《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》もう一つの語.20

「・・・・。」「リン様。」「あぁぁ解ったよ。アルド。オルト。この書類を見て、何か思う事が合ったら言ってしい。カエサル。今から、アロイの街にミルと一緒に行って、ナナとガルドバを連れてきてしいけど、頼めるか?」「解りました。ミル奧様。」「え?「うん。わかった。カエサル。行こう!」奧様って?「リン。いいの!僕が頼んだ事!」あぁ解った。」

ミルとカエサルが、奧から転移していった。(奧様とか・・・まぁ間違っていないからいいけど、まだ13歳だよ?神年齢的には、なんとなく17歳か18歳だけど・・・いいのかな?)

「リン様。」「あぁゴメン。すこし別の事を考えていた。」「はい。リン様。この書類ですが・・・。」「あぁざっと見たじではどうなんだ?」「アゾレム男爵は、”なんて事をしていたのだ”っと、思います。」「それはどういう事だ?」「はい・・・それは、」

アルドは知らなかったと言っているが本當だろう。アルドとオルトの説明を聞いた。あの書類は、エルフや獣人を捕えてきて、それを他の貴族に流している証拠になりえる書類になっていた。また、アゾレム領で採掘できる鉄鉱石や銅鉱石を過小に報告して、差分で自國の守備隊の防を作っている。そして、トリーア王家には、他の貴族から武・防を購した事にして、助けている。それらの事が解る証拠の書類のようだ。この書類が然るべき場所に出れば、トリーア王家の伯爵家が3つとそれに釣らなく貴族の大半が潰れるか、改易扠せられる可能がある。なくても、アゾレムは取壊しになるだろうという事だ。

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「へぇある意味の弾だったのだな。」「えぇもしかしたら、ウォルシャタがポルタ村を襲ったのも、それが目的だったのか・・・。」「そうだ」「それで、リン様は、それをどうなさるのでしょうか?」「アルド。おまえはどうしたらいいと思う?」「そうですな。王家に伝手があれば、そこに持っていけばいいと思いますが、アルフレッド皇子とかなら、うまく使ってくれるとは思います。」「そうか・・・」

ドアがノックされた。ミルがナナとガルドバを連れてきてくれたようだ。

「ミル。ってもらって」「ん。」

ミルが、ナナとガルドバを連れて戻ってきた。

「ねぇリン君、いろいろ聞きたいけど、それよりも、ニノサとサビニとユウ君は?」「あぁそこのカエサルとドラウというダークエルフが、見つけてくれて丁重に弔ってくれた」「・・・・そう・・・・誰にやられたの?」「ウォルシャタといか、アゾレムに居る奴らだ。」

ナナが立ち上がった。握られた拳からは、が滴り落ちている。「わかったわ。殺しに行く。ガルドバ。お店お願いね。」

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ガルドバはナナの手を握って座らせてから「ナナ。リンを見ろ、おまえよりも、リンの方が悔しいはずだ。おまえが、殺してどうする。その役目は、おまえじゃない。」

ナナは、一つ深呼吸をしてから、「そうね。ゴメンね。リン君。そえで、話ってそれだけじゃないわよね?」「勿論、メインはそれだったんだけどな。アロイで聞かせたら、ナナが飛び出すと思っていたから、こっちに來てもらった」「・・・。ふぅもう大丈夫よ。それよりも、そこに居るのは、アゾレムの守備隊隊長のアルド殿じゃないの?」

アルドは、ナナとガルドバを見て「そういう、お前さんもアロイの顔役の二人、アスタとガルドバじゃないのか?」

3人は顔見知りだったようだ。「アルド。あんたが居ながらなんで今回みたいな事が起こったのよ?」「俺は、解任されて、監視が著いて、なおかつ殺されかけたのだよ。」「男爵は何かおかしくなってしまったのか?」「さぁな。でも、急にじゃないぞ、野心だけは大きかったからな。」

「ナナ。もういいよ。それよりも、ガルドバもこの書類を見て意見がしい。」「これは?」

そう言いながら、ナナとガルドバは、書類を読み進める。「リン君。これどうしたの?」「僕の家の地下に隠されていた・・・。」「そう・・・どうするつもりなの?」

「アゾレムには地獄を見てもらうつもりだ。その為に、有効に利用しようと思う。」「わかったわ。」「そうだな。奴らはやりすぎた。」「そうだな。奴らはやっちゃぁ行けない事に手を出した」「・・・。」

「ありがとう。ナナ。ガルドバ。アルド。オルト。頼みがある。」「なに?」「なんだ?」「「はい。なんでしょうか?」」

「僕とミルだけでも、考えても抜けが出てくるかもしれない。サポートを頼みたい。」「いいわよ。」「もちろんだ」「「はい」」

「うん。後、ダークエルフのドラウとエルフのゴルドも協力してくれる。」「ドラウ・・・ドラウ・・どっかで聞いた名前なんだけどな。」「なに。ガルドバ記憶があるの?」「ナナ。おまえも多分知っていると思う。ニノサから聞いた気がしたんだけどな?」

丁度、ドラウとゴルドが戻ってきた「リン様。イスラ森の魔の村とヘルズのエルフの里。並びに、近隣の隠れ里に対して連絡が終わりました。返事は、近日中に屆くと思われます。」

「あぁぁぁぁ”魔を統べる者”だ。ドラウ・ピロテース。マガラ大森林の長!」「いえ。私は、しがない、魔の里の長です。”魔を統べる者”は私の様な者ではなく、もっと相応しい方がいらっしゃいます。」

「リン様。」「あぁありがとう。マガラ渓谷で神殿のり口は発見したから、明日から本格的な攻略にれるよ。」「解りました。ヒューマ殿も連れていきますか?」「いや、まずは、ぼくとミルとレウスとレイアとロルフとワクで行くよ。難しいようなら、その時に相談するよ」

ナナ達は完全に置き去りになってしまっている。「なぁリン。いろいろ聞きたいが、まず、俺たちはどうしたらいい?」

ガルドバがまとめて質問してきた。「そうですね。あの書類を、うまく使ってしいのだけど、どうしたらいいと思う?」「あぁそうか、ナナが適任だろう?ニグラにも知り合いが居るのだろう?」

ナナが頷いた「そうか、ナナ。頼める?他の貴族はどうでもいいのだけど、アゾレムだけは潰したい。」「そうね。私一人だと真実味が出てこないから、アルド。あなた協力しなさいよ。」「俺か?そうだな。ここに居ても、やることは無いだろうからな。リン様。よろしいでしょうか?」「うん。二人で協力して。」「了解」「かしこまりました」

今まで、ロルフをで回していたミルが手をあげながら発言した。「あの・・・。ナナさん。一つお願いが有るのだけどいいですか?」「ん。いいよ?何?ミルちゃん。」「リン。熱川ルアリーナを頼ってもいいと思うのだけどダメ?」「う~ん。熱川ルアリーナがどういう考えなのか解らないからな。」「そうだね。それじゃ、ナナさんに手紙を預けて、繋げてもらうってダメ?」「それならいいと思う。」

「ミルちゃん。ルアリーナって、ミヤナック家のご令嬢?」「そそ、ご令嬢・・・ってそうなるのか?あと、コンラート家の娘も居る。」「え”?コンラートって、教會の?」「うん。知り合い!」「ミヤナック家と繋がれば大きいと思うわよ。私も今の伯爵とは既知だから、繋がるから、娘からの連絡がれば、大きいと思うわよ。」

リンは、ミルに向かって頷いて了解の意を伝えた。「それじゃ手紙を書くから、それを、ニグラ街にある食堂『夜の蝶』の重久フェナサリムに渡して。そうしたら、繋げてくれると思う。」「わかった。『夜の蝶』ってあの第一壁ファーストウォール近くの?」「そそ、その娘とも知り合い。」「・・・まぁいい。深くは聞かないわ。リン君がそうしてしいみたいだから、それに従うわ。後は、私とアルドで、ウォード家とできればアルフレッド皇子まで繋がれば・・・ね。」

アルドもそう思っているようだ。「そうだな。アルフレッド皇子個人では無いが、護衛をしているファンとは間一人挾めば繋がるから、連絡して見る。」

基本方針は決まった。オルトは、拠點に殘って、拠點の充実をおこなう。カエサルとヒューマも拠點に殘って、拠點の手伝いをする。カエサルとヒューマは主にオルトや部下達を連れて、植者を連れてくる事を行う。

ドラウとゴルドは、引き続き各地のエルフの里や獣人の里に連絡をする事にしている。後は、意識有る魔を探す事にしている。まだまだ、イスラ大森林にも近隣の森には意識有る魔が巣食っている。

ガルドバは、アロイに戻ってナナの店を切り盛りする。足りない人では、ゴルドがエルフを手配する事になった。

リンとミルは、レイアとレウスとロルフとワクとエイダとパスカルを連れて、マガラ渓谷から神殿にる。最終的には攻略を目指すが、戦闘訓練も平行して行っていく事になる。

ナナとアルドは、ニグラに潛して、アゾレム男爵を潰す手助けをしてくれる貴族を探す事になる。

皆が、部屋から出ていって、部屋にはリンとミルだけが殘った。正確には、ロルフとワクも居るのだが、ロルフは貓形態でミルの膝の上で寢ている。ワクはリンの影の中で寢ている。実質的に、二人だけだ。

ミルが、リンの橫に座る。そこが定位置で有るような自然さである。膝の上のロルフを用に抱きかかえてである。

「ミル。これでいいよな?」「うん。リンが好きにすればいいよ。そうだ、手紙にはリンの事もすこしだけ書くけどいいよね?」「うん。勿論だよ。協力はしてしいけど、會う気はないって書いておいて!」「え?いいの?靜川さんはわからないけど、熱川さんや韮山さんは、リンに會いたいって思うはずだよ。他にも・・・。」「う~ん。でも、僕には、ミルが居るし・・・いいかな。先方が、會うことが條件だって言うのなら、會いに行くけどね。」「わかった。そう伝えるよ。」「うん。ゴメン。ありがとう。でも、韮山には合ったほうがいいかもしれないな。」「なんで・・・・あぁ!!書類の!」「そ、ミルも気がついた?」「もちろんだよ。」

そう書類の最後には、ブラウンという家名がった封筒があって、自分たちに何かあったときには、娘を頼むと書かれていた。その娘が、韮山タシアナである事はほぼ間違いないだろう。

「そうだね。僕とリンとタシアナには何か有るのかもしれないね。」「あぁそうだな。それともう一つだけ確認したい事がある。」「なに?」「ミル。いつから、奧様って呼ばせているのだ!」「あ・・・ダメだった?」「ダメじゃないけど、びっくりした。」「ゴメン。若奧様と迷ったのだけど・・。サビニさんが居たら、若奧様が良かったのだけどね。」「おまえ・・・な・・・。」「えへぇ」

「”えへぇ”じゃない。(可いからいいけど・・。)」「ん?リンなんて言ったの?もう一度!」「ミル。聞こえていただろう?」

二人のじゃれ合いで、ロルフが起きてしまったようだ。「あるじさまも、ミルおくさまも、いい加減にしてください。それよりも、神殿に行かないのですか?」「・・・・」「・・・・」

二人は、言われて、じゃれついていたのだと気がついて、耳まで真っ赤にした。「異世界に連れてこられて、最初はなんで僕がって思ったけど、今は、アドラに謝だな」「なんで?」「地球の日本に住んでいたら、和葉とこんな事ができるとは思えないからな。」「そうだね。リンはか、事故で家族を失ったかわいそうな高校生で。僕は家族が事故で他人を巻き込んで殺してしまった加害者の家族。だからね」「うん。それだけじゃなくても、いろいろ制限がある堅苦しい世界だからな。」「そうだね。僕も、アドラには謝している。リンとこんなに話せて、好きだと言えて、していると言ってもらえた。最高の気分だよ」「それは僕も同じだよ。だから、邪魔な者を排除して、住みやすい狀況にして、ゆっくり異世界を楽しもうよ。」「うん了解!」

リンとミルは、ロルフとワクを連れてアロイ街に戻った。アロイ街では、ラーロ宿屋に待機していた、レウスとレイアに神殿に向かう旨を連絡した。同時に、パスカルとエイダにも待機命令をだした。

それから、まず、レウスとレイアを連れて、神殿のり口まで転移した。そして、ミルとロルフを連れて、最後に拠點まで戻って、パスカルとエイダを連れて、マガラ渓谷の結界の先にあった神殿のり口だと思われる場所に向かった。

アロイの街で、ミルがナナに手紙を渡して、狀況を簡単に説明した。その時に、ミルがナナから、魔法の袋マジックポーチを渡されたのだと言っていた。その魔法の袋マジックポーチは、ニノサとサビニがユウに渡すために用意していただ。パシリカ後に渡す予定だったが、こうなってしまっては、品としてリンに渡してほしいと言われて預かってきた。リンは、ミルから魔法の袋マジックポーチをけ取って、中を移させてから、ミルに魔法の袋マジックポーチを渡して、使うように言ってきた。

探索で必要な事が分かっているので、ミルも使う事を承諾した。これで、探索がだいぶ楽になる。手荷が減られる。

今、リン達は神殿のり口だと思われる『迷宮ダンジョン』の前に來ている。

「準備はいいよね。無理しないで頑張って攻略を開始しよう」「「「「「おぉぉ!!」」」」」

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