…あぁ､俺はどうにかなってしまいそうだ｡

目の前のを見た瞬間理が吹っ飛び､に勢いよく飛びかかっていた｡

｢……………ｯｯｯ…！｣

の正が知りたい自分を､理を取り戻し制する＿＿＿＿＿＿＿事は不可能だった｡一心不に､倒れているを抱き上げ､全を見渡す｡

｢あ､ぁぁあｯｯ……！！｣

そこで俺が見たのは､

｢…これ…俺らの學校のセーラー服と同じ…ｯｯ…！｣

そのが著ていたのは､俺と刃月と同じ學校のセーラー服だった｡ということは､すぐ近所の生徒か………､

…もしくは､刃月か…！！

もし後者だったら､と思い､俺はの顔を見た｡

｢…く…ｯｯ……｣

の狀態は､かなり酷かった｡見ているこちらが痛くなってくる程､痛々しい傷跡｡躓いてしまったのか､り傷がやたら多い｡そして至る所からが滲んでいて､ふと自分の制服を見るとシャツにが點々と付いていた｡だが､そんな事を気にしている暇は俺には無い｡

俺はすぐさま､もしもの時のため持っていた(刃月がもし転んだりでもしたら大変だからな)救急セットを用意し､傷口を消毒して絆創膏をったり､傷口が酷い所は包帯を巻いたり止を急いだ｡

｢…ふぅ､こんなとこかな｡俺にしては上出來じゃん｣

…こんなに出來るなら､保健委員とかやっといたら良かったな｡と､今世紀最大のドヤ顔を浮かべるくらい､良く出來たと思う｡

そして､改めての顔を見つめる｡

＿＿＿すると｡

…ドクンｯｯ､ドクンｯ…！

｢……ｯｯｯ!!!!!!｣

また・・､さっきを見つけた時の激しい鼓が俺を襲った｡

｢何だよ…､なんなんだよ…ｯ…！｣

何故か､顔が火照ってきた｡刃月を見た時にじる､言葉では表せないような､しい＿＿…｡

…俺は､気付いてしまった｡

｢…俺…､まさか……ｯｯ…!!!｣