《転生魔王、冒険者になる》5話 お決まり

「そうです!私は次期王です。どうです?驚きました?驚きましたよね?」

何があった、さっきまで張してたやつがどうやったらあんなどや顔ができんだろ

「次期王のあんたがこんなとこでなにやってんの?」

「えっ、いや、隣の國での會談を終えて帰る途中だったのですが、たまたま盜賊と出會ってしまって」

なんか話し方戻っちゃった

「じゃー今から帰るんだよね」

「はい」

「なら著いていってもいい?俺たちもそこで冒険者登録しようかなと思って」

「ほんとですか!私もここから帰るのも私達だけでは不安だったんです」

「なら良かった。じゃー帰るまでは護衛ということで」

「はい!」

そしてユウキたちは無事にシルフィの國にたどり著いた

「ユウキさん私のお城に來てくださいませんか?お禮もまだですし、父と母にも會っていただきたいです。私の國で冒険者登録するなら何か手伝うこともできますし」

「どうする?」

「私はユウキ様についていきますよ」

「まぁ一回行ってみるか」

「ありがとうございます!」

そんな話をしているうちにユウキたちはお城に著いた

(念話)

「アモン、うちより小さいから何て反応したらいいか分からないんだけど」

「まぁ一応驚いておきましょ。ほら、シルフィも譽めてほしそうにあんなにを張りながらこちらをチラチラ見てますよ」

「まぁ適當に驚いておくか」

「わーすげーな」

「めっちゃ棒読みじゃないですかー!」

 

なんかシルフィが今にも泣きそうなほど目をうるうるさせている

「まぁ早く中にりましょ」

「え、ここ私のうちなんだけど!?」

そんな話をしながら中にると執事服を著た人が中から走ってきた

「シルフィ様ご無事でしたか、帰りが遅いので心配しておりました」

「すいません、実は帰りに盜賊に襲われていたところをユウキさんとアモンさんに助けてもらったんです。ユウキさんは20人以上いた盜賊を一瞬で倒してしまったんですよ!」

「盜賊ですか!?しかも20人以上、ご無事で何よりでございます。ユウキ様とアモン様、私はここで執事長をさせていただいております、爺やと申しますシルフィ様を助けていただきありがとうございます」

「いえいえ、たまたま通りかかっただけなので」

「それでもですよ。國王様にも會っていただきたいのですがよろしいですか?」

「いいですよ」

「ありがとうございます。今すぐ連絡してきます」

それからすぐに呼ばれて王様に會うことになった

「そなたがユウキか。今回は本當にありがとう。そなたらのおかげでこうしてまたシルフィと會うことができた」

「そんな、頭を上げて下さい。僕たちもたまたま通りかかっただけなので」

「いやいや、お禮もかねて何かしいものがあるか?可能な限り用意するが」

「いいですよ、何も要らないです」

「お父様、ユウキさんたちはこのまちに冒険者になりに來たそうなんです」

「そうなのか。なら私からもこれから直接依頼を出そう。今回の件もあるから毎回報酬はし多くしておくよ」

「本當ですか、ありがとうございます!」

「これからよろしく頼むよ。娘も君のことを気にっている様だしまた顔を出してくれ」

「お父様!?」

「はい、また來させていただきます」

ユウキたちは城を出て教えてもらった冒険者ギルドに向かった

「ユウキ様、ユウキ様が魔王様であることは言わないで下さいよ。回りが混してしまいますので」

「わかってるよ。僕もめんどくさいのは嫌いだからね」

り口にりユウキたちはけ付けに向かう

「すいません、冒険者登録したいんですけど」

「冒険者登録ですね。この紙に名前と職業を書いてください」

「どうしよ、魔法剣士とかでいいのかな?」

「ユウキ様ならどちらもすごいのでそれでいいと思いますよ。私もそうしますので」

「アモンの方が強いんだけどなー。まぁアモンと一緒ならいっか」

「ユウキ様と一緒…」

なんかアモンが照れているがまぁいいか。そういえばアモンも俺に対してだんだんと話し方が緩くなってきているな。もうちょっとくだけて話してほしいけど

「ユウキ様とアモン様ですね。冒険者はE,D,C,B,A,S,SS,SSSとランクが定められており、はじめはEランクからです。ランクはそれぞれ同ランクの依頼を10達していただくと次のランクに上がることができます。依頼は隣の掲示板に張られているのを剝がしてこちらに持ってきてください。他に分からないことはありますか?」

「いえ、ご丁寧にありがとうございます」

「これが仕事ですから。これから頑張って下さいね」

「はい」

付のお姉さんの完璧な笑顔に見送られて僕たちは掲示板に向かった

 

「アモン、何にする?」

「そうですね。始めての依頼ですのでゴブリンでいいんじゃないですか」

「お決まりだな」

そんな話をしていると後ろからおっさん3人が絡んできた

「兄ちゃんよ、いいつれてんじゃねーか」

「その貸せよ。俺たちがいいように使ってやるからよ」

「そーだそーだ」

お決まりだな!と考えてると一人がアモンにれようとした瞬間殺気を放つ

「誰の許可得て俺のアモンに手出してんだ!」

「「「す、すいませんでしたー!」」」

男たちはさっきまでの威勢はどこへやら、すごい勢いで出ていった

「ありがとうございますユウキ様。私のためにそんなにも怒ってくれるだなんて」

「當たり前だ。アモンは俺のパートナーだからな!」

「はわぁ!」

そしてユウキたちは何もなかったかのように掲示板に向かった

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