《エルフさんが通ります》一応魔神ですし
世の中のバカには様々なバカがいると私は旅に出てから気づきます。
一つは考えすぎてきが取れなくなるバカ。
そしてもう一つは何も考えていないバカです。
そしてベシュはというとそのどちらでもなく考えているけどき出すとそれを忘れるバカです。
しかし、これは一番面倒なんですよねぇ。
「うらぁぁぁぁぁ!」
防を捨てたベシュが 巨大を討つ剣ヴァングラミーを振り回しながら私へと迫ってきます。
私も右手の魔力剣で切り返しますがやはり 巨大を討つ剣ヴァングラミーは私の魔力剣を僅かに散らし、力づくで刃を私に通そうとしてきます。
このバカはバカのくせに勘とかで選んだものが大正解を選びやがりますからね。
現に今の防を捨てた攻撃に私はしばかりの焦りをじています。
退屈を塗りつぶす刺激カーニバルが私と同化型の魔剣となったことで私は本來の戦い方、遠距離からの攻撃の威力が格段に上がりました。しかし、その攻撃がほぼ魔力によるものに変わったことによりどういう理屈かわからないですが魔力を散らす 巨大を討つ剣ヴァングラミーとは非常に相が悪いものへと変わっています。
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加えて魔力の鎧を著込んでいる分、攻撃に費やせる魔力が減っているのもあります。意外と魔力の消費が激しいんですよね。ですがこの鎧の維持を解くとそれはそれで不味いわけなんですよね。
元々私には前衛で戦う才能なんて皆無なわけで、対してベシュは前衛の中でも認めるのは嫌ですがかなりの力量を持っています。
先程から幾度も 巨大を討つ剣ヴァングラミーによる攻撃が私のに直撃しています。ですがそれは魔力鎧の一部が消し飛ぶだけで事なきを得ています。吹き飛んだ箇所はすぐさま魔力で修復していますがまとも・・・に戦えば勝てるわけがありません。だからこそ私は楽に勝てる方法を今まで取ってきたわけなんですから。
「せぃやぁぁぁ!」
気合の聲と共に迫る大剣を屈むことで躱します。が、僅かに反応が遅れたのか魔力鎧の一部に刃がれたよう鎧の一部が霧散していきます。すぐさま魔力を流し修復。
そのあとは立ち上がる勢いを乗せた魔力剣をベシュの顔面に突き立てるように繰り出しますがそれをベシュは鼻で笑いながら首を振る事で容易く躱してきます。さらにおまけと言わんばかりに腕をばしきり無防備になっている私のに向けて素早くを回転さすと回し蹴りを叩き込んできます。
もちろん避けれません。しかし、何もできずに吹き飛ばされるのは腹ただしいのでしばかりの小細工を行います、が文句なしのデキで叩き込まれた蹴りにより私は床を転がり、
「なぁぁぁぁ⁉︎」
空いていたへと転がり、僅かな浮遊をじ悲鳴をあげます。
慌てて魔力剣をばし天井へと突き刺し落下を防ぎましたがかなり怖かったです。しかし、こんなことをしている間に追撃されても厄介なのですぐに魔力剣を元に戻すようにして再び戦場へと復帰します。
『あ、リリカ無事だった』
「あれくらいでは死なないでしょ。一応魔神ですし」
完全にくつろぎ冗談で私を微塵も心配していない二人を睨みます。なぜか二人はシートをしきその上で果を食べながらの観戦狀態です。さらにはご丁寧に結界のようなものも張られているようです。
まあ、一応魔神ですし? そんな簡単には死にませんけど……
「で、ベシュどうしました?」
追撃をかけてくるかと思ったベシュでしたが今は足を抱えてうずくまっています。その下にはなくはない量のの水たまりができており、それはこうしてみている間にも広がっているようです。おが悪化したんでしょうか?
「なにしたの?」
視線で人が殺せるなら殺せるでしょうね、私はエルフですが。
「なに簡単ですよ。蹴られる瞬間にしばかりね」
にやにやとした顔を抑えることができないまま私は魔力鎧の一部を禍々しく尖る突起を作り上げ、ベシュに見えるようにしてあげます。
「あなたが私の腹に一発ぶち込んでくれた時にお返ししておいたんですよ」
蹴られる寸前に作ったので傷を負うまで気づかなかったでしょう。ですが蹴られた衝撃が強かったので作り出した突起は私を蹴り飛ばしたベシュの足を貫き、私が吹き飛ばされた瞬間には消失してしまったためにベシュにはわからなかったのでしょう。
「しかし、 巨大を討つ剣ヴァングラミー以外の所は貫けるみたいですね」
ベシュも私と同様のかなりの防力を持つエルフの服を著込んでいます。足の方はしばかり出の多いすかーと狀とやらになっていますが私が突き刺した部分にはエルフの服と同様の防力を誇るにーそっくすとやらが裝備されています。
それを軽々と貫ける退屈を塗りつぶす刺激カーニバルは相當の強さです。
「 巨大を討つ剣ヴァングラミーで防がないとベシュはを守れないようですね」
事実を確認するようにつぶやくと、魔力の鎧を解除し、右の魔力剣だけはそのまま殘し殘りを全て魔力の羽へと戻します。
「さてどこまで防げますかね?」
魔力の羽を一度はためかすと私はを一度舐めた後にベシュへ向けて魔力鎧へ回していた魔力を込め、破壊力が増した魔力弾を浴びせかけるのでした。
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