《SNS仲間で異世界転移》第4章 9話 ゾディアックの脅威

ゾディアックは両手で大剣を持ち、3人に接近した

ザント「(速い…!)」

そしてランジを斬ろうと剣を振り下ろすが、ランジが短剣を橫向きにしてそれをけ止める

ランジ「(くっ…重てぇ…)」

その隙にゾディアックの背後からザントが剣を橫振りした

ゾディアック「ぬるいわ」

ゾディアックは素早く反転し、下から上に剣を振り上げ、ザントの剣を弾き飛ばした

ザント「なっ…」

ゾディアック「まずは一匹ぃ!」

無防備なザントがから橫腹にかけて斬られた。その際エルドがザントを引っ張ったおかげで重傷は避けたが、出が多すぎる

ランジ「ザント!!大丈夫か!」

ザント「あぁ……傷は大したことねえんだが、が止まらねえ…」

エルド「ザント、ソフィアに止してもらうんだ」

ザント「はい…」

ザントは外に出るため扉に向かう。

ゾディアック「なぁに逃げてんだぁ?」

ゾディアックがを垂らしながら歩くザントを追いかける

エルド「百鬼・地獄突き!」

ゾディアック「っ!!」

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エルドがゾディアックを上回るスピードでふところにり、目にも留まらぬ速さの連続突きを腹にくらわせた

ゾディアック「ぐはっ!…」

呼吸が荒くなり吐するゾディアック。隙をみてランジが後ろから斬りかかるがそこは回避された

ゾディアック「図にのるな」

キーンキーン…キーン!!

ゾディアックの重い剣に防戦一方のランジ

エルド「後ろがガラ空きだよ」

背後から再び地獄突きの構えにった

ゾディアック「見えてんだよ」

振り向きもせずに後ろにハイキックをしたが、エルドは跳び箱のように両手を著いて跳び、ゾディアックの頭上に著地した

ランジ「(地獄突きはフェイントか…)」

エルド「兜割り!!」

バキャッ!

ゾディアック「ぐがぁっ!」

空中でゾディアックの後頭部を思いっきり毆った

ゾディアック「ぐっ……ああぁ!!」

ゾディアックが頭を抱え、もがき苦しんでいる

ランジ「さすがっすね!エルドさん!」

エルド「ランジ、やつを拘束するよ」

ランジ「はい!」

ゾディアック「はぁ…はぁ…まだ終わっちゃいねぇぞ…」

ゾディアックは小型弾を手にとり、天井に投げた

エルド・ランジ「!!!」

ドオーン!!

部屋の天井は崩れ落ち、3人ともがれきの下敷きとなってしまった

ーソフィア・ザント・龍剣・汏稀・壯助・泉・香奈sideー

ソフィア「これでは止まったけど、無理しちゃだめよ」

ザント「ああ、すまねぇ…」

ザントは手當てをしてもらい、再びゾディアックのもとに戻ろうとした

龍剣・壯助・汏稀「やっぱり俺らも戦います!」

ザント「だめだ、奴は兇悪すぎる。戦闘経験のないお前らが行っても無駄死にするだけだ」

壯助「仲間がケガをしながら戦っているのに黙って待ってるなんてできません!」

ザント「ソフィア、こいつらを見張っておけ」

ソフィア「うん…」

ザントが扉を開けようとした、そのとき……

ドオーン!!………ガラガラガラガラ

部屋の中で発音と、がれきの落ちる音が聞こえた

ザント「!!」

泉「何…今の音…」

ザントは扉を蹴り飛ばし、中の狀況を目の當たりにした。待機命令がでていたソフィア達も心配になって駆けつけた

ザント「噓だろ…おい…」

エルドとランジは崩れ落ちた天井の巖の下敷きになっていた

龍剣「エルドさん!!ランジさん!!」

龍剣達は急いでがれきをどかし、2人を探した

ソフィア「香奈!泉!」

香奈・泉「は、はい!」

3人も瓦礫をどかし、探し始めた

ザント「生きててくれよ…!」

夢中で探していると奧の方の瓦礫がいた

龍剣「エルドさん!?それともランジさ…………!!」

がれきから出てきたのはエルドでもランジでもなく、ゾディアックであった

ゾディアック「ククク……ガァーッハッハッハッハァァ!!ざまーねえなぁ騎士団様よぉ!!」

ゾディアックはさっきの雰囲気とは打って変わって、かなり狂っていた。さらに頭からを流し、にいくつか打撲の痕ができていた

ザント「なぜ奴だけ無事なんだ」

ゾディアックは破した後、自分の大剣を盾にして瓦礫をある程度防いでいたのだ

ソフィア「でもゾディアックもかなりダメージをけてる」

ザント「仕留めるチャンスだ」

ゾディアック「かかってこい、騎士団どもぉ!!そのを削ぎ落としてくれるわぁ!!」

大剣を肩に乗せぶゾディアック。ザントは足場の悪いがれきの上を走り、ゾディアックに接近した

ザント「暴拳!!」

ザントの拳はかわされ、続けて回し蹴り、裏拳、かかと落としと連続で狙ったが、すべてかわされた

ゾディアック「ヒャーハッハッハァーー!!!」

ドン!

ザントが傷口を思いっ切り蹴られ、し吹っ飛んだ

ザント「ぐっ………」

やはり先ほど斬られたダメージが殘っているのか、なかなか起き上がれない

ソフィア「ザント!!」

ゾディアック「あばよぉ!」

ゾディアックは倒れているザントにトドメを刺そうと大剣を握った

泉「やめて!!」

香奈「いや!!」

2人が手で顔を覆ったその時…

龍剣「ちょぉっと待てえぇぇぇー!」

汏稀「こっちだあぁぁー!」

壯助「させるかあぁぁー!」

気付くと男子陣3人はゾディアックの背後に移して、団試験の日に目覚めた必殺技『BBTガトリング』・『ギークソードX』・『ビッグバンブパンチ』をそれぞれ構えていた

ゾディアック「ん?」

拍子抜けしたようにこちらを見たゾディアックに3人が容赦なく各々の『必殺技』を放つ

ズダダダダダダダ!!

シュファアーン!!

ズバアアァン!!

ゾディアック「ぐがあぁ!!!」

吹っ飛んだゾディアックは壁をどんどんと突き破って、窟の外まで飛んでいった

ゾディアック「ぐ………かはっ…………」

外までぶっ飛んだゾディアックは口を開いたまま気絶した

龍剣・汏稀・壯助「はぁ…はぁ…はぁ…」

ソフィア「3人とも!大丈夫!?」

龍剣「俺らは大丈夫だから…先輩方を早く」

香奈・泉「うん!」

ソフィアと香奈と泉は急いでエルドとランジを探して、見つけ出すことに功した。だが2人は気を失ったままで、とりあえず今にも崩れそうな窟を抜け出すことにした

泉「ザントさん、立てますか?」

ザント「ああ、なんとか」

ザントは香奈と泉に肩を借りて、エルドとランジはソフィアがおぶった。そして先程龍剣達男子陣が空けたを通って外に出た

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