《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》もう一つの語.22
「ねぇリン。」「ミル。僕に聞かないで、僕もわからないよ。」
二人は、目の前に展開されている狀況を整理しようとしていた。迷宮ダンジョンに居て、いきなり空が開けた。転移されたわけじゃないのは解っている。それなら、ここはまだ迷宮ダンジョンの中だ。
「ミル。上に向けて魔法を打って!」「了解。」ミルが放った魔法は、上空で何かにあたって霧散した。
(やはり)「ねぇリン。やっぱりここは迷宮ダンジョンなんだね。」「らしいな。3階分位はありそうだな。」「うん。でも、こんなじにもできるのだね。迷宮ダンジョンって不思議だね。」「あぁ」
二人で、草原に足を踏みれた。そこは、迷宮ダンジョンの外に広がる草原と何も変わらない。
しばらく歩いた場所に小高い丘があり、そこから周りを見回した。
「ねぇ。リン。」「いわないで・・・」
そこから見える景は膨大なといっていい位の広さを誇っていた。迷宮ダンジョンの中に川もあり、多分湖もありそうだ。森林もある。山脈といえるような山が無いのが救いだが、ここから下に向かう階段か何かを見つけなければならないのは骨の折れる作業だ。丘から、森林に向けて道らしきがある事から、最初は、この道沿いに進む事にした。
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草原だと言っても、罠が皆無というわけではなさそうなので、罠への警戒は行いつつ進む事にした。
戦闘がないまま草原を二人で歩いている。「遠足に來たみたいだな。」「そうね。リン覚えている?小學校3年の時に行った遠足。」「・・・覚えているよ。ミルと同じ班だったよな。」「うん!知っていた?あの時から、僕、リンの事が好きだったのだよ?」「え”そうなの?」「やっぱり、気がついていなかったね。他の子にお願いして、リンと同じ班になったのだよ。」「・・・そうだったの?」「うん。リン。モテて、いたのだよ。気がついてなかったの?」「・・・うん。全然。」「そうだよね。僕の事を意識したのも、その後でしょ?」「うん。」「いつから?」「・・・いいよ。いつからでも!」「えぇ聞きたい。」「ヤだよ。恥ずかしい。」「えぇじゃぁ今度聞かせてよ」「あぁ”いつか”話すよ」「うん」
それだけ言って、ミルはリンに腕を絡ませてきた。魔との遭遇もないまま、森林にまでやってきた。「さすがに、此処から先は何かいそうだな」「うん。」
見晴らしが良かった草原と違って、森林は奇襲が功し易い。リンも、イスラ大森林での戦闘経験がある。ミルも數回だが、戦闘を行っている。そのときの経験から、警戒が平面ではなく上部へも広げる事の重要さを理解している。
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「リン。僕が上と下を警戒する。」「了解。僕は平面で警戒する。」
二人はダンジョンの時と違って、前後になって進む事にした。戦闘をミルが歩いて、上下の警戒を行う。リンは、後方に注意しつつ左右の警戒をしながら進む。
獣道らしきが出來ているので、二人はそこを目安に進む事にした。流石に、一度の戦闘もなく進む事はなく。蟲系の魔と數回戦った。森林にすむワーウルフの上位との戦闘も繰り返されたが、二人は難なくそれらを撃退していった。リンのレベルは21まで上昇して、ミルのレベルに至っては45という人としての上限と考えられている50が見えてきている。リンは、ステータスでは大きくミルを上回っているが、眷屬たちからの補正がっている事に起因している。
森林の中を進む事2時間。すこし開けた場所に到達した。森林の中に湖があった。
「リン。この辺りは魔の気配がないから、休憩しよう。」「そうだな。」
二人は、湖の畔で休憩する事にした「どの位広いのだろうね。」「あぁ今歩いた距離でも10km位はありそうだよな」「そうだね。でも、まだまだ奧ありそうだよ?」「10kmで半分だとして、正方形になっているとすると、400k㎡か・・・広いな。」「それって、東京ドーム何個分?」「東京ドームって、0.05k㎡位だから・・・仮に、20km四方だとすると、東京ドーム8,000個分?たしか、400だと、長崎市とかと同じ位の広さのはずだ。ミルにわかりやすくいうと、富士宮よりすこし広い位のはずだよ」「え?そんなに、なの?その中から、階段一つ探すよね?」「そうなるな。でも、そこまでしないでも大丈夫だと思うよ?」「なんで?」「ここを作った人は、お約束を守ってくれる人のようだから、多分、中央か、最奧部に行けば大丈夫だと思う。今までの迷宮ダンジョンもそうだったからね」「そうなんだ。それなら、道はリンに任せるよ。」「あぁ」
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二人は、そのまま、湖の畔で橫になった。ミルはリンに抱きつきながらでは有るが・・・。
「このまま居たら、星が見られるかな?山じゃないけど、空気が綺麗だろうから、星も綺麗だろうな」「そうだね・・・・・。ん?あぁぁぁぁ!!!」
ミルが大聲をあげた。
「どうした?ミル。何かいたのか?」「ううん。違う。小學校3年の夏の行事!」「ミル。今は、それは・・・。」「あぁぁぁぁやっぱり!」「なんだよ!違うからな!」「ビンゴだ!」
小學校3年の夏に、近くの700mクラスの山に登ってお泊り學習がある。男子と子に別れて料理を作るのだが、リリンの班だけは男子も子もなくなっていたので、男で料理を作る事になっていた。それは定番のカレーだった。リンはなれない手つきでじゃがいもの皮を向いていて、なれない包丁で指を切ってしまった。それを手當したのが、ミルだった。その夜、お風呂にって班別に寢るテントにった。リンは、夜に抜け出して、星空を見ていた。そこに、ミルもやってきて二人で、眺めていた。その時に、リンはミルに「絆創膏ありがと、な」とだけ告げていた。これが、リンがミルを意識した最初の出來事だった。
「なんだよ?」「ううん。なんでもない。僕。嬉しいだけだよ。今後、絆創膏作ろう!」「いや、いいからな。それよりも、白魔法を覚えて、回復魔法を使えるようになってくれよ。」「うん!」
リンは、ミルを抱き寄せて、キスをしてから、立ち上がった。手を差し出して、ミルが握ったのを確認してから引っ張り起こした。
「さて、行くか!」「うん。」
二人は、湖の周りを散策してから、また獣道を歩く事にした。それから1時間位魔と戦いながら道を進むと、明らかに建造だと思われる建が立っている。
「リン。あれがそうかな?」「そうだな。行ってみれば解るだろう。」
二人は、建に近づいた建のり口には、『最後の試練』と書かれていた。
「どうやらここが最後のようだな。」「うん。ろう!」「あぁ」
二人は、建に中にった。小さな部屋が用意されていて、休憩できるようになっているようだ。ひとまず、そこで休む事にした。
リンとミルは、仮眠できるスペースで3時間ばかり仮眠してから、最終決戦に挑む事にした。り口には、レベル60の魔多數襲來と書かれている。
まとめて來られたら、もう魔法を遠慮なくぶっ放すつもりでいる。扉を開けて中にる。
そこは、狹くは無いがバスケットコートが一つ程度の育館だ。天井もそれなりに高い。
真ん中に魔法陣が現れた。その瞬間にってきたドアを閉められてしまった。「逃げられなくするつもりのようだね。」「うん。出て來る魔を倒せばいいのでしょ。わかりやすくていいよ」
まず出てきたのは、コボルトレベル60が一
「え?」「うそ?」二人で調子抜けしてしまった聲を出した。
なんなく倒すと、また魔法陣がひかりだしたゴブリン1とコボルト2
レベル60でも、きは変わらない。間合いをしっかり取ってから切り刻む。それだけ事だ。
次に出てきたのは、オーク1とゴブリン2とコボルト4だ。數が多くなっているが、しっかり距離をはかって、各個撃破していく。
また、魔法陣が出す。今までよりも一回り大きくひかりだす。
オーク2とホブゴブリン4が出現した。「さて、立ち止まってもしょうがない。倒しますか?」「うん。リン。オークお願い。僕はホブゴブリンをやる。」「了解。」
倒しきったら、また魔法陣がひかりだした。次に現れたのはワーウルフが10。どうも上位種ではなく、レベルだけが高い個の様だ。ミルが魔法で一掃した。
「ねぇリン。どれだけ続くの?」「さぁアルセイドに聞かないとわからないよ。」
魔法陣がひかりだしたミノタウロスが一出てきた。流石に、大きさがあり力もあるので、注意しながら力を削っていった。
それから、しばらく、巨人が続いた。トロール・サイクロプス・オーガが単で出てきて、それから複數になっていく。リンのレベルが2個とミルのレベルが5つ上がったところで一區切りが著いたようだ。
終わったか?そう思った時に、魔法陣が二回り大きくなり、強いひかりを放った。
『矮小なるヒト族よ。我が最後の壁だ』
出てきた魔は、”ドラゴン”と呼ばれる魔だ。レベルはやはり60。ステータス的には勝てない敵ではない。
ただ、スピード/力ともに今までの魔とは違っていた。
「ミル。結界を張る。こっちに」「OK」
リンは、古代魔法の結界魔法を起した。最後だという言葉を信じて、全てを出し切る事にした。
『小癪な。そのような結界破ってやろう』
ドラゴンは、ブレス攻撃に切り替えた。激しい威力のブレスが連続でリン達を襲い始めた。かろうじて、結界で防ぎ切る
『攻めねば勝てないぞ!』
「ミル。」「わかった。」
阿吽の呼吸だろう。ドラゴンがブレスを放った瞬間に、ミルが結界から飛び出した。ミルとは反対側にリンも走り出している。一瞬姿を見失ったドラゴンだが、尾と腕で両者を襲う。それをかろうじてわす、リンとミル。ミルは、ドラゴンからすこし離れたところで、魔法の詠唱を始めた。ドラゴンは、ミルを襲うためにき出すが、リンが足止めを行う。結界魔法を反対になって、ドラゴンの行く手を遮った。ドラゴンは、先にリンを倒す事を決めた。後ろを振り向いた瞬間に、ミルの詠唱が完了した。
「これで」「終わりだ!」
ミルは、赤魔法を最大出力でドラゴンにぶつけた。ドラゴンのブレスが黒魔法屬だったから、反対の屬をぶつけた格好になる。リンは結界を強化した。リンの魔法が炸裂する瞬間に、結界を小さく調整をした。結界魔法に寄る攻撃だ。
赤魔法による煙が消えた場所には、何も殘っていなかった。
「殺ったのか?」「終わったの?」
魔法陣が消えている事に気がついて、二人は床に座ってしまった。戦闘時間自は今までよりも短かったが、ミルの魔力はほぼ空の狀態だし、足止めを行ったリンもを毆打して防が壊れてしまっている。再戦なんて事になったら、多分何も出來ないで殺されてしまうだろう。
奧で扉が開く音がした。「ミル。行こう。アルセイドが待っている。」「うん。行こう。」
二人はお互いを支え合いつつ奧の扉にっていく。
そこには、階段が一つだけあった。
階段を降りた先は、今までと違って細い通路になっていた。通路の両脇には部屋が有るようだが、床に書かれた矢印がまっすぐに進むように導していた。リンとミルは、矢印に従って進んだ。500m位進んだだろう、行き止まりになっている場所の扉が開いた。ここにってきなさいとといわれているようだ。
二人は、そのまま部屋にった。そこは、6畳位の部屋になっていて、妖が一匹と小さなドラゴンが一匹居るだけだ。
「ようこそ、”魔を統べる者”と”その伴”。リン様とミトナル様。私が、この神殿を預かっているアルセイドです。そして、彼は私の使い魔です」「アルセイド様?」「さっきのドラゴン?」
「あぁまずは、二人の傷を治そう」
そう言って、アルセイドは白魔法を行使した。「あっ!」「どうしたミル?」「白魔法を覚えた。」「うんうん。魔法吸収のスキルはすごいね。ミトナル様の鍛錬が生きているという事だろうな。ここまで吸収し易いはずはないのだよ。」
リンは、アルセイドを睨みつけて「アルセイド様。いろいろご存知のようですね。教えて頂けるのですよね?」「う~ん。その前に、リン様。私と彼に名前をつけてもらえないかな?」「アルセイドは名前じゃないの?」「名前だけど、それは初代様が付けた名前でもう効力が無いのだよ。」「解った。」
リンは、アルセイドに『マヤ』とドラゴンに『トリスタン』と名付けた。その瞬間に、アルセイドとトリスタンはヒト型に変化した。
そして、無機質だった部屋がひかりだした。
マヤが、リンの前に跪いて「リン様。これから、長い付き合いになると思いますがよろしくお願いいたします。」「致します。」トリスタンも後に続いた。マヤは見たじだと、20代位のの姿になっている。トリスタンは6歳前後のの姿だ。服を來ていないので目のやり場に困っていると。ミルが自分の服を取り出して二人に著せた
「マヤ奧様。ありがとうございます。」「ます。」いそいそと服を著ていく二人。
「リン様。神殿の解放を行いたいと思います。その端末にリン様の魔力を流して下さい。」
リンはマヤが示した端末に手を置いて魔力を流し込むイメージを行った。
ステータスシートの様なが現れて、神殿の名前を決めて下さいと表示されている。”マガラ神殿”と力した。ステータスシートの様なが、アクティブになっていく。いろいろできる事は解るが、何ができるのかは今後検証をしていく事にした。
「マヤ。一つ聞きたい。」「はい。何でしょうか?」「僕は、どうなったのだ?」「どうとは?初代の様になったのか?」「はい。そうなります。」「そうか・・・壽命がびたという事か?」「はい。」
ミルが何かに気がついた。リンもそれが気になっている。
「マヤ。神殿はここだけなのか?」「いえ。違います。各地に、神殿はあります。」「そうか・・・例えば、ミルがそこを攻略したら、どうなる?」「ミル奧様が、リン様と同じになります。」「攻略は、最後の端末に魔力を流す事なのか?」「いえ、それだけではなく、管理しているニンフへの名付けが必要になります。」「それだと、ミルは名付けが出來ないぞ。」「いえ、可能です。ただ、相手の服従の意思が必要になるのと、ミル奧様の魔力を大幅に使う事になります。」
「リン。僕は、神殿を攻略するよ。リンを一人になんてしない。」「いいのか?僕は力を求めた。その結果、壽命がびたもしかしたら、不死なのかもしれない。」「はい。リン様の時間は止まります。長はしますが、最盛期で止まります。リン様の眷屬も皆同じです。」
「ミル。いいのか?辛いかもしれないぞ」「ううん。いい。僕は、リンと一緒に居るとんだ。リンを一人にはしない。それが僕の願い。」「・・・マヤ。他の神殿で近いのはどこ?」「ナパイア神殿かな?」「それはどこに有る?」「ヒト族の言っている、北方連合國ノーザン・コンドミニアムのパーティアック國の近くだよ。」
「マヤ。ここの権限の一部を他の人間に付與したりできるのか?」「できるよ。」
「ミル。ここの権限を、カエサルとドラウ達に付與して、僕とミルで、ナパイア神殿に行こう。」「いいの?」「うん。二人で行けばなんとかなるだろう。マヤとトリスタンも協力してくれるだろう?」「「もちろん。」」
「4人も居れば大丈夫だろう。トリスタンなら竜になれば、怖いは無いだろう?」「うん。今、進化したからさっきよりももっともっと強いよ。」
それからの事をリンは考えていた。アゾレム男爵の事は、アルドとナナにまかせておけば大丈夫だろう。魔の村に関しても、この神殿にってもらえば大丈夫だろう。魔が出ないようにもできるようだし、魔や採取するを自由に配置できるようだ。その上で、転移門トランスポートというゲートが設置出來て、設置した場所に瞬時に移できるようになるようだ。それをナナの宿屋とか、ニグラに配置できれば移がすごく楽になる。この辺りは、ナナやドラウと相談だな。ひっそりと暮らす方が良ければ、無理に転移門トランスポートなんて配置しないほうがいいだろう。
取り敢えず、待ちくたびれているであろう。レウスとレイアとロルフとワクを呼び寄せる事にした。
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