《シュプレヒコール》3 友

まぶたの外から赤いし込んだ。

ゆっくりと目を開ける。

蒸し蒸ししたじがして、し厚めの掛け布団をどけて上半を起こした。

攜帯を開くと3件の通知が來ていた。

「浩介か…」

    中嶋浩介なかじま こうすけ    中學時代からの友人で中學、高校、大學と同じところに通っている。

普段滅多に攜帯で連絡をしてこないあいつがどうしたと言うのだろう?

し戸いながらもトーク畫面を開く。

「聞いてくれ」

「母さんが死んだ。殺された」

「あいつらに」

"あいつら"  その言葉にが痛む。

また人が死んだ。殺された。

浩介の母は人気のブロガーで、半年ほど前から、政府に対する批判を含めた文を投稿していた。

殺されてしまうと知っていても、反論するものは絶えない。それが今、我々のできる最大限の攻防だからだ。

明後日の夜まで用事があって忙しく、會う事ができなそうだ。

「明後日行くから、待ってろよ。」

そう連絡した。

3日後

その日の講義が終わり、急いで浩介の家に向かった。

家に著くと中に明かりが見える。

鍵は空いていた。

靜かにドアを開けて小聲でお邪魔しますと言って、2階の浩介の部屋に向かった。

靜かにノックをした。

ギギギとドアが開く。そこには目の下が赤くなりし痩せている浩介が立っていた。

その瞬間、浩介は僕に抱きついてきた。

肩を大きく震わせ膝から崩れ落ちる。

僕は浩介の頭をゆっくりとでた。

「俊…あのさ…」

あれからどれくらいの時間が経っただろう?気づけば2人で床に寢そべっていた。

「お前…なんか準備…してるとか…言ってたよな…」

「あぁ…いつかこの世界をひっくり返すんだ。」

浩介はし間をとって話し始めた。

「俺にも…協力させてくれ!」

「俺は!こんな…世界に負けない!」

「浩介……あぁ!もちろんだ!」

「これで3人だな。」

「え?俊?もう1人誰だよ?」

「あ、なんか掲示板で知り合った。」

「どんなヤツ?」

「同い年の

「マジ?會った?可かった?」

「…まぁ…それなりに?」

「ひゅー!お熱いことで!」

「そんなんじゃねえ!」

「俊…時間。」

「あ。」

時計を見ると12時を回っていた。

「やべ!僕帰るわ!」

「うん…じゃーな!また計畫立てようぜ!」

「おうよ」

急ぎ足で浩介の家を後にした。

空を見るといつになく星が綺麗だった。

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