《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》マヤと買
いつものように、腕につかまって寢ているマヤを起こして、昨日の事をぼかしながら説明する。
「ふぅ~ん。リンのやりたい事に協力してくれる人達なんだね。」「そういうこと」「やりたい事って何?ハーレムを作るなんて事じゃないよね?」「・・・・マヤ。」「ちがうわよね・・・・・・」「マヤ。違うよ。探求者になりたいんだよ。それに、僕達は狙われているから、それに対抗する手段も考えておかないとならないだろうからな」「そうだよね。リンの事はマヤが守るから大丈夫だけど、それだけじゃないかもしれないよね」
昨日重久が言っていたが、マヤをよく見ると、本當にだとおもう。転生者のが強く出ているのか、13歳にして某國民的アイドルのセンターを張れるのではないかと思ってしまう。意識しだしたら止まらなくなってしまいそうだ。僕は、転生前もDTだ”年齢=彼居ない”で間違いない。そんな僕が、こんな可い義妹が.....やめておこう。絶対にやばい。これ以上は妄想になってしまいそうだ。
「ねぇねぇ」「ん?あっゴメン。考え事していたよ」「もぉ今日はどうするの?」「あぁ晝過ぎにさっき言った子が何か相談したい事があるって事だから訪ねようとおもう。」「へぇ~人には優しいんだね。」「あのなぁマヤ。(そういうお前も綺麗で可いって自覚を持てよ)」「何?なんか言った?」「なんでもないよ。」「ほんと?(聞こえちゃった。可いって....!!)」なぜかテンションが急上昇したマヤは今までの不満がなくなっかのような晴れやかな笑顔になった。
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「まだ、約束まで時間があるから、ニグラの街をフラフラするか?」「うん!!!」
マヤと二人で街中をふらつく事にした。宿屋を出て、『夜の蝶』を覗き込んでみたが、営業はしていない様子だった。昨日あのまま泊まったのか解らないが、ひとみ達の姿も見えない。
「リン。早く。」「あぁ」
手を引っ張られるように大通りを門に向かって歩いて行く、先日、マヤはニグラの街を歩いている。今後の事もあるから、防や武を見ておきたい。幸いな事に軍資金はまだある。
「マヤ。防や武を見たいから、商人地區に行きたいけど場所はわかる?」「うん。わかるよ。こっち」
今日も、パシリカに來たのか、同世代の子供が多く見られる。この中に転生者が居るんだろうなどと考えながら、マヤに引っ張られて歩いていると、道の両側に店が並んでいる。商店街の様なじに見える。時々、屋臺で串焼きやちょっとしたお菓子みたいなを売っている店もある。
「おぉこの前のお嬢さんじゃないか?」「あぁおじさん!!」「ん?」「今日は、彼氏と一緒なのか?」「っちがうよ。リンはお兄ちゃんなの!」「ほぉ~それにしては、この前と違って嬉しそうじゃないか」「マヤ。」「リン。気にしないで、おじさん。串焼き二本頂戴。」「あいよ。しょぼくれた顔よりも、今日の方が魅力的だぞ。ほら、クック焼き二本。400レインだけど、350レインにおまけだ。」「ありがとう。」そう言いながら、マヤは銅貨4枚を渡してお釣りを貰って居る。クック焼きを僕に一本渡して、「この前食べたけど、ここのクック焼きは他と違ってらかくて臭くなくて味しいよ」「ほぉ」一口噛んだ時に、鶏の様な味が口の中に広がり、の甘みが伝わってくる。
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「おっちゃん。このは、クックの?」クックとは、鶏に似た魔だがサイズが小さい個でも1m近くある。筋も発達していて、烏骨鶏を大きくしたじだと思えばいい。
「おぉ解るのか?そうだ、を使っているぞ。」「は無いの?」「あるぞ、普段は焼いていないから、今から焼くけど、それで良ければ焼くぞ」「うん。二本お願いしていい?」「おぉそれじゃ待ってろ。二本で600レインにしてやる。」「ありがとう。」數分待って、出されたクックのは本當に味しかった。塩が貴重なのかあまり使っていなかったが、それでも十分食べごたえがある味しさだった。
「おっちゃん。味しかった。」「おぉまた來いよ」
マヤと防屋や武屋を見ながら街を歩いている。「(ん?)」「どうしたの?」「いや.....。」
「あぁぁぁリン君。」「サリーカ....。なんでお前がここに居るんだ?」中里サリーカが居るのは、中規模商隊が店を開いている場所で、店番の様なじになっている。「ん?だって、ここ私の家だよ?」「家?」「言ってなかった?私の実家商隊で街々を渡り歩いているんだよ。行商人って言えばわかりやすいかな。」「あぁゴメン。此奴は、マヤ。俺の妹。マヤ。この人はさっき話した、俺に協力してくれる仲間の一人のサリーカ。」「ふぅぅん。やっぱり可い人だね。」「貴がマヤちゃんね。私はサリーカ。お兄さんの協力者です。」「あ。ゴメンなさい。私はマヤ。愚兄がご迷おかけします。」「マヤ。愚兄はないだろう....。」「フェムの言うとおり、兄妹ってよりも人だね。」「人なんて....そんな風に見えるのかな?」「うんうん。もうそりゃぁ仲がいい人にしか見れないよ。」「・・・・。あのさぁ。まぁ良いけど.....。」「リン君は何しているの?」「あぁ待ち合わせ時間までまだあるから防とかを探しに來たんだよ。」「そういう事なら、セトラス商會でご購いただけるとうれしいです。」「まぁそうだな。マヤ。何か必要なが無いか見繕ってくれ。」「うん。解った。」そう言って、マヤは商隊の商品をし始めた。中里サリーカが近づいて、耳元で何かを囁いた。顔を真赤にして、何かを言い返しているが、それでも何か決めた用で、一人の聲についていった。「サリーカ。何マヤに吹き込んだんだ?」「同士の緒はなし。」「おいおい。マヤに変な事を教えるなよ。」「うん。大丈夫だよ。きっとリン君も喜ぶと思うからね。」「・・・・まぁいいや。おっそれから、丈夫な皮の防とマヤには弓一式と矢を數本。矢筒もあったら嬉しい。俺には、同じ防とスリングと小型ナイフがあれば嬉しい。素材は任せる。用意出來るか?」「出來るけど、結構いくよ?」「あぁ大丈夫。これで足りるか?」そう言って、魔法の袋マジックポーチから金貨一枚と取り出す。「え”~~~~~~!!!それって魔法の袋マジックポーチ!?金貨一枚?」「っおおお。足りるか?」「十分だよ。ミスリルとかは無理だけど、普通によく切れるナイフ位なら十分買えるよ。全部そろえてもお釣りが出るよ。」「そうか、それならよろしく頼むな。後、日持ちする食料ああると嬉しい。」「了解だよ。って、それって魔法の袋マジックポーチだよね?」「っち。そうだよ。」「ねぇ今、”っち”って言わなかった?バレないとでも思ったの?」「思っちゃいないが、話が逸れたと思っただけだよ。そうだよ。魔法の袋マジックポーチだよ」「始めて見た。大きさは?本當に沢山るの?」「おぉ沢山るぞ。300アイテムで999個づつるみたいだ」「へっ?」中里サリーカが間抜け面になる?「ん?」「ううん。あのね。リン君。魔法の袋マジックポーチは、大中小って有ってね。多くても、200アイテム/99個なの?それ以上って國寶級のなんだよ」「え”」「知らなかったの?」「あぁオヤジ達から渡されただからな。中も999個っているもあるから間違いないし、アイテムも220っているから間違いじゃないと思うぞ」「・・・・。どっかの國の皇子とかじゃないよね?」「違うよ。昨日も言ったけど、しがない探求者の息子だよ。」「それでも.....。どうしたの?」「いや、お前の所、買い取りとかもしてくれているのか?」「もちろん、しているし、その為に鑑定士も雇っているよ。」「そうか、見てほしいものがあるけどいいか?」「別に良いけど.....。」魔法の袋マジックポーチから、コボルト魔核と魔核を取り出した。それを、中里サリーカに見せる。「・・・・リン君。これって魔核?」「そうらしい。」「・・・・・ヴァっっっっっっっっっっっカじゃないの?こっち來なさい。」盛大に罵倒された気がするが、中里サリーカに引っ張られるままに、商隊のカーゴの中に連れて行かれた。小部屋になっていて商談なんかを行う場所のようだ。中里サリーカは中にると、魔道を一つ起させた。そして、こちらを向いて「リン君。いや、神崎君。しお話しましょう。私の鑑定では正確な価値はわからないけど、君が取り出したはこの命が安い世界では、殺してでも奪う価値のあるだって解っている?」「え”そうなの?」「はぁ知らなかったんなら良いけど、今後は気をつけたほうがいいよ。それで、”それ”売るの?」「いや、お金はまだそんなに必要じゃないんだけど、今後売らなきゃならないような時に、買い叩かれないようにしたいと思ってね。中里の所なら安心出來るだろう?」「はぁ・・・そういう事ね。多分。ううん。ほぼ確実に家では買い取れないから、それこそ宗教國家ドムフライホーフ辺りの豪商に買い取ってもらうしかなよ。これって一個だけ?」「・・・・。ううん。コボルト魔核が74個で、魔核が大きさがバラバラだけど約2,000個」「はぁ?ヴァっっっっっっっっっっっカじゃないの?島でも買う気なの?大きめの島買ってもお釣りが來るよ。こっちの貨幣価値わかっているよね?」「その位はわかっているよ。いくら田舎育ちでも、銅貨が100円位で、銀貨が一萬位だろ?」「そうそう、それで、君が持ってきたの価値は?」「解らないから聞いているんだよ。田舎には魔道なんて殆どなかったし、使っていなかったからな。」「はぁぁそれじゃしょうがないか。その大きさなら、金貨50枚以上は確実ね。要するに、5,000萬以上ね。コボルト魔核に関しては、私もそれほど詳しくないけど、多分一個金貨70枚って所じゃないかな。」「へぇそんなにするんだね。それじゃこれだけで、全部で一億二千萬位になるんだね。確かに、安めの島なら買えそうだし、遊んで暮らせそうだね。」「はぁ?何いってんの?一個の値段だよ。ちょっと待って計算するから.....」「・・・・・」「コボルト魔核が74個で、金貨5,180枚 魔核が大きさが違うって言うけど、金貨100,000枚で、白金貨10枚と大金貨51枚と金貨80枚・・・・・日本円で、一千五十一億八千萬になるわよ」「はぁ?」「こっちがそう言いたいわよ。もうひとつ言わせてもらうと、神崎君が持っている魔法の袋マジックポーチ多分大金貨1枚程度の価値にはなるわよ。」「え”一億?」「そ。はぁ」どうも、僕は能力的には異世界の平均だったらしいが、環境や持っているがチートだったようだ。「後は何かある?」「う~ん。後は、武とか鉱石とか何か解らないだけだよ。」「そう。仲間で価値が解る鑑定持ちが出てきた時に整理したほうが良いかもしれないよ」「そうだね。あっ」「何?」「腐ったとかどうしたらいいとおもう?」「はぁ?!なにそれ。」「これをくれたのは母親らしんだけど、ちょっとおっちょこちょいと言うか天然がっていてね。生も一緒にれていたみたいなんだよね。」「っは。それで腐ったが出てきたわけね。」「そ」「農家にでもあげたら、喜んで引き取ってくれるよ。地方に寄っては、わざわざ魔のを腐らせて、料にしている所もあるからね。」「そうかぁありがとう。里に帰って畑に巻くことにするよ。」「あと、護衛の人に教えてもらったけど、腐った魔のは、そのまま燃やすと魔よけにもなるらしいわよ。」「へぇそうなんだ」
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”トントン”ドアを叩く音がした。「神崎君。ドア開けたら、リン君って呼ぶからね。遮音の魔道の効果が切れるよ」「あぁ解った」
中里サリーカがドアを開けた。何か変わった事が起こるかと思ったが、何も起きなかったが、今まで気にならなかった、外の雑踏や話越えが聞こえてきた。「リン。」マヤが飛び込んできて、抱きついてきた。「マヤ。どうした?」「ううん。サリーカに言われて可くしてみたの?」し離れた位置にマヤが著地して、くるくる廻っている。短めのスカートでし出している服を著ている。「うん。すごく似合っているよ。可いよ。」真っ赤になって下を向くマヤと、それをニヤニヤしながら見ている 中里サリーカ 。
「お嬢。これで良いですか?」一人の男がってきて、防や武と食料を持ってってきた。「久しぶりの乗客ですね。金貨一枚なんて頑張って見ました。」どうやら僕が注文したらしい。「サリーカ。これいいのか?」「うん。リン君の注文通りに集めさせたからね。防は後でに併せて調整するけど、それ以外は見てね。」「おぉぉ。マヤ。いつまでもそうしていないで、弓を確認してくれ。」「っ...うん。」弓を持って、確認している。僕もスリングやナイフを確認している。「・・・・ねぇこの弓ってエントを使っているの?」「おしい。エントじゃなくて、ヤングエントって種別の奴で一段劣るけど、の子が使うにはちょうどいいとおもうよ。」「へぇそうなんだぁすごく使いやすいよ。」「サリーカ。いいのか?足出ているんじゃないのか?」「大丈夫だよ。こっちにも儲けがあるからね。それに、ヤングエントはそれほど珍しい素材じゃないからね。」「そうか、それならいいけど・・・・。」「あっそうだ、マヤちゃん。こっちこっち。」「何?何?」
中里サリーカとマヤが何かボソボソと話している。マヤが、駆け寄ってきた。「ねぇリン。」「ん?」「私が可くなったら嬉しい?」「何言ってんだよ・・・・・。」中里サリーカがニヤニヤしながら見ている。「嬉しいな」「うん。それじゃ!!サリーカ。さっきの奴買う。」「お買上げありがとうございます!!」なんか、嫌な予しかしないが、マヤが嬉しそうだから何も見なかった事にしよう。
一通りの買も終わったので、中里サリーカと別れて、一旦宿に戻ることにした。それにしても、協力者に商人が居るといろいろ便利になりそうだな。鑑定も、自分で出來るが、和葉も出來るはずだし、商隊の中にも居るのがいい。
マヤは終始ニコニコ顔だ。よほど気にったのか、中里サリーカの所で買った服を今も著ている。今まで著ていたは自分が持っていた袋にしまいこんでいるようだった。袋も新しくしているようだった。の子だからそういう気分になってもいいし、気にしないことにした。最後に、中里サリーカからけ取ったも袋に大事にしまっていた。
それにしても、家の馬鹿両親は子供に國家予算級のレインを持たせて何がしたいんだ?里に帰ったら問い詰めよう。
僕はまた、あの鈴の音を聞く
皆さまの評価がモチベーションへとつながりますので、この作品が、少しでも気になった方は是非、高評価をお願いします。 また、作者が実力不足な為おかしな點がいくつもあるかと思われます。ご気づきの際は、是非コメントでのご指摘よろしくお願い致します。 《以下、あらすじです↓》 目を覚ますと、真っ白な天井があった。 橫には點滴がつけられていたことから、病院であることを理解したが、自分の記憶がない。 自分に関する記憶のみがないのだ。 自分が歩んできた人生そのものが抜け落ちたような感じ。 不安や、虛無感を感じながら、僕は狀況を把握するためにベットから降りた。 ーチリン、チリン その時、どこからか鈴が鳴る音が聞こえた。
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