《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》もう一つの語.23

「アルセイド様!」

ロルフが、マヤに飛びついた。

「今は、ロルフでしたか?ご苦労様でした。私の事は、マヤと呼びなさいね」「はい。マヤ様。」

マヤとトリスタンも、元の姿に戻っている。リンは、マヤに話を聞きながら、神殿の管理を始めた。神殿はかなり自由度があり。いろんな事ができそうだ。一つのフロアの大きさは、半徑10kmの円程度の広さまで広げる事ができる。その上で、幾つかの層をまとめる事で、高さがある層を作る事ができる。鉱山の作もできるようだが、30をまとめる必要がある様だ。全部で100層を作る事ができるという事で、リンはまず、乗っ取られては問題がある。管理室を守る必要があるという事を、マヤに説明された。

「マヤ。神殿のり口は必ず必要なの?」「いえ、必要ないですよ。転移門トランスポートで何処かに繋がっている必要はあります。」「転移門トランスポートは、どこにでも作られるの?」「いえ、他の神殿の領域は無理ですが、それ以外でしたら大丈夫です。」「ありがとう」

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リンが転移門トランスポートを作ったのは、ポルタ村にあるリンの家の地下室だ。それを作ってから、一度移してみて、転移門トランスポートが機能している事を確認してから、次に、マガラ渓谷に作っていたり口を閉鎖して、管理室に一番上に配置した。魔のポップは、魔素の濃度に関係してくるといわれたので、管理室手前は最高濃度に調整してから、いくつかの部屋を作して、ポップする魔を配置した。後は、下に向けて徐々に弱くなるように作していく。今までは、上から下がっていくじにしていたが、逆に上がっていくような迷宮ダンジョンにした。

最下層1層目は、が転移門トランスポートを配置する場所とした。地下層と呼稱する事にしたそこに、先程作した転移門トランスポートを移して、次に拠點にあるリンの家に設置した。

1層目は、5層まとめた形にして、ここは區畫整理をした。一応商業區的なじにしようかと思っている。迷宮ダンジョンへのり口もここに作った2層目も、5層まとめた形にして、區畫整理をした。住宅區として使うじにしようと思った。3/4/5層目は、3層まとめた形にして、それぞれ、低レベルの魔がポップする草原にした。森林や川や湖を作って、素材はも出現するようにした。6/7/8層目は、5層まとめた形にして、それぞれ、レベル20-30程度の魔がポップするように調整した。4~6と同じように、草原を基盤とした自然のフィールドにした。9層も、5層まとめた形にはなっているが、安全地帯の様なじにしてある。最終的には、ここに宿屋を作して、複數の迷宮ダンジョンへのり口が用意する予定だ。どれか一つが管理層に繋がる迷宮ダンジョンになっている。ここから先は、全て、1層ずつになって、RPG風のダンジョンになるようにした。59階層が迷宮ダンジョンとなる。全てが、レベル30以上の魔になっている。

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「まぁこんなでいいかな?」「極悪だね。」「ん?ミル。何か言ったか?」「ううん。なんにも!ねぇリン。魔もポップしたみたいだから、僕とレウスとレイアですこし狩りしてきていい?」「そうだね。もうすこし調整やらしてから、ドラウを迎えれるから、暇だろうから、いいよ。レウスとレイアも頼むな!」「「かしこまりました」」「うん。行ってくる!」

ミルが、レウスとレイアを連れて、出ていった。

リンは、転移門トランスポートを使って、マヤとトリスタンを連れて拠點に向かった。

部屋には誰もいなかったので、外に居た魔にドラウを呼んできてもらった。「リン様。」「あぁ忙しいところ悪いな。神殿の攻略が功した!」「おぉお。そちらは、アルセイド様でございますか?」「うん。私は、アルセイド。リンに寄って、マヤと名付けされた。そして、このはトリスタン。よろしく。」「はい。マヤ様。」

「それでいきなりで悪いのだけど、ドラウとゴルドで協力して、マガラ神殿への移住をお願いしたいのだけどいいかな?」「はい。かしこまりました。」「うん。それから、ナナが帰ってきてからの相談になるのだけど、ドラウとゴルドとナナには、マガラ神殿の管理人をやってもらいたい。」「私がですか?」「そうだよ?魔もエルフもヒト族も來るだろうからね。」「わかりました・・・。」「うん。3人の合議制で話を進めてくれればいいよ。」「まずは、転移門トランスポートを魔の村にもつなげるから、ドラウは、魔達の導をお願い。神殿に移りたくない者には強制しないようにね」「かしこまりました」

ドラウが出ていってから、オルトを呼んだ。

「何でしょうか?」「うん。神殿の攻略が終わって、神殿にも居住スペースがある。より安全に生活するのなら、あっちのほうがいいし、楽が出來そうだから、オルト達もよかったら移住していいよ」「え?ありがとうございます。どうやって移するのですか?マガラ渓谷を降りていくとしたら、俺たちはいいのですが、他の者にはすこし難しいですよ」「あぁ大丈夫。転移門トランスポートがあるから、そこからなら一瞬で移できるよ。」「転移門トランスポートですか?」「うん。まぁ殺ってみれば解るよ。」

オルトを連れて、マガラ神殿に移した。「これは・・・。リン様が居なくてもくのでしょうか?」「大丈夫だよ。本人にすこしでも魔力があれば起するみたいだからね」「解りました。皆に意見を聞いて移住したいと思います。」「うん。拠點はいいとして、アロイ街やニグラにも転移門トランスポートを作る予定だから、そうしたら、警護とかお願いね。ドラウとも相談にはなると思うけどね」「あぁ解りました。隊長が戻ってきたら、話をします。」

オルトが部屋から出ていって、変わりにゴルドがやってきた「リン様。神殿攻略おめでとうございます。」「ありがとう。ドラウから話を聞いていると思うけど、ゴルドにも神殿に移ってもらうからな」「はい。もちろんです。儂の村の人間も移住してよろしいのですよね?」「あぁ勿論だよ。そのつもりだよ。他にも移住を希するエルフが居たら頼むな。」「はい。ありがとうございます。」「それで、神殿はどういったじになっていますか?」「そうだな。環境面は、ゴルドに聞いたほうがいいだろうな。一緒に來てくれ」「はい。」

リンは、ゴルドを連れて、マガラ神殿に移した。リンの実家/拠點/魔の村の転移門トランスポートは、地下という呼稱にしているが、1層に設置している。ここは、他に魔の素材などの倉庫にも使うつもりだ。3/4/5層をエルフ達に使ってもらう事にした。今は、隔離はしてはいないが、ドラウやナナと話をして、どれか一層を隔離しても良いと思っている。安全に暮らせる場所は必要だろう。

ゴルドを案して、1層に戻ったら、ミルがレウスとレイアを伴って戻ってきた。「リン!!」「どうした?」「どうしたじゃないよ。6/7/8層を拔けるのもなかなか苦労しそうだよ。」「へぇレベル的には、そんなに強くはないと思うけどな」「レベルはね。それ以上に魔が連攜してきたりするから、意外と極悪だよ。それにレウスとレイアも言っているけど、イスラ大森林の中層位の難易度らしいよ」「へぇそれじゃ一般のヒト族じゃ難しいね。英雄レベルでやっと踏破できるってじかな?」「うん。そうおもう。これでいいの?」「いいと思うよ。目的は、魔達とエルフ達が安定した暮らしができる事だからね。」「あぁぁそうだ。採取もしたけど、簡単に上級素材が手にるよ。」「ほぉそれはよかった。レインにも困りそうにないね。そうなると、ニグラとかアロイとかにも拠點がしくなるな」「うん。」「それは、ナナとアルドが戻ってきてからかな。たしか、中里サリーカが商人の娘だったよね?」「うん。會いに行くの?」「う~ん。面倒だし、會ってもなぁミルとナナにお願いするじゃダメかな?それか、サラナとウーレンにやらせるとかね。」

「リン!」「なに?マヤ?」

の形態で、マヤが飛びついてきた。どうも、この姿で生活する事にしたようだ。

「あ!ミトナルも一緒だね。ちょうどよかった」「?マヤ様。僕の事は、ミルとお呼び下さい。」「わかった、ミル。僕の事も、マヤでいいからね。」「え?僕・・・あっはい。マヤ。よろしく。」「うん。そうそう、リンもミルも、ナパイアと連絡が出來たよ。どうする攻略する?」

リンはすこしだけ考えてからミルに問いかけた「ミル?どうする?」「もちろん行くよ。でも、ナナとアルドが帰ってきてからにしよう。」「わかった。」

マヤの方に向き直って「ってことだから、マガラ神殿の設定が、ある程度終わったら、ナパイアに行くよ。」「了解!」「そえで、マヤ。ナパイアってどんなじの神殿なの?ここと同じような神殿?」「う~ん。連絡して、加護がしいって話をしたら、一つだけ試練を乗り越えたらOKだって言っていたよ。」「そうか、あまり難しくない試練だといいな。」「それは大丈夫だと思うよ。ナパイアは、加護を與えて、一緒に過ごしたいって言っていたからね。」「それならいいかな。」

さて・・・・と、一言発してから、リンはミルとマヤとトリスタンを連れて、管理層に移した。「??」「あぁ僕達の家を作ろうかと思うのだけど、どこがいい?」「え?家って作れるの?」「うん。みたいだよ。ほら、端末から作する事ができるみたいだし、魔素も大分溜まっているからかなり使えるよ。マヤ。この魔素ってヒト族や魔やエルフが中で生活していたら溜まるのだろう?」「うん。そうだよ。前は、中に寶箱とかを配置してヒトを呼び込んでいたよ。」「へぇそれなら、これからは、魔素に関しては大丈夫そうだな」「なんで?」

ミルが素樸な疑問を呈した「う~ん。ドラウ達が移住してくるし、ゴルド達も移住確定しているよ。あと、ナナと相談だけど、マガラ神殿を中継點として、”易が出來ないかな?”と考えているんだよ。」「易?」「うん。ニグラから、アロイを抜けて、アゾレムに行くのに、1週間かかるでしょ?」「そうだね。荷を持っていたらもっとかかるかもしれないね」「でしょ。でも、この神殿の転移門トランスポートを使えば、一瞬とは言わないまでも、半日もあれば、ニグラからアゾレムまで荷を運べるからね。他の場所にも同じだよね。」「あっ!そうだね。」「うん。それで、マガラ神殿の1層に出店の許可を出せば、そこに商人が店を作り始めると思うよ。中継點だから、いろんながあつまるだろう?」「うんうん。」「そうしたら、最低でも數人から多ければ數十人住む事になるし、さっきミルが言ったように、上の階層で採取すれば、素材も集まるから商人としては商売がやりやすいでしょ?」「あっ・・・そうだね。」

神殿の設定は概ね問題なさそうだ。

「ねぇリン。僕達の家って言っていたけど・・・マヤとトリスタンやレウス・レイアはどうするの?」「う~ん。マヤどうする?」「リンとマヤと一緒でもいいけど、ベースとなる場所と居住は別に作ればいいと思うよ」「あっ!そうだね」

リンは、何思いついたようだ。「ミル。二人だけで住む場所を、ポルタ村の実家にしない?」「え?いいよ。僕は、リンと一緒ならどこでもいい。」「うん。それで、マヤ達の家は、マガラ神殿の10階層に用意しよう。カエサルや、ドラウやゴルドやナナにもそこを使ってもらえるような、大きな屋敷を用意して、マガラ神殿の管理者の館みたいなじにしておけばいいと思わない?」「あっそれいいね。」「マヤ。どうかな?」「僕は、リンとマヤに任せるよ。」「了解。それじゃそんな設定で家を作ろう。ポルタ村は、後で改築したりしてゆっくりやろう。しばらくは、僕の部屋を使えばいいだろう?」「うん!」

リンは、コンソールから、10階層に屋敷を作った。大きな3階建ての屋敷だ、部屋數は20を數える。食堂や応接室も用意した。地下が作られなかったので、隣に使用人が住む場所も作った。全部屋に風呂とトイレを配置した。屋敷には、男別々にれる大きめな風呂を用意した。

忘れない間に・・・一層には、屋敷の風呂をさらに大きくした公衆浴場を作った。サウナ施設に出來そうなや浴槽も男別々に7つほど用意した。常にお湯が流れるようにしたかけ流しになるようにしてある。

後は、仕事上がりに風呂にるとかそういう習慣が出來ればいいなと思っていた。

1層に、他には転移門トランスポートを配置する場所を設置した。もしかしたら、危険やダメなを持ち込もうとする輩も出てくるだろうから、一個一個獨立するようにした。2間程度の間口を作って、そこに、転移門トランスポートを配置できるようにした。全部で何個必要になるか分からなかったので、風呂施設の隣に、10個の塊を20個ほど作った。3階建てになっていて、二階は會議室のような部屋にして、その上は居住スペースになるようにした。

すこし離れたところに、ショッピングセンターに有るようなフードコートを作った。何軒か店を出せるようにした場所を作っておいた。廚房はオーダメイドになるだろうから、今は作らないで置いた。

リンが作っているのを、興味深そうに、ミルが眺めて、ミルの肩に座る形でマヤが眺めている。全部作り終わったのは、夜になってからだった。今日は、マヤもトリスタンもリンの家で休む事にした。

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