《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》幕間 業者の話
今日は朝から嫌な予がしていた。多分、夕方に話を聞けば殆どの人がこう答えるだろう。
僕は、ベッドのシーツや病院関係の制服のクリーニングを行っている會社に務めている。會社と言っても、社長夫婦と僕とパートで來ている人の4人で回しているような小さなクリーニング店だ。個人客には社長の奧さんが回っている。僕は、提攜している病院を回ってクリーニングするを回収して、クリーニング済のを渡す。大口の顧客を擔當している。小さな街ではあるが、病院の他にも缶詰工場を始め工場も隣接されている。全部ではないが一部はけ持っている。毎日ではないが、バス會社やタクシー會社の制服のクリーニングも行っている。
今日もいつものように、提攜している病院に車を走らせていると、多くの救急車が営業車を追い越していく。何か大きな事故や事件が有ったのだと予想した。病院に著いて、それが現実だったと認識出來た。いつもの様に裏口に車をつけて、事務方に連絡をれた。やることは変わらない。クリーニングするをけ取って、出來上がっているを渡す。それだけの作業で普段なら10分もあれば終わるが、今日は30分以上待たされる事になった。事務方の人が來て、処理を終わった頃には、12時をし回っていた。このままでは後ろの予定も変わってしまう。そう思って會社に電話をかけた。すぐに社長が出てくれて、事を説明した。社長の所にも連絡來たとの話だった。話を聞いたら、パートで來てもらっているの息子さんが今回の事に巻き込まれて、今病院に向かっているとの話だった。社長にも連絡して、遅くなっても提攜先を回る事になった。病院から社長に連絡が有ったときにも、遅れている旨を伝えてくれる事になった。それにしても、大きな事故だとは思ったけど、予想以上に大きな事故が発生していた。僕は、事務方の人に一聲かけて、次の病院に向かう為に車に乗り込んだ。
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裏口から正面出口に抜けようと思ったが、車で渋滯している。マスコミの姿も見える。面倒な事になりそうだったので、裏門から出る事にした。裏門の警備員に通行証を見せたら通過させてもらえた。門を出た所で、信號に捕まった。ついてないなと思っていたら、本當に付いていない狀況になってしまった。
裏門を張っていたマスコミに捕まってしまった。車を前後から挾まれて、窓越しに、病院で何が起こったのか?関係者なら何か知っている可能があるのではないか? 警察も來ていたようだが事件なのか?そんな事を聞かれても、僕は何も知らないと言っても信じてくれない。最後には、隠しているのは何かやましい事でもあるのか?と言われてしまった。車から出て対応しようとした時に、騒ぎを聞きつけた警備員が來てくれて、僕が病院関係者じゃなくて出り業者である事を説明してくれた。
捨て臺詞で『紛らわしい』と言われて、警備員と苦笑し合うのが一杯だった。幸いな事に車には傷が付いていなかったし、既にマスコミは門を見張る場所に移している。
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僕は、この後何箇所は病院を回る度に同じ事にならないことを祈って車を走らせる。
◆◇◆◇◆◇◆◇
今日から、息子が高校のバス旅行に出ている。一泊だと言う事だから、今日の夕ごはんは一人で簡単に終わらせるつもりで居る。普段よりも30分早く息子を起こした。途中で立ち寄る施設で食事をする予定になっているのでお弁當はいらないと言われた。
今日はパートに行っているクリーニング店の開店からって、晝過ぎに終わる予定になっている。お世話になっているクリーニング店は個人の顧客よりも大口のお客さんが多い為に、窓口に居ても殆ど客が來る事はない。近所の人が茶のみ話に來る位である。まだし時間はあるが、早く幾分には文句を言われる事もないだろうし、開店準備と言ってもする事はないが、手持ち無沙汰になったので、早めにクリーニング店に向かう事にした。旦那にお供えをして、車でむかう事にした。10分位走ったら店に付いた。店に付いたら、社長が出てきてシャッターを開けていた。挨拶をして、手伝いをする事にした。
10時になったので、店番をする事になった。毎日來るような客は居ない。10時し回った時に、電話がって、クリーニングをお願いしたいから取りに來てしいと言う連絡だった。お得意さんだし承諾して、社長にメモを渡した。外回りをしている社員さんがついでにけ取りに行く事になる。これもいつもの事だった。普段と同じように時間が過ぎていく、社長の奧さんと話をしたり、お茶を飲んだりして過ごしていた。
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急に私のスマホがなりだした。知らない番號からの著信だった。息子と話をして、登録していない番號からの著信は無視する事にしていた。著信が終わってし経ってから、スマホにまた著信があった。息子の學校からの電話だった。若い聲の男教諭だった、名前を名乗られた気がするが、電話の容ですべてが飛んでしまった。息子の乗ったバスが事故に有った。それだけで十分だ。最初は意識不明だったが、意識を取り戻しているので心配しないでくれとの事だったが、心配しない親が居るだろうか?教える事を渋る教諭からなんとか病院を聞き出そうとしたが、”教える事は出來ない”一點張り。別の著信があった。電話番號はさっきの知らない番號からだった。教諭との電話を切って、知らない番號だったが出る事にした。警察からだった。森下と名乗った警は、息子と話をしてこの番號を教えてもらったとの事だった。警が・息子さんはに疾患はないのか?・朝何を食べたのか?・乗り酔とかするのか?・アレルギーは何かあるのか?そんな事故とは関係なさそうな事を聞いてきた。いい加減イライラしてきた。病院に行くから教えてくれと言ってみた。案外すんなりと病院を教えてくれた。息子が居る病室まで教えてくれた。そして、息子さんに會って落ち著いてからでもいいから、自分を訪ねてきてしいと言われた。言葉を荒げた事を謝罪した。そばに居た社長の奧さんから説明を求められて、簡単に説明をした。社長には奧さんから説明してくれる事になって、早く病院に行くように言われた。申し訳ないと言う気持ちはあるが、息子の方が心配で、片付けも中途半端ではあるが店を出る事にした。警に教えられた病院までは、10分ほどだった。救急車が急車両の所に止まっている。面會用の駐車場に車を止めて、教えられた病室に急いだ。途中、看護師に止められた。警から話を聞いたと言う事をし暴になってしまった口調で言うと、面會謝絶の札がかかっているが病室の中にって良いと言われた。その病室には息子以外にも居るらしいが全員今回の事故の関係者で意識も取り戻して居るとの話だ。病室まで急いだ。息子の大丈夫な姿を見るまでは安心出來ない。
病室にって息子を探した。探すまでもなく、ベッドに橫になって天井を見つめている息子が居た。視線を向けると、息子も気がついた様で
『おふくろ。パートは休みなの?』この子は自分が事故に有ったのだから....そう思って息子を抱きしめる事しかできなかった。『おふくろ。俺が大丈夫だよ。』痛い所は無いか?何か必要なは無いか?『大丈夫だよ。どこも痛くないし、意識もしっかりしている。』本當に?『大丈夫だって、おふくろゴメン。』何を謝る必要がある『なんか、暫く病院に居なくちゃならないみたいだし、検査とかでお金・・・必要なのだろう?』馬鹿な子だね。そんな事を気にしなくていいよ『だって、検査もタダじゃないだろう?』いいよ。お前が無事なら『そうか....』それで何が有ったの?『それが、俺にもさっぱりわからない・・・から困っている』
そう言って息子は自分が解っている事を話しだした。正直話の容はわからなかった。わかっているのは、私の息子が何よりも大事な息子が無事だった事だけだった。そしてそれがわかれば十分だった。
病室には、4人の同級生が居た。息子の同級生の親さんに続々來ている様子だった。學校関係者らしき人も著ていた。何か喚き散らしている偉そうな人たちが學校関係者や病院の人に摑みかかるかのようにしていた。制服を著ているから、警だとおもう人が仲裁の様なじになっているのが見て取れた。私には関係ないと思い近くを通りかかった看護師を捕まえて、今後どうしたら良いのかを問いただした。院する必要があるのなら、著替えを取りに行ってこなければならない上にいろいろ準備も必要だろうし、社長に連絡して休みにしてもらわなければならない。看護師はしだけ困った顔をして、院の必要はないとおもうけど、検査は必要になるだろうとの事で、検査の順番に寄っては、今日は病院に止まってもらう事になるかもしれないとの事だった。息子に話をしたら、検査はまだしていないから今日はこのまま病院に居る事になりそうだった。ただ院までにはならないから明日には帰られるだろうと言う事だった。保護者として付き添いたいと申し出るがそれは出來ないとの事だった。付き添いたい気持ちはあるが、息子からも大丈夫だと言われたので、今日は帰る事にした。院しないで良さそうだと言う事や話したじで安心した。同じ部屋にいた親さん達も皆帰って明日迎えに來る事にしたようだった。病院側からは、迎えに來る時に著替えを持ってきてしいとの話が最後にあった。そして、手荷や著ていたは警察の調べが終わってから返される事になったから、詳細は警察に聞いてしいとの話だった。
警察と言われて、思い出して、森下と名乗った警に連絡をれた。明日にでも、息子を迎えに著た足で警察に來てくれないかと言われた。拒否反応はあるが、息子と私と併せて話を聞きたいとの事だった。他にも何人かにお願いしていて、何か用事があるのなら斷ってくれてもよいと言われた。斷った場合には、後日家に來て話を聞く事になるかもしれないと言われたので、面倒事は一度で済ませる事にして、明日なら何時でも良いと言われたので、息子を迎えに行った後で警察に行く事を告げた。森下付で言ってくれれば大丈夫との事だった。息子に、明日警察に行く事を告げて、病院を出る事にした。
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