青年(神)に別れを告げて森を歩くこと數時間。太がそろそろ眠ろうとしていた

汏稀「まずいな…今は夏のはずだけど…もう暗くなってきた。この世界は俺らがいた世界とは時間間隔が違うのか？」

と、何やら1人でブツブツ分析している

みんな疲れ始め、どうにか町を探していると…

壯助「おい、あれ…町じゃねえか？」

森の木々がし減り、町に出た

アーチのような形のり口の脇に「センテッド境審査所」という看板があった

龍剣「境審査所…とりあえず行くぞ」

5人で境審査所にった

泉「すいませーん」

泉が付の奧の方に呼びかける。すると

狼「ん、新しい境者か？」

奧から狼と人間を足して2で割ったような赤髪のが出てきた

龍剣「え…と…そうです」

狼「1人1人名前を伺う。よいか？」

龍剣「はい、えーと…龍剣です」

狼「リュウケン…と。次は」

泉「泉でーす！」

狼「ミナミ…と。次」

汏稀「汏稀と申します」

狼「ダイキ…と。次は」

香奈「香奈です」

狼「カナ…と。次、最後か？」

壯助「はい、壯助って言います」

狼「ソウスケ…わかった。お前らは…なりからして、騎士団への団志者か？」

龍剣「き、騎士団…？」

狼「おや、違うのか？だとすると………んん？お前、そのネックレスは…」

と、狼が香奈と泉が付けていたネックレスを指差した

泉「ん？あぁ…これは…」

香奈「えーと…神様、から貰ったんです」

どうせ信じてはくれないだろ、といった口調で香奈が説明した

狼「神様から貰ったネックレス…聞き慣れぬ名前の形式…若い5人組…もしかして…」

1人でブツブツ言うと、狼は付デスクの下に潛り、古本を取り出した。そして、パラパラとページを捲り…

狼「お前ら…まさか、地球と言う異世界から來たか？」

龍剣「え…そ、そうです！」

狼「やはり…これは団長に伝えなければダメか((ﾎﾞｿ

わかった。お前らに會ってほしい方が居る。おい、エルド！」

狼が龍剣達一行の後ろを通りかかったエルドと呼ばれた青年を呼び止めた

エルド「何だ？」

狼「この子達を団長室に案してやってくれ。団長に會ってもらいたい」

エルド「なんでまた団長に、こんな子供達が？」

狼「異世界から來たらしい。あの神話と同じように((ｺｿｺｿ」

エルド「！？………わかった。あ、けど僕にはまだ今日の依頼が…」

狼「マルスにでも頼めばいい、お前の親友だろ？おーい！マルス！仕事だー！」

狼がマルスという男を呼び出した

マルス「仕事ー？おい、ティアーノ。俺の今日分の仕事は終わってるはずだろ？勘弁しろよ」

狼ティアーノ「エルドの代わりだ、行ってこい」

エルド「すまない、急用がって…今度メシ奢るからさ」

マルス「はぁ…ノートン焼き10人前な」

エルド「わかった。じゃあ、よろしくな」

マルス「おう、行ってくる」

エルド「じゃあ君達、僕に著いてきて」

5人「わかりました」