「....どうしてこうなった。」

 鏡の向こうのに呟く。

 巷を騒がせていた殺人鬼に出くわし、殺され、気が付いたら異能力者になっていた僕は何故か白皮癥のになっていた。

 「どうしたものか。」

 日常生活に支障をきたす、はた迷なオプション付きである。

  .......何とは言わないが微妙に重いんだよね。

 意外にあるから。

 このでは、まだまだ慣れていないことが多い。

例えば公衆トイレ。

 ....今もそうなのだが、子トイレにらなくてはいけない。

 別にトイレにそういう事をじる事はないが、正直言ってきつい。

 .....慣れるのか？これ。

 話は変わるが、先程、異能力の検査をけた。

 検査結果も出て、自分の異能についてもし分かった。

 まず、元の姿に戻るのは無理と言う事。

ここで立ち直るのに十五分かかった。

そして、能力は、蘇生の他にも、強化、それと［霊脈］の作が使えるらしい。

 霊脈と言うのは、自然の中や、生が持つ霊力を

流す、いわば、星の管みたいなものらしい。

なるほど、分からん。

 あと、［スキル］と言うものもあるらしい。

 スキルは、己の能力の能とは関係なく、特定の條件を満たしていれば、どのようなものでも會得

出來るらしい。

「......よく分からんけど、とりあえずアニメだな。」

 「隨分と長いトイレだったね。」

 「...すいません。いろいろと思うところがあったもんで。」

 「別に謝る必要は....まあいいか。」

杏子は、懐からカードを取り出した。

 「それは、異能力者登録証だよ。」

 「異能力者登録証？」

 「ああ。それには能力者の登録番號と、暫定階級

が記載されてる。」

なるほど。えーと、

 Ｓ－294    神崎 嶺夜 : 能力名［Astral beat α］

能力ランク:Ｓ               能力 : 星霊種

能力者 ランク:Ｃ      第三級異能力者

 質:虛無

 「....なんだこれ。」

 「こっちのセリフ。」

 杏子は深いため息をつくと、

 「あんた、一何なの。異能発現したてで、ランクＣ判定だし、おかしいとは思ってたけど、能力が星霊種って.....。」

 いや、んなこと言われても......

 「しかもステイタスが異常なことになってるし。

これは、思ってたより厄介なことになってるね。」

 「説明をお願いします。」

 「とりあえず、人間卒業おめでとう？」

 「何だそれ。」

 杏子は、コホン、と咳払いすると、こういった。

 「まず、星霊種って言うのは、能力の種類の

一つで理論的に世界に一しか存在しない第三

最強種。」

 「はっ...！？」

 最強種.....だと....！？

何だそれ。分からん。

 「とりあえず星霊の能力は人間じゃあ扱えないし

確かあんた、伝子が全て変してたよね。

と言う事は、あんたは人間から星霊にクラスチェンジしてると言える。」

 「えーと。」

 「つまり、今のその狀態がトゥルーフォルムって

事だね。」

 「止めを刺された。」

  マジ泣きすんぞ。

 「それと、この能力ランクは、能力者ランクとは違ってこれ以上ランクが上がらない。」

 「と言う事は、能力者ランクは上がると？」

 「そ。そして、質とは、その異能力者の本質を

表す。」

 「能力者の本質......？」

 「そう。まあ、これは、某野生を獲してそれを調教して、それを、同じ事をしている道行く

同業者のそれと殺し合わせてカツアゲするゲームの

の特と同じようなものとでも思って。」

 ポケ○ンだな。

 それはわかったが、どういう効果があるのだろう。

そもそも、虛無の質って何だよ。

いや、意味は分かっているけどね。

何と言うか、想像がしずらい。

 「虛無の効果ってどういう効果なのです？」

 「えーと、虛無は、神作が効かない。あとは

魅了(チャーム)が効かない。」

えっ、それってけっこう強くないですか？

神作や魅了はゲームなんかじゃあかなり厄介な

異常狀態だ。

それをかせるのであればかなり良いじゃないか。

 「けっこう良い能力なんですね。」

 「そうだね。それじゃあ異能に慣れるために闘技場に行こうか。と、言いたいんだけどその前に.....。」

杏子は、ほんのし間を開けると、

 「話がある。それも、かなり重要な。」