《太平洋戦爭》第6話 ヨシ子と夏江の出會い
〜東京へ行く〜
私は親戚のおばさんの家にいることが耐えられなくなりました。
毎日酷い言葉を浴びせられ、得たものは全て取られます。
兄はきっと戦死してしまった。
行方の分からないまま何ヶ月も過ぎて
私は諦めていました。
私は荷をまとめ夕食を食べてるおばさんたちの所へ行きました。
「東京に行きます。」
私はそういったのです。
おばさんたちは唖然としています。
沈黙が続いてしすると
おばさんが嫌味ったらしく私に言うのです。
「なんだい?頼れるところでも見つかったのかい?元々頼れるところがあるんなら最初からそっちを頼ればいいものを。うちに迷ばかりかけおって。勝手にしなさい!」
おばさんは食事している手を止め箸を思いっきり置き奧の部屋へ行きました。
おばさんの旦那さんは
「なんでまた東京に? 」
と、聞くのです。
私はこう答えました。
「東京は人がたくさんおります。大空襲からの発展が早いんです。希で溢れてます。」
旦那さんは真剣な目で私を見つめます。
けれど、私はそう答えたらすぐに自分の部屋へ戻りました。
明日の朝、東京へ行きます。
一刻も早くこの家を出たいのです。
その夜はすぐに眠りました。
翌日になると私は荷をまとめ
家を出ました。
東京行きの列車に乗りました。
お金はししかなかったのですが、なんとか列車に乗れました。
(お晝ご飯を買うお金ないのう)
一文無しの私が東京へ出て何が出來るか。
まずは仕事を見つけて住み込みで働かせてもらおう。
これからは一人で生きていくのです。
不安と希に溢れた上京だったのです。
東京へ著くと、まずはお仕事探しです。
しかし、私はただ知らない街を歩いているだけでした。
(今夜はどこで寢ればいいの?)
考え事をしながら歩いていたら突然の子がぶつかってきたのです。
の子「きゃ!!!ごめんなさい!怪我は……。えっちゃん?えっちゃん生きてたの!?えっちゃん!!!!」
の子が突然私の顔をみてえっちゃんと呼びながら抱きついてきました。
ヨシ子「あの。。人違いじゃけぇ、ウチはヨシ子。えっちゃんじゃないよ。」
の子が悲しい顔をして今にも泣きそうです。
の子「えっちゃんじゃない…。やっぱりえっちゃん…ごめんなさい…ごめんなさい…親友に似ていたんです。あなたがえっちゃんに似ているんです。。ごめんなさい…」
の子は泣き崩れてしまいました。
私は慌てての子を立たせて
道の端へ連れていきました。
私は泣き崩れているの子に話を聞くことにしました。
ヨシ子「あなた名前は?えっちゃんという子となにがあったんじゃ?ウチでよかったら聞くけぇ。時間はたっぷりあるんよ。」
そういうとの子は過去にあった出來事を話し始めました。
「私は夏江といいます…。3月10日の東京大空襲のことは知ってますか?」
ヨシ子「ええ。もちろん。」
「私はその時に家族と離れ離れになって行方がわからないのです。」
の子の目から涙が落ちました
「私には親友のえっちゃん…エツ子という子がいました。」
の子はポケットからボロボロの時計を出しました。
「これはえっちゃんが大切にしていた時計です。私にくれたの。でも東京大空襲以來えっちゃんには會ってないんです。生きてるか死んでるかもわからないの。私はひとり、あの火の海の中を逃げ回ったわ。そして今までひとりで生きてきたの。そしたら突然えっちゃんにそっくりのあなたと出會ったのよ。」
泣き崩れる夏江をみて私は言いました
ヨシ子「私は広島からきたんよ。家族も友達もみんな原で失ったんよ。そのあとが大変でねぇ、親戚の家行ったのはええんじゃが、酷うてね、1人で東京へ逃げてきたんじゃ。」
夏江「あなたも一人ぼっちなの?私と一緒ね。ねぇ、もしよかったら私のところへ來ない?今、親切な洋裁店のおばさんのところで住み込みで働かせてもらってるの。おばさんはとてもいい人よ。」
ヨシ子は頼れるところはここしかないと思い夏江にお願いしました
ヨシ子「夏江さん。邪魔するかもしれんが、お願いしてもええかい?」
夏江は黙ってうなずき、そのまま2人は夏江の職場の洋裁店へ向かいました。
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