《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》もう一つの語.13

リンは、借りた部屋にって、拠點に転移した。「リン様。」「レウスとレイア。すぐに來てくれ」「かしこまりました」

レウスとレイアを連れて戻ってきた。「マガラ渓谷の経歴は、しばらく延期したい。」「はい。ですが、それならが、レウスとレイアを連れてきたのは?」「あぁ延期はするが、今から出來る限り、僕のパワーレベリングをしたい。付き合ってしい。」「・・・・なぜですか?理由をお聞きしてもよろしいですか?」

リンは、転生者である事はドラウから伝えられている。「あぁポルタ村が、転生者達に襲われた可能が出てきた」「え?」「無事なのか解らない。明日の朝まで待ってみるが、それまでに來なかったら、僕はポルタ村に向かう。」「リン様。是非、私達も・・・。」「ううん。今回は、僕だけに行かせてしい。」「しかし・・・。」

「カエサル。リン様が決められた事だ。」

レウスがリンの意見を尊重する立場になっている。リンは、ポルタ村には一人で向かうと決めている。和葉がいるかも知れない。ニノサとサビニの事も、ゆうの事も気になる。おじさんが言っていた、ウォルシャタから、サラナとウーレンの事も気になる。

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気持ちは焦っている。今すぐにでも転移して確認したいが、もし、ウォルシャタ達がまだポルタ村に居た場合には戦闘になる。一人だけなら、なんとかなるかもしれないが、和葉からのメモで最悪の場合は、10名の転生者を相手にしなければならない。數は力だ。その數を揃える事が出來ないのなら、個のちからを強めて逃げ出せる狀態を作る方が、建設的だと考えている。ウォルシャタ達がどれだけのステータスになっているのか解らないが、和葉が見たのがパシリカ後すぐだとして、ウォルシャタは”レベル2”になっている。それが意味する事は、効率の良いレベルアップ方法を會得していると考えたほうがいいだろう。スキルは?リンは、それが怖かった。和葉は鑑定を持っていて、隠蔽されている狀態のスキルを見る事が出來たようだ。しかし、リンが”白い部屋”で聞いた立花のスキルとは違っていた。それから推測されるのは、こちらに來てからなんらかの方法でスキルを會得したと考えるのが良いだろう。そうすると、和葉の報はある意味必要だが、古い報となってしまって、役立たない。この報を鵜呑みにして戦略を立てる事は出來ない。

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そんな思いから、自分の中での妥協點を一日待つと言う事にしたのだ。正式には、18時間程度待つと言う事だが、この時間を使って、すこしでも戦える/逃げられる狀態になっておきたいとも思っている。疲れを殘すのは論外としてもできる事はやっておこうと考えていた。

「カエサル。レウス。レイア。ロルフ。ワク。マガラ渓谷に行こう」「おぉぉ」

リン達は、そのまま部屋を出た。ナナとガルドバが増えたレウスとレイアを訝しんだが、何も言わないで居てくれた。「リン=フリークス。これを持っていけ」

ガルドバは、リンに一枚の通行証を渡した

「さっき、門に行って貰ってきた、それがあれば、マガラ渓谷にっていけるからな。」「ありがとうございます」「なぁに、いいさ。魔の素材、期待しているぞ」「解りました。魔法の袋マジックポーチがあるので、持ってこられるだけ、持って帰ってきます。」「なっおまえ、いい持っているのだな!」「えぇ馬鹿な親からの贈りです」「・・・・そうか、リン。死ぬなよ。」「大丈夫です。」

リン達は、ナナの店を出て、マガラ渓谷に向かった。

「ナナ。気がついたか?」「何を?」「増えた二人だ。」「あら、そのこと?私は、二人よりも、リン君が怖かったわよ」「・・・そうだな。見たのか?」「ううん。ガルドバ。どう思う?」「あぁダメかも知れないな。村民を盾にされたら・・・。」「そうね。あの馬鹿はそうするでしょうね。」

◆◇◆◇◆◇◆◇

ポルタ村にやってきた。ナナさんの地図通りだし、間違っていないと思う。

ミトナルは、自分が方向音癡である事を思うと、すこし不安になってくる。不安になってもしょうがない狀況だ。ポルタ村の近くまで來たが、人の気配がしないのだ。

ミトナルは、思いっきって村の中にっていった。靜まり返った村からの腐臭との匂いがしてくる。今まで魔を倒してきて、には慣れているが、それとは違う。しかし、匂いがするだけで、人の気配だけでなく、死さえも見つける事が出來ない。

街の中心部と見られる場所に行って、その理由が解った。

「ひ・・・ひどい。」

そこには、焼け落ちた櫓と小屋らしき建があり、その周りに人骨だと思われるや黒焦げになった死があった。ミトナルは、死一個一個に鑑定を行う。焦る気持ちを抑えて、鑑定を繰り返す。

鑑定結果は虛しく”人骨(頭部)”や”人(腕)”と表示されるだけだ。それでも、ミトナルは狂った様に鑑定を繰り返している。リンがこの中に居るのではないかと思うと辭める事が出來ないでいる。

ミトナルは、何時間そうしていたのか解らないが、落ちるように寢てしまった。

◆◇◆◇◆◇◆◇

「リン様。前方に、オーガ一とゴブリンと上位種のゴブリンが數居ます。」「わかった、レウスとレイアは、上位種のゴブリンを、ワクとロルフはゴブリンを、カエサルは僕とオーガにあたる。」「「「「「了解」」」」

リンは、マガラ渓谷の異常さに気が付き始めた。マガラ渓谷にってからすでに4時間が経過している。すでに戦闘は十數回を數えている。

「カエサル。マガラ渓谷の魔は、こんなじなのか?」「こんなじとは?」「おかしいと思わないか?」「??」「”ゴブリン”が居るような場所に、オークやオーガが居るのは不思議じゃないが、同じ場所にリザードマンやセイレーンが居るのはおかしくないか?それに、ワイトやグールやスケルトンまで居るのだぞ!」「そう言われれば・・・あまりにも節がなさすぎる。」

「それに、これだけの魔を狩っているのに、一向に意識有る者に出會えない。」「あっ!」

訓練だと割り切れば、いろいろな魔を狩る事ができるので、問題は無い。しかし、何かがおかしいようにじている。

「まぁいい。みんな、狩りまくるぞ!」「「「「「おぉ!!」」」」」

その後、オークやミノタウルスと言われるから、食べられる魔まで大量に狩り続けた。夕方になる頃には、かなり奧まで潛っているのが解るが、渓谷の底は見えてこない。渓谷を降りていくと言っているが、渓谷の淵を歩いて降りていっているわけではない。マガラ渓谷には、知られているだけで數十の窟が確認されていて、その中を、下に、下に、降りていっているのだ。時折、渓谷の淵に繋がりが出來て、下を見る事ができるが、まだまだ奧深く、渓谷は口を開けている。

開けた場所にでると決まって魔に襲われる。それはお約束のようになっている。(RPGだなこりゃ)

リンの想は間違っていない。角を曲がったり、下に降りたらすこし開けた場所があり、そこで戦闘になる。”魔がポップ”してきているかのようだ

「ロルフ。今の小部屋で何個目?」「えぇ~と43個目ですよ」「そうか・・・。それじゃ44個目に取り掛かろう!」

「「「「「おぉ!!」」」」」

リン達は、新たな部屋で、アンデット系の魔の襲撃をけている。レウスとレイアが前で盾役をやっている時に、カエサルが魔法を放つ。それを見たワクが足元を攻撃して、リンがトドメを刺しに行く様になっている。

魔法の袋マジックポーチの中には、倒した魔の素材や魔核が貯まり始めている。

44個目の部屋も難なく攻略した。

「リン様。」「なに?」「そろそろ、戻られてはどうでしょうか?」「え”もうそんな時間?」「はい。潛り始めて、10時間になります。」「そうか・・・そうだね。今日はこの位で戻ろう。転移するよ。」「「「「「はい」」」」」

宿屋に飛んでも良かったのだが、レウスとレイアを拠點に戻す都合があるので、ナナの店に一度戻る事にした。魔法の袋マジックポーチの中で買い取りができるものを頼むことにした。

食料や魔核に関しては、拠點に持っていってもらう事にした。まずは、レウスとレイアを送って、腐敗の心配がない食料と魔核を拠點に置いて來た。好きに使っていいとオルトに伝えておいた。オルトが何かいいかけたが、話し終える前にリンは戻った。

それから、ナナとガルドバが待つ食堂に戻った買い取りができるを買い取ってもらった、それから、使った武と防の手れをしてくれる所がないか聞いた。

「リン。置いていけよ。俺がやっておいてやるよ。」「え?ガルドバさんできるのですか?」「あぁ前に組んでいた連中の時には、俺が整備と調整を一手に引きけていたからな」「ありがとうございます。費用は?」「あぁおまけしてやるよ。」「え?」「魔の素材を沢山降ろしてくれたお禮だよ。」「あっお言葉に甘えます。よろしくお願いします。」「あぁリン。宿はどうするのだ?」「ラーロ宿屋に部屋を取ってあります。」「そうか、ラーロの所なら安心だな。朝までに仕上げてラーロにあずけておく」「わかりました。」

「リン君。」「何?」「ミルちゃんが帰ってきたら、すぐに宿屋に向かわせるからね。絶対、絶対、ムリしないでね。」「あぁありがとう」

その後、カエサルとロルフとワクで、ラーロ宿屋に戻った。部屋にって、すぐに、「カエサル。ドラウ殿の所に行くぞ。」「はい。かしこまりました。」「ロルフとワクは、ここで待っていてくれ」「「わかった!」」

リンは、カエサルと魔の村に移した。村についたが、魔を捕まえて話を聞いても、ドラウとヒューマも昨日から出かけて居ないという事だ。やはり何か有ったのだろう・・。

リンとカエサルは、魔の村では何も収穫がないまま宿屋に戻った。

名前:リン=フリークス・テルメン真命:リン=フリークス・テルメン(20)ジョブ:テイマー力:310(+990)魔力:570(+2,150)腕力:290(+1,320)敏捷:170(+1,490)魅力:190(+250)魔法:外(8)古代魔法:時空魔法(8)、結界魔法(8)、召喚魔法(3)、神魔法(2)スキル:(隠蔽)隠蔽(4)、言語理解(9)、(隠蔽)念話(2)スキル:詠唱破棄、魔法生理無効スキル;狀態異常無効(毒無効、睡眠無効、麻痺無効、気絶無効)スキル:弓武技(1)、刀剣武技(7)、短剣武技(3)ユニークスキル:(隠蔽)との會話(8)ユニークスキル:限界突破リミットブレイクエクストラスキル:(隠蔽)萬鑑定見す力(6)

パワーレベリングのおかげで幾つかのステータスを上げる事が出來た。リンは、満足は出來ないが、今できる一杯だと思う事にした。

リン達は、ラーロ宿屋で食事を取って早々に寢る事にした。

リンは、ラーロ宿屋で目を覚ました。自分の置かれた狀況を整理するまでの數秒間まどろみの中で過ごせていた。

(あっ!そうだ!)

カエサル達はすでに起きてリンの側に控えていた。

「カエサル。ドラウ殿やヒューマ殿からの連絡は?」「・・・ありません。」「そうか・・・解った。僕は、ポルタ村に行く。カエサル達は、拠點で待機していてくれ。召喚で呼び出すかもしれない。準備だけはしておいてくれ」「かしこまりました」「はぁーい」「あるじさま。僕だけでも・・・」「ワク。ありがとう。でも、この問題は僕だけでなんとかしたい。ゴメン。」「うん。わかった。待ってる。」

食堂で朝ごはんを食べていると、ラーロさんがガルドバさんから預かったといって、武と防を持ってきてくれた。新品のように手れされている。傷ついて壊れかけていた所も修復されている。

(ありがとうございます。ガルドバさん)

食事が終わるまでに、ミトナルが帰ってきたという知らせはらなかった。リンは、ラーロさんに、ナナとガルドバへの、伝言を頼んだ。

”ポルタ村に言って帰ってきます。もし、ミトナルが帰ってきたら、僕を待つように言っておいて下さい”

「え?あんた、ミルちゃんを知っているの?」「えぇ間接的にですが・・・。」「そうか、急に飛び出して行っちゃって・・・な。いくら強くてもの子だから心配なのだよ。」「そうなのですか?」「あんた探してきてくれるのか?頼むよ。」「・・・解りました。」

リンは、宿屋の主人であるラーロに、言ってきますと告げて、アロイの街を後にした。街の外までは、カエサル達を伴ってである。

そこから、拠點に転移して、カエサル達と別れて、ポルタ村の近くに転移した。靜かな村の中央で、一人のの子が佇んでいるのが解った。それが和葉でありミトナルである事はすぐに解った。

「和葉!これはどういう事だ!」

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