に出てきた。

「スサノウ、クロユリとはどお言う関係なの?」

「私とクロユリは家系的には真逆の家系で鬼は鬼でも、神鬼と邪鬼に別れるんだけど私が神鬼、クロユリが邪鬼って訳で、噛み砕いて話すと敵同志的な何か」

「そんなこと言うでない。悲しいじゃないか。仕方なかろう我輩だって生きる為にやってるのだから」

「クロユリ、早くしてくんない?」

その言葉にクロユリは何かを思い出したみたいな様子で森雛の方へ近づいていった。

「主よ、こいつでよろしいか?」

信はその言葉に頷くとクロユリは森雛の腹部を突き刺した。

「何やって!」

「これは、仕事なの。だってぶっちゃけそこにいる英雄さんだって橫にいる人だって人を殺してきてるんだから変わりないじゃん?」

「だけど…何もやってない人はやらない…」

「さぁーな。もしかしたら殺してるかもよ?」

私はその言葉に吹っ切れて鞘のまま信の目の前を通るように刀を振った。

「スサノウ、今の信との縁を切って」

「わかったよ」

そこで私と信の間で糸の様な粒子が切れた。

「私は、今の信を殺して、救ってみせる」

その言葉と同時に鞘を抜いた。

「《スサノオ》よ、私に答えたまえ。全てを願う者の名は、天城 鈴と言う。私に宿れ!」

そお言うと隣にいたスサノウが微笑み私を後ろから抱きしめてきた。

「それがお主の願いで良いか?」

「良い!私の願いを聞いてほしい!」

「よかろう。その願い聞きけた」

その瞬間、白く暖かいものに包まれながら意識が途切れた。

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