《怪奇探偵社》(8)
前回までのあらすじ
何も説明されずにとりあえず山登り?
息切れやばい!死にそう!ナイさん水ありがとう!
明なみたいな直方の変なのある!
なんか嫌な予しかないよ、乃良さん!?
中に屋敷なんて見えないが…これはなんだろう。
「あの、この薄い明なみたいなは何ですか?」
「これはねェ、結界よォ〜!
まあ、カエデチャン(副社長さん)みたいな本職と違って、すっごく悪な出來だけどねェ〜」
と、ナイさんが答えてくれた。
こ、これが結界?!というか副社長さん、結界なんて張れるのか?!
それにしても結界なんてファンタジーな…
「これは、不用意に屋敷を見えなくしたり、い込む為のものだろう。
確かに呪持ちからすれば微妙としか言えんような悪品だが、見る事が出來ない者からしたら十分な脅威だ。
結界を作れるほどの高い知能や呪いを持った者が中に居るということでもある。
それに加えて、3名の男児が中に捕まっているとなると……
今回は々依頼攻略難易度が高そうだ。」
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「そうね!気を引き締めてかからないといけないわァ〜!」
え、なにそれ聞いてない。
「ちょっ、待ってください!子供がこの中に居るんですか?!
その、俺には草1本生えてない不自然な平地しか見えないんですけど…」
「ああ、それはこの結界が見せている幻覚だ。私達もこの中が視認できているわけでは無い。
だが……森の中にここだけが平地というのはあまりにも不自然だろう?
しでも実力のある結界師ならこの空間も森の中に似せるし、結界特有の明壁だって見えないように隠す。
それに、結界はこんなに薄くてボロボロでは無い。」
「そ〜そ〜。
結界師見習いが初めて張るのだってここまでボロっちくないわァ〜?
これじゃ罠の可能もないわねェ〜
でも、問題はどうやってるかね!」
「こ、壊せないんですか…?」
「……私は壊せるよ?」
俺と同じくバイトの、赤野ユアが口を開いた。
ずっと居たのだが、聲を聞くのはこれが初めてだ。
「ユアチャンが壊せるのはわかってるのよ〜?
でもねェ、無理矢理壊して中の子供達が殺されたらいけないから、力業でっていうのは今回出來ないのよ〜
った途端に何処かに転移されるなんて罠もたまにあるしねェ〜
ユアチャンには、中にった後活躍してもらうわァ〜」
ありがとう、とナイさんはユアさんを宥めるように言った。
「……わかった。」
ユアさんも納得したようで、こくりと頷くとまたいつもの無言&無表に戻る。
「……不得意ではあるが、私が解析、解除しよう。
々時間はかかるが、背に腹はかえられん。」
そう言って乃良さんはおもむろに結界に手を付いた。
ーその瞬間、子供の泣く聲が呼ぶ聲が、結界の方から聴こえた気がした。
それと同時に視界が、思考が、ぼやけていく。
聴こえた泣き聲が、頭の中で何度も響く。
「それなら、乃良チャンが解除するまで休憩にしましょうか!」
手をパンッ!と叩いてナイさんは言い、お茶にするらしく、自分の荷をガサゴソしている。
ユアさんはナイさんの近くにちょこんと座っている。
すぐ近くから聴こたはずのナイさんの元気そうな聲が、ぼやけて、なんだかとても遠くから聞こえるような…。
既に目は結界に釘付け。
吸い寄せられるように足が勝手にく。
「蓮クンはどのお茶にするゥ〜?
ユアチャンはいつものローズヒップティーよねェ〜」
後ろで何か聲が聴こえる気がした。
でも、振り向く気にも、足を止める気にもならない。
どんどん結界の明な壁が近づいてくる。
いや、違う。
俺が、自分の足で、近づいている。
ぼんやりと麻痺した思考の中、突如として恐怖が襲ってくる。
怖い。怖い。怖い。怖い。
これ以上、結界に近づきたくない。
そう、思うのに。
足は止まってくれない。
自分の、足じゃないみたいに、止まらない。
助けてとびたいのに、聲が、出ない。
結界はもう目と鼻の先。
意志とは裏腹に、手がびてしまう。
「蓮クン!?戻って!?」
「なっ、れてはダメだ!!柏木君っ!」
2人の焦る聲と、ほぼ同時に。
俺は、結界に手を付いた。
めっちゃ遅れました!ごめんなさーい!
コロナ染したかと思えばテスト期間に突。
怒濤の日々を過ごしておりました〜
まだ咳癥狀のみ殘っていますが、ほぼ治りました!
次回更新に一応3週間ください!
次回更新予定日 12月7日水曜日
※諸事により前後する可能があります。
【書籍化・コミカライズ】実家、捨てさせていただきます!〜ド田舎の虐げられ令嬢は王都のエリート騎士に溺愛される〜
【DREノベルス様から12/10頃発売予定!】 辺境伯令嬢のクロエは、背中に痣がある事と生まれてから家族や親戚が相次いで不幸に見舞われた事から『災いをもたらす忌み子』として虐げられていた。 日常的に暴力を振るってくる母に、何かと鬱憤を晴らしてくる意地悪な姉。 (私が悪いんだ……忌み子だから仕方がない)とクロエは耐え忍んでいたが、ある日ついに我慢の限界を迎える。 「もうこんな狂った家にいたくない……!!」 クロエは逃げ出した。 野を越え山を越え、ついには王都に辿り著く。 しかしそこでクロエの體力が盡き、弱っていたところを柄の悪い男たちに襲われてしまう。 覚悟を決めたクロエだったが、たまたま通りかかった青年によって助けられた。 「行くところがないなら、しばらく家に來るか? ちょうど家政婦を探していたんだ」 青年──ロイドは王都の平和を守る第一騎士団の若きエリート騎士。 「恩人の役に立ちたい」とクロエは、ロイドの家の家政婦として住み込み始める。 今まで実家の家事を全て引き受けこき使われていたクロエが、ロイドの家でもその能力を発揮するのに時間はかからなかった。 「部屋がこんなに綺麗に……」「こんな美味いもの、今まで食べたことがない」「本當に凄いな、君は」 「こんなに褒められたの……はじめて……」 ロイドは騎士団內で「漆黒の死神」なんて呼ばれる冷酷無慈悲な剣士らしいが、クロエの前では違う一面も見せてくれ、いつのまにか溺愛されるようになる。 一方、クロエが居なくなった実家では、これまでクロエに様々な部分で依存していたため少しずつ崩壊の兆しを見せていて……。 これは、忌み子として虐げらてきた令嬢が、剣一筋で生きてきた真面目で優しい騎士と一緒に、ささやかな幸せを手に入れていく物語。 ※ほっこり度&糖分度高めですが、ざまぁ要素もあります。 ※書籍化・コミカライズ進行中です!
8 173チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間
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