《SNS仲間で異世界転移》第2章 3話 神話と龍剣達

イオネット団長が手に取ったのは、今言った神話が書かれている本

イオネット団長「この本は500年前に誕生した5人の救世主達の話だ」

龍剣「(500年前は最近なのか?)」

どうでもいいとこにツッコミたがる龍剣を目に、イオネットはページをめくり始めた

イオネット団長「今から502年前……」

今から502年前。騎士団本部、センターポールの元に5人の男が迷い込んだ。5人は地球という世界にいて、カラオケと言う施設からいきなり白いに覆われ目が覚めるとネールの森にいたとの事。大木に宿った神に裝備と力を與えられ、5人は境センテッドに訪れて騎士団にその事を説明した。事を知った當時の団長はこの5人から不思議な力をじる、と言って騎士団に勧した。5人は戸いながらも承知し、その時から騎士団の兵士となった。その時の団長の判斷は正しく、5人はたったの1年半で騎士団の上位チームに上り詰めた。だがそんな時、センテッドとはかけ離れた場所にあるドンガルから急伝達が來た。その伝達にはこう記されていた。[強大な"バッドローグ"が現れた。騎士団ドンガル支部は壊滅、ドンガルを始めバッドローグはとにかく人を殺し、町や村を破壊している]と。バッドローグとはこの世界で1番の強さを誇る怪。伝達をけた本部は急遽兵士25人による特別班を編、バッドローグの討伐に向かわせた。だが5人はその時別の仕事に行っていたので特別班にはっていない。急いで現場に向かった特別班はバッドローグに敵わず30分で全滅。そのころ5人は仕事を終え、本部に帰還している途中の村でバッドローグの事を知りそのまま討伐へ向かった。結果この5人でさえバッドローグを討伐することはできなかったが、5人は命と引き換えにバッドローグを封印することに功した。だが、討伐に向かった特別班は全滅し、5人も戦死したので戦いの一部始終を知っているものはいない。増援が向かったときには氷結封印されたバッドローグと、その氷に手を添えながら息絶えていた5人の姿が殘っていたのだった。放っておけば世界を破壊しかねないバッドローグを封印した5人はこの日、英雄と稱され伝説は神話となり、世界へ語り継がれていった。そして騎士団は5人の亡骸をネールの森に埋め、英雄の墓を建てた

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イオネット「……という話だ」

龍剣「そのバッドローグは今どうなってるんですか?」

イオネット団長「ザンベル氷山というところの地下深くで封印されている」

龍剣「そうなんですか…」

エルド「君達がその英雄達と同じ地球から來たと知ったときは驚いてね、それで団長に報告しようと思ったんだ」

イオネット団長「君達には聞きたいことがまだあるんだが今日は疲れているだろうし、また明日にしよう。もしも、騎士団への志があるならば明日の7時頃にワシの部屋へ來てくれ。その後は用事があるでの。それから、泊まる宿がないのならここの1階に予備の寢室があるからそこを利用してくれ。風呂も隣にあるので使ってくれて構わない」

5人「はい、ありがとうございます」

気付けば外はすでに暗くなっていた

エルド「案するよ」

龍剣「みんな、行こ」

泉・香奈・壯助・汏稀が靜かに頷く

1階に降りて寢室などを案してもらった

汏稀「晝間より兵士さんたちの數がかなりないですね」

エルド「ああ、依頼にくる人はほとんどが朝や晝だからね。夜勤は5人いればなんとかなるんだ」

汏稀「なるほど」

エルド「君達、お腹すいてるだろ?ここには食堂はないから外に食べに行こうよ。奢るからさ」

龍剣「すいません、迷かけてばっかで」

エルド「困った人を助けるのが兵士の役目。そんなこと気にしないでほら、行くよ」

エルドと共に6人で外食してエルド以外5人はまた本部に帰ってきた。エルドは仕事が終わっているためそのまま自宅へ帰っていった

センターポールに戻った5人はロビーでし話をした

龍剣「なあ、みんな。1個提案があるんだけど」

汏稀「俺も」 

香奈「ウチも」

壯助「俺もだ」

泉「あたしも」

龍剣は全員が全員同じ目をしているのに気付いた

龍剣「…皆思ってることは一緒だと思うから、俺が言うよ。騎士団にろうと思う」

龍剣以外4人が靜かに頷いた

壯助「よし、じゃあ明日団長の所に話に行こうぜ」

泉「けど、団長さん明日の朝7時には用事があるって言ってたよ…」

汏稀「じゃあ6時くらいに行けるように起きればいいじゃんか」

香奈「ろ、6時に…行くのか…」

泉「香奈はあたしが起こすから大丈夫‪w」

香奈「ありがとー、泉ー‪w‪」

龍剣「よし、じゃあ今日はもう寢よう」

そして各々風呂を済ませ、5人は寢床にった

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