《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》能力の目覚め
晝までまだし時間があった。晝寢するには時間が短そうだ。そうだ、ニノサの手紙にあった書類とやらを確認しよう。マヤはどうしているのかと思えば、買ってきたものを広げて眺めたりしている。この辺りは、地球のの子と代わりが無いんだな。魔法の袋マジックポーチから、書類となっている紙の束を取り出した。羊皮紙が束ねられたで、端を3箇所紐のようなで縛ってある。
最初のページを開けてみた。ニノサの字で「リン。ニグラで信頼できる豪商や貴族に知り合いが出來たら、この書類を見せろ。」それだけ書かれていた。書類の説明がなかった。ページを読み進める事にした。
數字の羅列だけがある。途中地図らしく図面があるが、塗り分けられているだけだったが、領主の収める地域のようだ。ポルタの街も書かれている。ポルタの街に數字が書き込まれている。人數だろうか?確か、その位の人口だったような気がする。その下に、レインと書かれているから、多分、お金の事だろう。そうすると、租稅や何かじゃないのかと思って読み進める。
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全部を見たわけではないが、領主が王國に収める租稅を過小に報告していたり、雇った兵數や護衛の數をごまかして居たりする數字が書かれている。村々からの陳も握りつぶしている様子も書かれていた。
この書類は、領主の不正を告発する為に必要なだ。これ一つで領主が斷罪されるとは思えないが、領主と敵対する派閥に渡れば大きなダメージを與える事が出來る。
多分、僕達の命が狙われたのは”この書類"のせいじゃないのか?処分出來ない上にもっているだけで厄災になりかねない。弾に近いだ。あのバカ。何考えているんだ。どうしろっていうんだ。豪商にも貴族にも知り合いはいないぞ・・・・・・。そうか、パシリカの時に教會に渡すって方法も有ったのか・・・・。でも、敵なのか、味方なのか、解らない狀態ではけないし、貴族や豪商の派閥なんて知らないからな。面倒事を抱え込んだ気分になったが、考えを保留する事にした。弾には違いないが、魔法の袋マジックポーチの中にれておく分には誰にも知られる事はないし、安全だろう。命の危険は依然解消されないが、何度か僕達の荷を強奪しているのは、領主の関係者と見て間違いないし、そろそろ諦めてくれないかな。
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「・・・リン。」「っ!あぁマヤ。そろそろ時間?」「うん。さっきから話しかけたけど、聞こえてなかった?」「あぁゴメン。ちょっと考え事していたよ。何?」「ううん。サリーカに言われたけど、今日私が言ってもいいの?」「あぁ問題ないとおもうよ」「でも、サリーカがびっくりするかもしれないって言っていたから.....。リンの事は信じているけど、リンがダメって言うならおとなしく待っているよ」「・・・・。大丈夫だよ。マヤも一緒に行こう。」「うん!」マヤは腕にしがみついてきた。頭をでてあげると嬉しそうにしている。
「さて、それじゃちょっと早いけど、『夜の蝶』に行って、食事をしてから話をしに行こう」「うん。でも、さっきクックの串焼き食べたから、そんなにお腹へってないよ。」「何か軽く食べられるものを聞いて食べよう。素通りするのも気がひけるからね」「そうだね。行こう。」『夜の蝶』にやってきた。晝になったばかりなのに今日はそこそこ混んでいる。適當な席に座ると、重久フェナサリムが近づいてきて、「あれ?早いね。まだ時間になっていないよ」「あぁ晝飯を食べてからと思ってね。」「そうなんだね。おすすめでいい?」「いや、クックの串焼きを食べているからし軽めの奴にしてくれ...」「了解。適當でいいよね?」「あぁまかせる」「マヤちゃんもそれでいい?」「うん。リンと同じで大丈夫です。」「了解だよ。し待ってて」「いくらだよ。」「あぁ2,000レインでいいよ。」「普通にランチ食べるのと同じじゃないか」「あれ?バレた。」「あぁ」「フェム。遊んでないで早く持っていけ、それから、軽めの食事なら二人で1,200でいいぞ」奧から親父さんの聲が聞こえてきた。しばらくして、食事が出てきた。と野菜のスープに、黒パンが2つだった。十分重いが、パンは保存が効くように焼き固められていた。スープにつけて食べると丁度いいじになる。一つは保存しておいてもいいだろう。
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さて、食事も終わったし、約束の時間も近いだろう。親父さんにお禮を行って、昨日と同じように奧の階段を上がって、目的の部屋の前に立って、ノックをした。『どうぞ』そう言われて、ドアを開けて中にった。昨日と同じ面子が揃っている。一人奧に初めて見る顔のの子が居る。雰囲気から異世界人だろう。各々テーブルに著いた。
今日も、重久フェナサリムが仕切るようだった。「まず、今日見つけた一人の自己紹介から始めましょう。」そういって、端っこに小さくなっていた子が立ち上がった「私は、フレット。真命は、松田昴。リン君。よろしくね。」松田フレットは、記憶に間違いがなければ、いつもひとみイリメリと一緒に居た子で、部活も同じだったとおもう。「父親は教會関係者で、今日手伝いに出ていたら、フェムとぶつかって、その時に、気がついたの。」「さて、リン君。マヤちゃんには説明してあるんだよね?」「何を?」「私達の事をだよ?」「ん?」「全員、リン君の人候補だってしっかり説明した?」「おぃ重久。お前。」「リン。やっぱり、ハーレムを作るつもりなんだね。」「ちっ違うぞ。マヤ。フェムもいい加減な事を言うな。」「ゴメン。ゴメン。ちょっとからかって見たかったの。私とイリメリとミルは意外と本気何だけどね。」「いいから、話を続けろ。」「はいはい。その調子じゃ説明していないね。」「協力者だって事は話してあるぞ。」「それだけ?」「あぁそれ以上は必要ないだろ?」
「ほらね。私の言った通りでしょ。やっぱり、プランBで行かないとダメだよ。」何やら陣だけで相談を始めた。「マヤちゃん。」「あっさっきはありがとう。サリーカさん。」「ううん。いいよ。それよりも、リン君。ちょっとマヤちゃん借りるね。」「??」「悪いようにしないから大丈夫だよ。ね。私達にまかせて。」「おぉ」「それじゃマヤちゃんちょっとこっちに來て話をしよう。」「??」
マヤを連れて、中里サリーカ・松田フレット・重久フェナサリムがし離れた所に移した。何やらこっちを見て話をしている。教會がとか話をしている。時折、神崎と言う言葉も聞こえる事から、地球の事をうまくごまかしながら話しているんだろう。詳しく聞くと墓を掘りそうだから軽くスルーしておく。時折笑い聲が聞こえる。仲良くやってくれているのなら良いことなんだろう。それにしても、転生者だって事をどうやってごまかして話すつもりなんだろうか?
暫く、ひとみイリメリがれてくれたお茶を飲みながら待っていた。だれからも話しかけられることもなく、時間だけが過ぎていく。なんとなく、學校に通っていた事を思い出して懐かしく思えてくる。和葉ミトナルが自分を見ているのに気がついたが、地球時代から培ってきたスルースキルを発して華麗に無視している。ふと自分のスキルを確認して見る。
真命:リン・マノーラジョブ:使い力:80魔力:80腕力:70敏捷:50魅力:190(+250)魔法:外(2)スキル:(隠蔽)隠蔽(2)、言語理解(1)、(隠蔽)念話(1)ユニークスキル:(隠蔽)との會話(1)エクストラスキル:(隠蔽)萬鑑定《見す力》(1)
隠蔽のレベルが上がっている。いつ上がったんだろう?法則がわからないな。何が出來るんだろう?隠蔽に意識を集中して『鑑定』を行った。”自分の、ジョブとスキルと魔法の項目を偽裝できる”/”っている他人の真命・ジョブ・スキルを改竄できる”/”鑑定スキルで偽裝した事が見抜けなくなる”かなりチートな能力になってきた。これで協力者の真命を改竄すれば、異世界人だってバレる可能が一気に低くなる。ジョブも改竄してしまえばほぼバレなくなる。自分の”使い”のジョブを”農民”と改竄してみる。試しに、この世界ではありえない職業の”プログラマ”にしてみたが、ジョブが変更された。改竄しているだけだから何にでもなれるんだろうな。さて、農民じゃ蕓がないし、”漆黒の咆哮ブラックハウリング"とかでも良いけど廚二臭すぎる。後で皆に相談すればいいか。
スキルのちょっとした確認をしていると、マヤとの話し合い調教が終わったようだ。「リン。リン。リンってすごいのね!!!」急にマヤがそんな事を言いだした。中里サリーカ・松田フレット・重久フェナサリムの方を、見た。全員が視線を外しやがった。「マヤ落ち著け。彼たちに何を言われたのか解らないが、僕は僕だからね。」「うんうん。解っている。大丈夫だよ。」わけが解らない理解力を発揮している。まぁこれで異世界人とかの説明をしなくて済むのならありがたい。「ねぇリン。昔の記憶があるって不思議なじなの?」「ん?」「マヤちゃん。それは聞かないであげて、辛い記憶もあるだろうからね。リン君も私達と同じで、17歳で一度死んでしまったんだからね。」「あっリン。ゴメン。」「いいよ。大丈夫だよ。」
「さて、話を戻しましょう。」「その前にちょっちいいか?」「「!!」」「何?」重久フェナサリムが反応した。「フェム。ちょっと手を貸して」「何?何?の告白?」「馬鹿言っていないで、スキルシートを確認してみろよ」「??」
「!!!!!!えぇぇぇぇぇぇなんで、何したの?リン君。どういう事?」「フェムどうしたの?」陣が重久フェナサリムに近づいて、ステータスを確認している。「「「「!!」」」」「真命が変わっているだろう?」「「「「!!」」」」「なんで?リン君がやったんだよね?」「隠蔽のレベルがあがって出來るようになったんだよ。後、『っている他人の真命・ジョブ・スキルを改竄できる』『鑑定スキルで偽裝した事が見抜けなくなる』って事が出來る。ほら俺を確認して見て、ジョブがあり得ないになっているからな」そう言って、手を出しだして皆が確認する。ジョブ名は”プロゲーマ”に変えてある。「「「「!!」」」」「新しくなった隠蔽で出來る事を確認していたら、そういう事が出來るようになったみたいなんだよ。これで、みんなの真命やスキルを偽裝しておけばバレる事がないとおもうけどどうかな?」「「「「!!」」」」「でも、そのときには、僕にスキルが全部見えちゃうけど、それでもよければだけどね。」
和葉ミトナルが一番最初に聲をあげた「私は問題ないわ。リン君お願いします。」和葉ミトナルが手を出してきた。手にれてから、「ミル。真命はどうする?」「真命の前に、スキルの偽裝をお願いしていい?」「あぁいいよ。どうする?」小聲で「リン君。君鑑定出來るでしょ?」「!!!」「それはおいておくとして、私の隠蔽と鑑定、魔法吸収・剣技吸収を改竄してしい。」「OK。どうする?」「吸収系を、習得に変えてほしい。隠蔽と鑑定は、空白に出來ないかしら?」「了解やってみる。習得に変えられたし、空白にする事が出來たぞ」「ありがとう。誰か鑑定を持っていない人にみてもらう事にする。」「おぉ」「真命も改竄してしい、・名みたいな形にしたほうが良いんでしょ。」「そうだね。」「それなら、ミトナル・マノーラじゃダメ?」「ん?マノーラ・・・・・いいけど・・・なんか聞いた事がある。まぁいいか、ほら、改竄したぞ」「ん。ありがとう。」和葉ミトナルがすぐに手を話してしまった。あっマノーラって僕が真命につけている名前じゃないか....「ミル。その真命....。」「ダメ。もう決めちゃったから勝手に変えたら怒るよ」最後にニッコリ笑われてしまった。何してんだか.....。
他の子の真命とスキルの改竄を行った。それをマヤが不思議そうに眺めていた。「ねぇなんで真命を変える必要があるの?大切なじゃないの?」重久フェナサリムが代表して答えるようだ。「マヤちゃん。私達が同じ時代に生きて、同じ時に死んだって話はしたでしょ。その時に、リン君に協力的じゃない人たちも一緒に死んでいるの。その中にはリン君を殺そうと思っている人が居るかもしれない。私達がリン君に協力的だった事は相手も知っているとおもうのね。ここまでは、さっき話した通りだよね?」「うん」「それで、リン君に敵対している人たちが、リン君を探す方法って何があるとおもう?」「??あっ真命。」「そう!リン君の真命を探す事になるんだよ。さっき見せた通り、私達の特徴は、マヤちゃんに読めない様なになっているんだよ。でも、私達にはそれが何故か読めるんだよ。」「うん。あっそうか、だからフェム達の真命も変えるんだね。」「そ、私達がバレたりしたら、リン君の事も見つけられてしまうかもしれないからね。」「そうだったんだね。リン。私は大丈夫なの?」「ん?マヤは大丈夫だよ。」「そ!良かった。」そう言って、マヤが後ろから抱きついてきた。子からは生暖かい視線を向けられたらきっと気のせいだろう。その後、マヤが後ろから抱きついた形のまま、殘っていた子の真命とスキルの改竄を行った。
全員の意見を聞きながら改竄を行った。かなりの時間がかかってしまった。鑑定を持たない子が、改竄された結果を見て、鑑定を持つ、和葉ミトナルとマヤが鑑定でどう見えるのを説明している。
「さて、リン君のおかげで今後の事が大分やりやすくなったけど、私が考えている事を説明するね」
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