《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》幕間 ゲートの中

ゲートに飛び込んだ二人の同級生を見ながら、殘された19人はお互いを確認して牽制するようになっていた。二人が溶けるように見えなくなってしまった事で恐怖心が芽生えたのかもしれない。

『君達はらないの?』「「「「.....」」」『僕としてはこのままでもいいけど・・・ね。』「「「「.....」」」『このまま時間が進めば彼らは有利になる可能があるよ。』「「「「!!」」」『し考えれば解るでしょ。1,460倍で進むよ・・・・だから、1分過ぎるだけで1日なくなるって事だと?このままグダグダして、360分も経てば1年近く彼らは先を生きる事になるよ。解っているの?』「「「「!!」」」

アドラの言葉を聞いて、我先にゲートに突するのだった。

ゲートの中にった凜にも変化が現れていた。の浮遊にも慣れた事で、自分のスキルを検証してみる事にしていた。

う~ん。どうにかならないかな。ゲートにる前に和葉のステータスを確認したけど、たしかにあれが同級生たちのステータスだとしたら、僕は簡単に殺されてしまうだろうな。もうしアドラに聞いてから來ても良かったな。比較対象が和葉だけだから、違っているかもしれないけど、今確認出來る方法が無いからな。それに、和葉もステータスを既に隠蔽していたみたいだよな。僕には見ることが出來たのは、萬鑑定見す力の力だろう。もうしスキルの説明がほしいな。パッシプスキルなのかアクティブスキルなのかも知りたいな。

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『......』「だれ?」『.....(にぃ)』「!?」『....やっと答えてくれた。凜君だよね?』「そうだけど、誰?アドラじゃないよね?」『うん。僕の事はマノーラと呼んで、君の事をよく知る神だと思って』「ん?」『どうしたの?』「なんか懐かしい気分になったけど、気のせいですよね。僕に神の知り合いは居ないから」『そうだね。それで本題にっていいかな?時間もあまりなさそうだからね』「あっはい。何でしょう?」『僕は、進化を司る神の一柱なのだけどね。アドラとパーティアックのやろうとしている事にしだけ干渉するのに功して、し力を付與出來たのだけど・・・ね。その説明をしようと思ってね。』「!?パーティアック?」『あぁ君達は知らないよね。気にしなくていいよ。面倒な権力闘爭だと思っていいよ。』「そうか・・・。それで僕につけた力って?」『(納得してくれるのだね)え~とね。どう説明したらいいか、難しいな。』「もし可能であれば、僕の質問に答えてくれませんか?もちろん、解る範囲でかまいませんので」『いいよ。そのほうが楽かもしれないね。』「それではいくつか今じている力=スキルに関する質問です1)一緒にった和葉のスキルには數字が付いていなかったけど、僕にはあります。あれは何なのですか?2)スキルには、パッシブスキルとアクティブスキルがあるのですか?3)スキルにレベルのようなものがあるとしたらレベルアップの方法は? この3點で答えられるなら教えてしい。」『あぁそれ!それ!良かった説明が難しいなと思っていたのだよね。』マノーラの説明を要約すると1)スキルには本來レベルがあるけど、本人が識別出來るようなものではない。鑑定に例えると、使い続けると、鑑定の度が上がるなどの効果がある。でも、僕が持っている隠蔽等々は、厳なベレルが存在する様になっていて、スキルが進化する事になる。2)言語理解やとの會話はパッシブスキルで不都合なく使う事が出來るようになっているが、隠蔽や念話は使おうとしないと使えないアクティブスキルになっている。萬鑑定《見す力》だけは、何を見ようとした時に発するスキルでパッシブに作するけど、作條件にアクティブスキルのような意思が必要になる。3)使えばレベルアップする。レベルは9まで存在している。條件を満たすことで限界突破リミットブレイク出來るが、條件は自分で探してしい。これだけでも十分な報だった。スキルのレベルはスキルを使い続けて、マノーラ神殿に來て、レベル條件を満たしている事で解放されるらしいが、僕は最初から開放されている稀有な存在らしい。そして重要な事は、このレベルは異世界では認知されていなくて、通常のステータスオープンや鑑定では見る事が出來ない。マノーラはそれだけ話をすると、『時間がなくなってきたよ。』「念話の使い方は?」『今やっているに、相手に意思を伝えようと思えば、相手次第だけど會話できるよ』「....マノーラは、僕の事を知っているの?」『....ゴメン。答えられない。』「そうか、また會える?」『多分ね。』「そうか....」『他には何かある?』「一緒にゲートをくぐった和葉はどうなったか解る?」『ゴメン。君しか捕まえる事が出來なかったからわからないよ』「....」『もう時間だよ。またどこかで會えると嬉しいな』「そうだね。またどこかで」『うん。バイバイ』マノーラは、頭の上で両手を添えるように小さく手を振った。

「バイバイ。か.....」あのときにも同じように、別れたのが最後だったよな。

それにしても、スキルのレベルアップかなんとなく數字があるからそんな気がしていたけど・・・。実踐的なスキルが無いから、レベルアップしてもあんまり役立ちそうにないよな。でもやらないよりはいいだろうな。スキルの検証とかは、13年後にし始めるしか無いだろうな。

できれば、イージモードで開始できればいいけどな....。難しそうだな。

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