《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》ギルド準備中の日常

昨日は、『居住區』に泊まった。元々荷なかったし、手荷の類も魔法の袋マジックポーチの中にれていたので、宿に取りに帰ることもなかった。今日もマヤは安定飛行で、僕にしがみつくようにして眠っている。マヤを起こしてから、食堂に向かった。

ヘルダー夫妻の所の娘のミーシャがテーブルを拭いている。それを、付の貓族のレーゼルの妹のウィンザーが手伝っているようなじだ。僕に気がつくと「「おはようございます。」」二人が元気な聲で挨拶をしてきた。「おはよう。二人共ゆっくり寢られた?」「「はい!」」「そうか、良かった。朝ごはんを二人分お願い。軽めでいいよ。君達も朝ごはんまだなら一緒に食べよう。」「「はい!」」キッチンスペースから、ベックとヒルダが出てきて「「おはようございます。リン様。マヤ様」」「うん。おはよう。何か問題があったら早めに言ってね。」「はい。今のところ問題はありません。」「それは良かった。」「私たちは幸せです。リン様の奴隷としてしっかり働かせていただきます。」ヒルダが朝食を持ってきた。野菜スープと黒パンが一つだ。この當たりのスタンダードは朝食になっている。「皆にも同じものを出しているんだろう?」「はい。昨日、リン様に言われて、そうするようにしました。」「うん。最初の頃はそれでいい。段々好みとかが出てくるとおもうから、そうしたら手間だろうけどアレンジしてあげてね。」「はい。解っております。」「なるべく、食事くらいは好きに取らせたいからね。」野菜スープに黒パンを浸しながら。朝食を胃袋におさめていった。マヤも同じように朝食を食べながら、ミーシャやウィンザーと何か楽しそうに話している。「人數が多くて悪いね。人手がしくなったら言ってね」

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「あぁそうだ。時間が有るときで構わないから、フェムやタシアナに料理の事を聞いておいてしい。」「「??」」「僕の好みとか、彼たちの好みの料理のことなんかをいろいろ試しながら作っていってほしいからね。」「はい。解りました。」

食事を終えて、一階のギルドスペースに向う。マヤは食堂に殘って、ヘルダー夫妻を手伝うと言う事だった。まだ営業は初めていない。重久フェナサリムが、護衛と付に話をしている。ラノベでよくあるギルドの付を再現するようだ。僕がきたことに気がついて「リン君。相談があるんだけど?」「何?」「子供のケモミミを私にプレゼントしてくれない?」「はい?」「抱きしめたら気持ちいいだろうなぁぁぁ」「あのなぁ」「って話は、ギルドがうまく言ってから考えるよ。付のシフトとか対応時間とかどうしたら良いのかなっと思ってね」「追々でいいんじゃない。今決めなくてもね。うまくいくまでは、今の付だけでやることになるだろうから、時間も限られるだろう?軌道に乗ってきたら、24時間営業にして、奴隷は朝と夜にシフトして晝間はバイトでも雇えばいいんじゃないのか?」「あぁそうだね。コンビニ方式だね」「そうだな。」「『居住區』の正面はどうしたらいい?」「ん?任せるよ。本來なら馬車をれる場所らしいけど、僕ら馬車なんて持っていないし、裏庭にでもおいておけばいいだろうからな。」「そうかぁ軽食とお酒を出す、スペースにしていい?」「いいよ。」

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そこに、ひとみイリメリが降りてきた。「リン君。フェム。おはよう。」「「おはよう」」「ちょうどよかった。イリメリにお願いがあったんだ」「何?」「一旦里に帰って戻ってくるんだよな?」「うん。そのつもりだよ」「それからで良いんだけどね。子供たちに文字の読み書きや簡単な四則演算を教えてしい。」「うん。かまわないけど....」「孤児を遊ばせておくよりは勉強したらご飯食べられるって教えるほうがいいだろう?」「あぁそういう事ね。了解だよ。私が居ない間は、ルナやフレットに擔當してもらうように言っておくね。」「頼む。ルナには、禮儀作法の簡単な所も教えるように言っておいて」「解った。」

そこまで話した所で、『ギルド區』の付の片付けが終わったと、ブルーノが報告してきた。重久フェナサリムとひとみイリメリにまかせて、マヤがいる所に移した。食堂が、宛ら戦場の様になっていた。孤児が起き出して、全員揃って朝ごはんを食べていた。ナッセと韮山タシアナも一緒に居た。子供が多いと騒がしいんだなと妙な事に関ししながら、近くに居たヒルダに紅茶をお願いした。「リン兄。おはようございます」どうも子供たちは、僕達の事を、兄と姉と呼ぶように決めたらしい。最初は、ナッセが様と呼びなさいと言っていたのを、僕と韮山タシアナがやめさせた。「あぁおはよう。」「ねぇリン兄。」雙子の兄のライカが話しかけてきた。ライカとランカは雙子だけあって見分けが出來ないので、髪型で解るようにしてもらっている。ライカは髪のを短くして、ランカは長めにしてもらっている。そのうちもうし違った方法を考えよう。実際、僕には鑑定があるから、見分けられるんだけど....。「何?ライカ。」「あのね。僕達の部屋何だけど....」「どうした?怒らないから言ってご覧。狹い?」「ううん。ランカといつも一緒に居たから、ランカと一緒じゃダメ?」「ダメじゃ無いけど狹くない?」「ううん。広すぎて一人で居ると怖いって子も多いよ。」「そうなんだ、あの6部屋は君達の部屋だから、部屋割りは好きにしていいよ。」「ほんと?」「あぁいいよ」「「やった!!」」

「リン君。」「タシアナ。どうしたの?」「ありがとう。」「お禮を言われるような事はしていないとおもうよ」「ううん。院長とも話をしていたけど、本當に謝している。」「そうか...あっそれなら、タシアナ。孤児や獣人の子供やヘルダーの所の娘に、勉強を教えてあげてしい」「え!いいよ。」「詳しい事は、イリメリとフェムに聞いてしい。」「解った。」

紅茶で一息付いた後で、今度は裏庭に向かった。ここに、和葉ミトナルが居るはずだ。「ミル。おはよう。」「リン君。おはよう。」「何していたんだ?」「あぁエベンスとラオに、戦闘の方法や武の事を聞いていたんだよ」「そうかぁ」「自分のスキルのことも有るし、早めに最適な武を探しておきたいからね」「程々にしておけよ」「わかっているよ。午後は、クローネとルイに魔法の事を教えてもらうつもりだけどな」「ミトルナ様はすごいんですよ。どの武でも通常以上の値が出ますし、剣も習得されていきますからね。」そう、言ってきたのはラオだ。「うん。ラオとエベンスもこの裏庭もギルドの敷地だから鍛錬するのなら自由に使っていいからね」「「ありがとうございます」」「魔法の試打とかは出來ないかな?」「あぁ午後に、クローネとルイに聞いてみるよ。防結界があるから大丈夫かもしれないからな」「そうだね。お願いするよ。」マヤが、和葉ミトナルの鍛錬をし見ていくとの事だった。

館を一通り見て回って、表通りに戻った時に、高級そうな馬車が1臺止まって、中から熱川ルアリーナとハーコムレイ重度のシスコンが出てきた。「やぁ蛆蟲リン君。まだ生きていたんだね。」「朝っぱらから元気ですね。ミヤナック様」「そうだな。可いルナが僕の側から離れて、こんな貧素な所に行くと聞かされたときには、めまいを起こしそうだったよ。」「それはそれは大変ですね。めまいがお辛いようでしたら、乗ってきた馬車に乗っておかえり頂いても大丈夫ですよ。ミヤナック様の可いルナ様は僕達が責任を持ちまして対応致します。」「ハー兄様もリン君もいい加減にして!!」「ゴメン。」素直に謝る。「それで、ルナもこっちに來られそうなのか?」「うん。毎日ってじでは無いけど、拠點はこっちにするよ。」「そうか、助かる。」「助かる?君はやっぱり、ルナに.....。」「ハー兄様は黙ってて。お願いですから。部屋割りの時も、結局広い部屋になってしまったし、それもこれもハー兄様のせいですからね」「リン君。君からも言ってくれ。ルナは狹い部屋の方がいいとか言い出すんだよ?」「部屋割りに関しては、彼たちで決めてもらったので、僕は関與していないんですよ。」「そうなのか?」「はい。僕も一人部屋の方が良かったのですが、気がついたら妹と同部屋になっていましたからね。」「そうか。そうか。妹が一緒なんだな。それなら....あっそうだ、リン君酷いじゃないか、奴隷の代金支払ってしまったらしいじゃないか?」「まずかったですか?」「いや、良いんだけど、僕が書類の報酬の代わりに出そうと思っていたんだよ。」「いやいや。それは前にもお話した通りですね。」「そうだけど、このままだと僕のプライドが許さないんだよ。」「・・・・。それなら、ミヤナック様。お願いがあります。」「なんだい?」「屋敷の両隣に空き地がありますよね?」「あぁ」「この空き地も抑えたいのですが可能ですか?」「なんだ....そんな事か....つまらない。」「え!結構深刻に考えていたんですけど....」「君はなんで空き地がほしいんだ?」「この屋敷はローザスのおかげで防結界に守られていますが、萬全ではないと思っていますし、各部屋には窓が取り付けられています。」「あぁそうだな」「それで、隣の空き地に誰か知らない人が同じような高さの建を作った場合に、ルナが寢ている所とかを窓から覗かれたりしたら、大変だと思いまして....防犯上もよろしくないかと....」「!!!!!!!それはそうだ。リン君。君は素晴らしい。確かに、可いルナを付け狙う蛆蟲が居たら困るな」「はい。」「でも、安心したまえ。」「??」「両隣は、僕の持ちで、今日君に売ろうと思って書類も用意してきている」「!!え”」「ルナが昨日帰ってきて、空き地はどうなっているのか聞いてきて、君が気にしていてできれば抑えたいと言っていたと聞いてね。理由を聞いてからと思っていたんだよ」「そうだったんですね。ルナ。ありがとう」「いいよ。私も気になっていたからね。ハー兄様の持ちだったし話が早くて助かったよね」「そうだな」「それで、ミヤナック様。空き地はどこまでがそうなのですか?」「あぁ全部だよ?」「全部?」「館から商人街と職人街の通りまでの空白は全部だよ。」「!!」それは、両方共、幅50メル奧行き40メル位の大きさになっている。一等地と思われる場所にこれだけの空き地があった事が不思議だったが納得した。「館をローザスが使うのなら、そのまま僕が所有しておくのも良かったんだけど、ローザスが君に売ってしまったから、僕が持っていてもしょうがないからね」「そうだったんですね。」「あぁそれで君は、この空き地をいくらで買うんだね?」「相場がわかりません。」「そうだな。この空き地は一等地と言っても過言ではない。商人街にも職人街にもすぐに行くことが出來るしり口にあたる。」「はい。」「通常なら、一區畫銀貨10枚で、両方で400區畫あるから、銀貨4萬枚金貨400枚。大金貨4枚って所だろう。」「!!(4億?)」「でも、君には大きな借りがある。あの書類の価値で相殺して、金貨4枚でどうだ?」「!!良いのですか?」「あぁこれで貸し借りなしだからな。」「はい。解りました。それでお願いします。」「うむ。後は、あいつとやってくれ。僕は、ルナの部屋を見に行く事にするからな」あっシスコンは健在なんだな。従者が書類を渡してきた。既に、ミヤナックのサインがっている。金貨4枚を支払い書類にサインをして魔道で契約の紋を刻む。これで、隣の空き地も手した。使い方は、里から帰ってきてから考えればいいか...。契約が終了した。

ギルドの準備もほぼ終わったし、後は殘るメンバーにまかせて、里に一度帰る事を考えよう。それにしてもニノサ達はどこで何をしているんだろう?勝手に使っていいとは言われているけど、國家予算級の資金を持たせて何がしたいんだろう?

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