《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》もう一つの語.28

「ご主人様。この者たちどういたしましょうか?殺しますか?」

「あぁレウス。いいよ。こんな奴らでも同級生だからね。殺すのには偲びない。捕えて、殘りの時間を幽閉する位にしておくよ。」「解りました。」「あぁそうだ。神殿に連れて行って、後で監獄でも作るよ。」「解りました。」

「リン様。それでは、我らは一足お先に神殿に向かいます。」「うん。奴らのステータスでは、5層の深層林からは抜け出せないだろうから、あの辺りに放置しておいて、死なないように監視を誰かにお願いしておいて・・ね」「かしこまりました。」

リンは、3人に一瞥してから、韮山タシアナに向かって歩いた。「・・・凜君なの?本當に?」「そうだよ。久しぶりだね。こっちでは、タシアナって名前なのだね。僕は、リン=フリークス・テルメンだよ」「・・・タシアナ=エルンスト・ブラウンです。」「うん。ミトナルから聞いている。」「そうみたいだね。」「タシアナ。時間ある?よかったら、すこし付き合ってよ。」「うん。でも、この子達も一緒でいい?」「うん。いいよ。」

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ニグラの屋敷に向かいながら、話をした。やはり、ニノサの書類に協力したブラウンは、タシアナの両親で間違いないようだ。タシアナが、ニノサとサビニを知っていた。今は、ニグラの街外れにある孤児院で生活している。後ろに居た子供達は、孤児院で一緒に生活しているのだと言っている。孤児院は、貴族から援助をけて運営していたが、その貴族が代替わりして、跡目を継いだ息子が、孤児院への援助を先月で辭めると言い出した。それだけではなく、孤児院の建を壊して、新しく自分の妾を住まわす館を作ると言って、孤児院の追い出しを始めたのだ。それで、タシアナは子供達を連れて逃げ出したのだという。熱川ルアリーナや松田フレットの実家に匿って貰おうかと思っていた所で、三塚マニュエルに見つかってしまったのだという。

「兄ちゃん。強いね。」「俺よりすこし強い位かな。」雙子の兄弟のライカとランカのリンに対する評価だ。

「タシアナ姉の後ろで震えていた、ランカなんて比べる価値もないよ」辛辣なのが、緑の髪を長くして後ろで縛っているの子。シェコダ。

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「うん。すごく綺麗だった。リンさんって、タシアナ姉の彼氏なの?」おませな事を聞いてきたのが、緑の髪を短くしている子で、フェルテ。

「アクア。強い人が好き。お嫁さんにして」5歳のの子のアクア。

「アクア。僕強くなる。リンさん。アクアはダメですからね」アクアの事が好きなのだろう。5歳の男の子で、モニシャ。

この6人が後ろから著いてくる。

「ここが、僕達のニグラの家だよ。まだ何にもないけど、って!」「え?ここ?なんで?リン君ってお金持ちなの?」「あぁ違う。貰ったのだよ。説明は後でするよ。」

子どもたちは、探検だと言って、屋敷の中を走り回っている。

「あぁぁタシアナ!」

外から帰ってきたミルがタシアナを見てんだ。

「ミトナル?あんた、やっぱり、凜君と・・・。」

ミルは、タシアナの言葉を無視して「リン。どういう事?なんで、タシアナが居るの?」「まぁまぁミル奧様。誰が來ても、ミル奧様が第一夫人には変わりないのですから・・・。リン様のお話を聞きましょう。」「そうね。リンとタシアナと僕で話した方がいいのでしょう?」

アデレードがうまく道筋を付けてくれた。ミルの後ろから、アデレードがリンに向かって一禮する。出來るというじだ。「そうだね。ミルとタシアナもそれでいい?アデレード。悪いけど、子供の相手お願い出來る。サラナとウーレンは、子供から孤児院の場所を聞いて、園長に子供がいますと伝えてきて。」「リン様。かしこまりました」「うん。わかった。」

「それじゃ。ミル。タシアナ。ちょっといい?」「うん」「・・・。わかった。」

リンとミルとタシアナは、近くの部屋にった。まずは、お互いの確認の為にステータスを確認したが、リンとミトナルはステータスが改竄されているために、まずは改竄を解除してから確認する事になった。

「うそ。真命やジョブまで改竄できるの?」「うん。”僕のリン”のスキルだけどね。」「ミル。いつの間に、貴の者になったの?」「この前からだよ!ほら!」

そう言って、指にハマっている指を見せびらかすようにタシアナに見せている。

「はぁ・・・話が進まない。先に進めていいかな?」「うん」「ゴメン。いいよ」

それから、近況の話をまず行った。真命やジョブの改竄も出來るから、タシアナの改竄も後で行う事になった。そこで、本題として、ミルに三塚マニュエル達3名を捕えた事を話した。今、レウスとレイアに言って、神殿に連れて行っている事も説明した。

ドアがノックされた「リン様。孤児院の院長をやっている。ナッセ・ブラウン殿がリン様にお會いしたいと來られています。どうなされますか?」「おとうさんが?」「あぁってもらって、アデレードも一緒に來て、サラナとウーレンに子どもたちの相手をお願いして、買いの殘りがあるのなら、子どもたちを連れて何か食べてきてもいいからね。」

「かしこまりました。」

すこし経ってから、再度ドアがノックされて、男とアデレードが一緒にってきた。

「はじめまして、ナッセ・ブラウンといいます。リン=フリークス様。この度は子供たちの危ない所をありがとうございます。」「いえ、気になさらないで下さい。僕にも、彼らを拘束する理由が有ったのです。」「そういって頂けると助かります。それで、リン様とミル様も、タシアナと同じなのでしょうか?」

アデレードが一禮して部屋から出ていこうとしたから、呼び止めた「うん。僕達は前世の記憶がある転生者だ。」

やはり、アデレードは気がついていたようだ。ナッセも話を聞いているのだろう。驚いたりしていない。

「ありがとうございます。これでスッキリいたしました。」「僕からも一つ聞いていいか?」「何でしょう。」「タシアナの両親の事だけど・・・。」

タシアナの両親も孤児だったようだ。だから、タシアナも”ブラウン”名乗っているのだ。リンは、タシアナの両親と自分の両親がやっていた事の説明を、簡単にした。

リンは、もう一つ気になっていた事を聞いた「ナッセさん。孤児院はどうされるのですか?」「・・・どこか別の場所に移ろうと思っています。タシアナも人しましたので、丁度いい頃合いかと思っています。」「そうですか・・・孤児は、今は6名だけなのですか?」「はい。そうなります。」「アデレード。いいよね?ミルも?」「はい。リン様のお気のまま」「僕も問題ないよ」

二人は、リンが何をするのか解っているようだ。それに、ナッセの人柄なら問題ない。そして、リンとミルとタシアナの事を知っている人は側においておいたほうがいいだろうと、いう判斷も働いている。

「ナッセさん。この場所を使って、孤児院をやりませんか?僕達が提供できるのは、住む場所です。生活費なんかは、自分たちで稼いでもらう必要があります。」リンは一呼吸おいて「この屋敷は、アデレードから僕が譲りけたで自由に使っていい場所になっている。僕は、ここに魔の素材や森林などに生えているを販売する場所にしようと思っている。子供たちにその手伝いをやらせる事は出來ませんか?」

ナッセはすこしだけ考えている。タシアナがナッセの服をツンツンとしている。「解りました。リン様。お言葉に甘えさせていただきます。」「ありがとうございます。後ほど、素材の仕れやその方法を、アデレードから説明させます。アデレード、神殿にナッセさんと連れて言って、ナナやドラウ達と顔つなぎをしておいてくれる?」「かしこまりました。」

アデレードが、ナッセとタシアナを連れて、上にあがっていった。神殿に移して説明してくれるのだろう。こういう時に、アデレードが居るとすごく助かる。リンとミルだけだと説明が、うまく出來ない。

「ねぇリン。タシアナをどうするの?」「ん?ここの店番とかじゃダメかな?」「ねぇリン。これは、僕のわがままだけど聞いてくれる?」「うん。ミルのわがままなら出來る事ならなんでも聞くよ。」「タシアナも、リンの奧さんに出來ない?」「え?なんで?」「僕、いろいろ考えたのだけど・・・。僕とリンは、日本に帰っても、多分、お互い以外何もない。でも、他の子は違う。」「そうだね。さらっと、日本に帰っても、二人で暮らす事になっていたのは聞かなかった事にするよ」「うん。タシアナも同じだよ。」「え?・・・あぁそうなんだ。タシアナも、立花達の犠牲者かぁ・・・。」「うん。憶測だけどね」「・・・解った、ミルとアデレードで話をして、僕もタシアナが嫌いなわけじゃない。でも、一番はミルだからね。」

ミルが抱きついてきた「リン。僕もだよ!でも、リンには僕だけじゃなくて、もっともっと沢山のの子が・・・ううん。何でもない」「・・・。」「僕も、アデレード達の所に行くね。」「あぁ解った。僕は、神殿に監獄部屋と作って拉致した奴らをれる場所にするよ。」「わかった。アデレードとタシアナと話が出來たら、ポルタ村に行っているね。あっそれから、サラナとウーレンもリンのハーレムに加わるからね。そのつもりでね。」「え?なに?どういうこと?ハーレムって・・・。(嫁が、勝手にハーレムを作っていく?)」

なんか釈然としない気持ちを引きずったまま。神殿に転移した。地下二層の空間的に隔離されている場所を作した。最初は、転移門トランスポートで空間を繋げてから、転移門トランスポートを削除した。これで、転移が使えないと部屋にる事が出來ない。完全に隔離された場所を作った。

四角い部屋の三面に部屋をそれぞれ3つずつ9つの部屋を作した。中央に、機と椅子を置いて尋問出來るようなじの部屋にした。監獄のように鉄格子みたいなで覆われている。6畳位の部屋にして、トイレを含めて丸見え狀態にした。

レウスとレイアに言って、3人を連れてこさせた。一人ひとりを一瞥だけして、監獄にれる。片腕を失った三塚マニュエルだけがまだ気を失っているようだ。新しく得たリンの魔法の実験臺になってもらった。

「治癒魔法」を三塚マニュエルにかけた。部位欠損も治るとなっていた。魔法陣が消えてから、切り落とした腕が再生された。付けていた鎧までは復元されなかったようだ。

川島マルビンと森中フィリッチがその景を見て言葉を失っている。

「お前は・・・だれだ?」「なんだ、まだ気が付かないのか?」「・・・・。」「まぁいい。まだまだ二十年以上時間がある事だしな。じっくりいたぶってやるよ。腕や足を切り落としても、魔法で治るから便利だな。まずは、どっちから話を聞こうか?」「・・・辭めてくれ。許してくれ。」「あぁ森中フィリッチだったよな。何を許すのだ?」「・・・・。」「バカだな。そんな事も解らないで、許してくれなんて、これから、自分達でしっかり考えるのだよ。そうだな。ほら、今日の飯だ。さっき、切り飛ばした、三塚マニュエルの腕だ。三人で仲良く食べろよ。あぁもし、僕が次に來た時に、3人の誰かがいなかったり、死んでいたり、したらお前たち全員。殺すからな!次に俺が來るまでに、自分たちの罪狀を考えておくのだな。當たっていたら、話くらいは聞いてやるからな。」

「待て。」「”待て”?」「いえ、待って下さい。俺たちは何もしていない。三塚マニュエルが勝手にやったことで、俺たちはタシアナなんてどうでも良かった!」「へぇそうか、お前たちはなんで、あの場所にいたのだ??三塚マニュエルの監視か?」「いや、上の人間の命令で。ニグラでたちを探していた。タシアナは、探していたの一人だったのだ。」「それじゃお前たちも同じじゃないか?」「いや違う。俺は、千葉久を・・・。奴は、松田昴をそれぞれ探していた・・・。」「へぇどうやって探すつもりだったの?」

「・・・・。」「いえよ。」「・・・ステータスを確認している。山崎が居れば、鑑定があるかららなくても確認出來るけど、俺たちには出來ないから、街中や商店でってステータスを確認して、真命を確認している。いえ、いました。」「タシアナ以外の報は持っていないのか?」「はい。そう言えば・・・。」「なんだ。言えないのか?それじゃ終わりだな。帰る。」「いえ、山崎がの一人が、ポルタ村って所にいるかもしれないから、立花と一緒に行って確認する。と、言っていました。」「わかった。ニグラに殘ったのは、3人だけなのか?」「はい。他の7名はアゾレム領の、領主の館に世話になっているはずです」

「そうか・・・。レウス。こいつらに、何か適當な食べを渡しておいてくれ。」「かしこまりました」

ある程度の報が得られたので、リンはポルタ村に戻ることにした。今後の事を、ミルとアデレードに相談しようと思っていた。

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