《SNS仲間で異世界転移》第1章 5話 各々の裝備

5分後…

壯助「よっし、1番!」

汏稀「壯助、お前早いな…」

壯助「へへーん、1番乗りで裝備を手にれてやる〜」

言うが早いか、壯助は大木の麓に走って行った

壯助「おーい、神とか名乗ってるやつ。裝備くれよー」

青年(神)「名を述べよ」

壯助「名前ー?フルネームでいいか?」

青年(神)「當たり前だ」

壯助「當たり前なのかよ…ブツブツ

えーと、賢豪壯助だ」

青年(神)「賢豪壯助…しかと聞いた。壯助、暫し待たれよ」

すると、青年(神)は水晶に何やら呪文を唱え始めた

青年(神)「เหจวเขขจมชา่จบอเจ………」

そして、水晶からメリケンサックらしきを取り出した

青年(神)「これを授ける」

壯助「…何だ?メリケンサック?」

青年(神)「…に似ているが、し違う。パンチを繰り出せば、その拳から波を出せる」

壯助「は、波!?」

試しに壯助が裝著し、誰もいない叢に向かって毆る仕草をすると…ヴゥン!と、一筋の波が駆け抜け、叢を焼き切った

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壯助「ま、マジか…」

青年(神)「上手く使いたまえ」

し遅れて、泉がやって來た

泉「はーい!次はあたしに裝備頂戴、神様〜」

と、しぶりっ子ぽい口調で言った

青年(神)「名を述べよ」

泉「名前…森田泉でーす!」

青年(神)「森田泉…しかと聞いた。泉、暫し待たれよ」

すると、先程の壯助同様に水晶に何やら呪文を唱え、水晶から広辭苑くらいの厚みの本を取り出した

青年(神)「これを授ける」

泉「え…と…本?こんなに分厚いなら読み甲斐ありそう…ブツブツ」

青年(神)「それはただの本ではない。お前にしか読めぬ言葉と呪文が書かれている」

泉「え?あたしだけ…ねね、壯助。この字、読めるわよね?」

壯助「え?…何だこれ?読めねえよ」

泉「ホントにあたししか読めないんだ…ブツブツ。じゃ、じゃあ…ஐ ฺ・:*:・✿ฺ ஐ ฺ」

泉が呪文を唱えると、グググッ…と近くの木のき出し、ベンチの様になった

泉「ホントにホントだ…凄い…」

創り出したベンチに腰掛け、泉は貰った本を読し始めた

次に、汏稀がやって來た

汏稀「神よ、俺にも裝備をくれ」

割と丁寧に、汏稀が言った

青年(神)「名を述べよ」

例の如く、青年が聞いた

汏稀「守弼汏稀だ」

青年(神)「守弼汏稀…しかと聞いた。汏稀、暫し待たれよ」

と、次は雙剣を取り出した

青年(神)「これを授ける」

汏稀「雙剣かぁ…なんか、燃えてきたぜ…」

すると、汏稀が雙剣をライトスティックに見立ててヲタ蕓を始めた。と次の瞬間、シュファン!と雙剣が炎を吹いた

汏稀「おぉ…こりゃいいな」

汏稀は雙剣をまじまじと観察し始めた

次に、香奈がやって來た

香奈「ねえ、神様〜。ウチにも裝備ちょーだい!」

青年(神)「名を述べよ」

香奈「藤香奈です」

青年(神)「藤香奈…しかと聞いた。香奈、暫し待たれよ」

と、次は弓矢を取り出した

青年(神)「これを授ける」

香奈「え、なんで弓矢………」

青年(神)「お前の過去の腕を見込んでの事だ。試しに、あの風に流されている枯葉を狙ってごらん」

香奈「そんなのできる訳ないじゃない…」

ボヤきながらも香奈は枯葉を意識して矢をった

すると矢はミサイルの様に飛んでいき、見事に枯葉を抜いた

青年(神)「それはただの弓矢ではない。意識を込めれば追尾する事もできる」

香奈「へぇー…ありがと」

最後に、龍剣がやって來た

龍剣「神様〜、俺が最後か?裝備くれよ」

青年(神)「では、名を述べよ」

龍剣「門浦龍剣だ」

青年(神)「門浦龍剣…しかと聞いた。龍剣、暫し待たれよ」

と、最後の龍剣へ雙銃を取り出した

龍剣「銃かぁ…ありがとう。試はいいや、後でやる」 

全員が裝備をけ取った。そして、

青年(神)「さて、私からの授けも殘りない。まずは、全員これを飲みなさい」

と、赤い錠剤を人數分取り出した

ゴクリッと5人仲良く飲む

青年(神)「それは神強化剤だ。諸君の的・神的力を元の50~100倍ほど向上させる。最後に…全員、私が『いいぞ』と言うまで目を閉じなさい。全員各自に『ある』を授ける」

5人全員が目を瞑った

約1分後………

青年(神)「よし、目を開けていいぞ」

5人「…???」

全員、各々のを見回す。ソレに最初に気付いたのは龍剣だった

龍剣「あ、指が…」

汏稀「あ、ホントだ」

壯助「サイズぴったりかよ」

香奈「ウチらは…ネックレス?」

泉「みたいだね」

青年(神)「その指とネックレスは私からの最後の最後の授けだ。いつか諸君にも役割がわかるだろう。私からは以上だ。では、この世界を託した」

と、5人に向けて一禮した

龍剣「ありがとう、じゃあ…」

5人「行ってきます」

と、5人は旅を始めたのであった

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