《休止中》真神への第一段階 その3 〜補助魔法〜

ギルから領域の課題が出された次の日。

魔法についての修行もすることになった俺は魔王城の地下、正確には地下から繋がった別次元に來ている。魔法は下手をすると暴走しかねないからとのことだ。そして教えてくれる魔師だ。

「わたしは魔王軍第六幹部【暗黒】のアズリール。あなたに魔法を教えるわ。」

「うん。よろしく。」

「言っておくけどわたしはギルより強いわよ?敬語を使いなさい?……それと、わたしを小さいなんて言ったら"殺すわよ"」

そうこの方は小さいのである。ロリなのである。ホントに強いのかなぁ…。

「疑うってんなら戦うわよ!」

なんか戦うことになりました。

「あなたは魔法も武もできるみたいだけど、それくらい私にもできる。あなた程度なら。でもショーがないから魔法は補助だけしか使わないわ。あとは剣だけでしてあげる」

「ありがたいですね。ギルの二の舞にならないように頑張りますよ!」

俺は昨日ギルに言われた領域の覚をずっと磨いていた。第六だから一朝一夕じゃあ無理だと思ったが以外と覚はつかめた。というのも俺には今までなかった第三ノ眼があってこいつにその役割をやらせてみた。そしたら意外にもあっさり周りの狀況がわかった。後はに馴染ませるために常時領域を継続して意識している。

「ッ!!!!!」

「へぇ…。よく避けるわね。でもどうしてかしら。ギルの話じゃあまだ領域すらなってないって聞いてたけど。」

「はぁ…はぁ…。生憎と俺は神になったらしいからな…。これくらいなら1日あれば出來るみたいだな。」

なんて言ってみたけどこんなの偶然できたにすぎない。ていうかアズリールさんて魔師だろ!?なんで俺のきについてこれんの?領域出來るようになってなかったら即やられてるよ!

心。心。けどね?魔法って凄いのよ?私みたいなのがあなたみたいな神様を倒せるくらい。」

その瞬間アズリールさんが何かを呟いた。

おそらく高速詠唱。補助しか使わないって言ってたから直接的な者では無いと思うけど気をつけないとな。

「いくわ。」

「!?!!!?」

速い!!避けることもできねぇ!?槍でけるのが一杯だ!しかも一撃一撃が重い!下手をするとギルのよりも重いかもしれない!

このままじゃあ…領域を…突破され…る…!

「オワッ!」

「勝負あり、ね。」

クソッ!ちょっと補助魔法かけられただけでこんなにもあっさり負けるなんて…。

「あなたギルの話を聞いたときはみどころなんて無いと思ってたけど実際戦うと面白いわね。まだまだのびる。」

「え?」

「なに間抜けな顔してるのよ。褒めたのよ?喜びなさい。」

いやいや喜べって言われても…。負けたしなぁ。

「ただ貴方も魔法使えば良かったのよ?武だけだったけど。」

「いや…俺って攻撃的な魔法しか持ってなくって一旦距離置かないと…。あとそんな暇ないくらいに接近されてましたし。」

「あぁ…。じゃあまずそこを直さないとね。あなたの戦闘スタイルからいって攻撃魔法は奧の手ね。あくまで最終手段。覚えるなら補助魔法ね。さっき私が使ってみてわかったでしょ?」

「あぁ…。最後の魔法かけた後は手も足も出なかった。」

「あら?最後だけじゃないわよ?それまでに々かけてたわ。あなたに気づかれないように。でないと魔師のわたしがあなたについていけるわけないじゃない。」

え?いつの間にかけたんだ?じゃあ俺が補助魔法を使えたら?相當強くなれるはずだ。

「あなた今【いつかけた?】とか【じゃあ俺が使ったら】とか考えたでしょう?そうよ、あなたはまだまだ強くなれる。【いつかけた】の答えは並行詠唱ね。後はあなたのアビリティにでも相談してみなさい。」

これで俺とアズリールの最初の修行は終わった。

      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください