いきなりの際から5日間経った。

あれからと言うものゆいこの行に特に変化はなかった。

最近ではゆいこに好意すら抱いてきた。

そんなときにゆいこはデートにってくれたのでありがたく思い、一緒に出かけたりもした。

そんなことを繰り返しているうちに今まで忘れ去っていたあるがまた芽吹いてきた。

それはだ。

彼に裏切られ一度はなくした、それをゆいこは取り戻させてくれた。

だからお禮を言わなきゃいけないだろう。

「ありがとう」

不意に出た言葉にゆいこは驚いたがそれでも微笑んでくれた。

いつしか前のような関係に戻っているような気までしてきた。

しかし真司は知らなかった。

ゆいこが最強の殺し屋であることに。