《SNS仲間で異世界転移》第8章 8話(最終話) 帰宅

龍剣「みんな大丈夫かな…」

泉達や正月のことを考えていると、自分の家の前に著いた

が、玄関のドアは鍵がかかっていた

龍剣「なんだ、出かけてんのか」

仕方なく家の前で待っていると、誰かの聲が聞こえた

「あれ?どちら様?」

しゃがんでいた俺が聲の方に顔を上げると、相手は驚きの表に変わった

「えっ!龍剣!?」

龍剣「おう姉ちゃん、おかえり」

帰ってきたのは俺の4つ上の姉ちゃんだった

姉ちゃん「ちょっとお母さーん!お父さーん!!」

姉ちゃんは後ろから歩いてくる父さんと母さんに速く來るように促す

母さん「どうしたの?」

姉ちゃん「龍剣が帰ってきてる!!」

姉ちゃんは後ろから俺の肩を持ってブンブン振り回している

龍剣「ちょ、痛いから離せよ」

元気そうな俺の姿を見て両親は泣きそうになる

父さん「お前…半年も行方をくらまして一どこ行ってたんだよ」

龍剣「えーっと…覚えて…ない」

母さん「覚えてないってどういう事よ」

龍剣「記憶が…無いんだよね。半年間、丸っきり」

父さん・母さん・姉ちゃん「!!」

龍剣「はは……」

父さん「とりあえず寒いから中にろう」

母さん「あんたよくそんな薄著でいられるわね」

龍剣「(そういえば向こうはずっと暖かかったな…)」

家に上がって暖房をつけてからリビングのソファーに座る

母さん「はい、ココアれたから飲みなさい」

龍剣「ありがと」

父さん「それで、記憶がないってどういう事なんだ」

龍剣「いや、だから原因はわかんないけど記憶喪失…なんだ」

父さんは俺の目を瞬き一つせず見つめる

父さん「俺はそんな事を聞いているんじゃない。なぜ記憶が無いなどと噓をつくんだ」

龍剣「はは…何言ってんだよ。だから本當に…」

父さん「俺達に噓が通じるとでも思ってるのか?」

母さん「家族でしょ?そんな噓すぐにわかるって」

龍剣「父さん…母さん…」

両親は俺の噓を見破っていた

姉ちゃん「(気付かなかった…)」

姉ちゃんは心の聲を悟られないように、わかっていたような表をする

龍剣「ごめん、やっぱり本當の事話すわ。信じてもらえないと思うけど…」

俺は時間をかけてこの半年間の事を全て話した

龍剣「……っていう事があったんだ」

母さん「そっか…大変だったわね…」

姉ちゃん「そういえばなんか逞しくなったよね~」

父さん「ああ、男らしくなってきたな」

龍剣「な、何だよそれ。ってか信じてくれんの?」

母さん「當たり前でしょ」

父さん「自分の息子を信じない親がどこにいる」

姉ちゃん「自分の弟を信じない姉がどこにいる」

バカな姉ちゃんは、えっへんといった態度をとっているが、それをスルーして俺はお禮をいった

龍剣「母さん、メシある?腹減った」

母さん「はいはい、すぐ作ってあげるからちょっと待ってなさい」

こうして元の世界に、元の生活に戻った俺。今でも向こうの世界での事はハッキリと覚えていて、特に夜になると思い出すんだよなぁ…

Fin.

どうも、浪村です。初投稿作、ご拝読ありがとうございました!これからも々と書いていこうと思います

実は、もう既に次作は書き始めております。今年(2019年)の11月始め前後を目安に公開・連載開始予定です。引き続き、よろしくお願い致します

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