《チート能力を持った高校生の生き殘りをかけた長く短い七日間》もう一つの語.30
サラナが神殿の屋敷に戻ってきた「リン様。」「なに?それよりも・・・様は辭めてしいは、リンって呼び捨てでもいいよ。」「それは・・・いいの?私とウーレン。リン様の家族を置いて逃げちゃったから・・・。」「ううん。違うよ。サラナとウーレンが生きていてくれて、僕は救われた気持ちなんだよ。ニノサやサビニやユウのやった行為は無駄じゃなかったってね。だから、二人とも僕と一緒に生きてしい。」「・・・ありがとう。リン。ウーレンにも言ってあげて、あの娘もずぅーと悔やんでいるからね」「わかった。今後、ウーレンとも話をするよ。」「あぁそれで・・・ドラウ殿が早急に會いたいって言っています。」「言葉も前みたいなじがいいな・・・。ドラウは、2層?3層?魔の村に行けばいいんだよね?」「うん。私は、アデレードさんとタシアナさんにもお願いがあるから・・・・。」「了解。ドラウを尋ねてみるよ」
リンは、魔の村を訪れた。そこは、喧騒の中にあった。村のり口らしき場所に呆然と立ち盡くすウーレンが居た「ウーレン。どうした?」「あっリン君。いや、リン様」「いいよ。リンって呼び捨てにして、そんなことより、何があったの?」「はい。ミル奧様とサラナと私で、迷宮ダンジョンに行こうとしていたのですが・・・」
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迷宮ダンジョンを探索する時に、3人だけでは何か有ったときの対処が難しいから、ドラウにお願いして、だれか一緒に行かないかとう程度の軽い気持ちで居たのだという。その話を聞きつけた意識有る魔達が、自分こそ護衛にふさわしいとアピール合戦を始めてしまったのだという。忘れそうになるが、ミルとサラナとウーレンも神殿攻略者で、魔から見たら是非眷屬になりたいと思わせる人になっている。神殿の攻略後に、ニンフに聞いて、管理者をリンに委譲して、攻略した神殿の副管理人にはなっている。ここに集まっている。ざぁーと見て、1,500-2,000の魔は眷屬になってもいいと思っているということになる。もうすでに上位種になっているも見けられる。リンは、なんとなく悪い予がして逃げたくなってきた。ウーレンにガッチリ腕を抑えられているので逃げるに逃げられない狀況だ。
魔の群れの中から、ミルが抜け出してきた「リン。いいから、こっちに來て、ウーレンも一緒に。あぁぁいいよそのまま腕組んできて・・・・・・」
リンは、ミルに引っ張られる形で魔の中を橫切っていく。ドラウが魔の相手をしているのが見える。「リン様!」
ドラウの言葉から、魔が一斉にリンの方を見る。
「ドラウ。どうなっている?」「はい。リン様達の眷屬になりたいと言う者達が噂を聞きつけてやってきています。」「ここに居るだけなのか?」「・・・いえ、ここに居る者は代表です。後、水棲魔も居ます。最低でも10~20倍にはなります。」「なっ・・・。」「どういたしましょうか?」「どうするって、名付けしないと落ち著かないよな?」「はい・・・。」「いいよ。僕達のステータスアップになるし、眷屬さえ良ければ、ウォルシャタ達と戦う時の戦力に考えてもいいのだろう?」「もちろんです。皆。リン様達の役に立ちたいと集まっております。」「それなら、僕達に斷る必要はないからね。ちょっと數が多いから時間はしいけどな。」「ありがとうございます。當然です。そのくらいは大丈夫です。」
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それから、アデレードとタシアナとサラナが合流してきた。6人で分擔しながら名付けを行う事になった。ランダムにやると偏るということで、名付けと眷屬化は別々に行う事にした。皆で名付けを行って、その後でリンの眷屬する事が決まった。妻達には、護衛として數名が眷屬化する事も決まった。それから、1ヶ月かけて、全魔の名付けが終わった。よりも神が削られる作業だった。名付けは、リン以外の5名で行うのだが、名前を考えるのにも、限界が來るだろうという事で、攻略した神殿名を名字の様にする事が決まった。ニンフ達にも手伝って貰って、それぞれの神殿が同數になるように調整しながら名付けを行っていった。何かの最上位種は、リンが直接名前を付ける事になった。神殿の権能を持つ攻略者が名付けを行って、”使い”が眷屬化するだけあって、通常では考えられない速度で進化を行った。そして、驚いたのが、意識薄い(魔核が消滅していない魔)でも名付けを行うと、魔核が排出されて、意識がはっきりするのだ。魔核持ちでも名付けけが出來る事がわかったので、村や里に殘してきた、同族を襲わない魔までもが名付け対象になり數が更に増えてしまった。
「ねぇリン。もう僕・・・限界。」「妾もじゃ。」「わたしも・・・」「おなじく」「考えたくない・・・でも、ステータスがすごい事に・・・期待されているのが解るからやめられない。」
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リンだけではなく、ミル達のステータスも凄まじくあがっている。パワーレベリングの比ではない。
「でも、さすがに、そろそろ終わりそうじゃない。」「うん。ドラウが最後だって言っていたからね。」「それは良かった」
その日で、増え続けた魔たちへの名付けが終わった。リンへの眷屬化も終わっている。
皆で、今日はささやかなパーティをするつもりで、マガラ神殿の屋敷に戻った。1ヶ月以上も、神殿の運営をナナやナッセに頼っていたが、問題になる事はなかった。時折、新しく転移門トランスポートの設置を依頼されるが、リンが作を行う事で問題が解決している。
そして、前會議が行われて、アゾレムが失腳した。舊アゾレム領は、リンが新しく男爵となり、テルメン領となった。正式には、次の前會議で発表される。今、ウォルシャタ達が領から逃げ出す時に、破壊した建や塀を急ピッチで修復を行っている。レインは、リンが負擔している。リンは、神殿を通る際に一定の稅を取るようにした。最初無稅でもいいと思っていたが、ナナやナッセが猛反対した多高くても、稅を取らないとダメだという事で、ってくるのに稅は必要なく、出て行く時に、重量に寄って課稅した。かなり高めの稅に設定したが、それでも商人に対しては、メリットのほうが大きいようだ。利に聡い商人は、リンに陳して、マガラ神殿に商店を持てないか聞いてきた。幾つかの出店の許可をだした。マガラ神殿で生活してくれれば、それだけ魔素が取得出來るので、リンとしてはそれで十分だと思っていたが、出店した店からも普通の領地よりも安めの稅を課すことになった。
そして、他の神殿も、ナナとナッセに委託した。モルトにも手伝ってもらっている。マガラ神殿と同じく、転移門トランスポートで各地を結んでいる。各國を神殿が結んでいるが、神殿同士を結ぶ事が出來ないので、ハブとなる場所が必要になっていた。それを舊アゾレム領のポルタ村が行っている。ウォルシャタ達が村人全員を殺してしまうというショッキングすぎる事を供養塔として”名前をれず”に建立して。供養塔を中心に、各神殿から繋がる転移門トランスポートを作った。ポルタ村がハブの役割を擔う事になった。人でも必要になって、近隣の村々に事を説明して廻って、人手を出してもらった、いつの間にか、ポルタ村に人が集まるようになってきた。5つの國を繋ぐハブだけ有って、商人や人の出りも多い。各國の要人を使うようになっている。ポルタも規模ではもう村とは呼べない。一つの街となってしまった。稅に関しても、転移門トランスポートを使う移に関しては無稅とした。一度ってくる時に、各神殿の出口として稅を払っているので、それ以上は搾取しないと決めた。ただ、ポルタ村の中で商売した分に関しては、稅として収めてもらう事になった。こうして、ポルタはハブとしての機能と、流の場となっていった。ポルタ村の警備隊は、リンの眷屬たちが行っていた。
一般の人族では絶対に敵わないステータスになっている眷屬たちを各國の要人達も護衛にしがったが、一人としてスカウトに功した者は居ない。リンに願い出て、數ヶ月だけ護衛をしてもらったりする貴族は出ていたが、それだけになっている。
リン達は、この仕組を作っていく間にも、ウォルシャタ達の向には注視していた。ウーレンがそちらの方に才能を発揮した。眷屬化した魔達を使って、ウォルシャタ達の包囲網を完させた。
パーティアックに対して、何度もウォルシャタ達の捕縛引き渡しを要求したが、全て拒否されている。その為に、リン達が構築した神殿流の枠組みから、パーティアックは除外される事が正式に決まった。もともと、北方連合國ノーザン・コンドミニアムに屬しては居たが、人族至上主義者の集まりのようなじになっていた為に、エルフやドワーフと言った他の國々では人族として考えられるような種族に対しても、魔の進化系で人族ではないと言っている。その上、ヒト族以外には何をしても問題はないという法の下に、獣人やエルフ・ドワーフといった種族を奴隷化していた。
ウォルシャタ達が逃げ込んだのは偶然だったのか、今では解らない。捕えている3人を尋問しているが、素直になんでも知っている事を話すようになっては來ているが、解らないという返答になってしまっている。3人は、己の罪を認めた。日本でやった數々の事を告白し始めたのだ。殺したくなる衝を抑えつつ、リンは三人に向き合っている。ただ、殺さないだけで、殺す寸前まではなんでもやっていた。魔法がある事で、拷問がここまでひどくなるのかをいう想を持ってしまうほどだ。
ミルとタシアナ以外の陣も、マガラ神殿や他の神殿の運営に協力している。打算も確かにあったが、リン達を手伝う事は、自分たちのためにもなると思っているようだ。
ウォルシャタ達がアゾレムを放棄してから5年。リンは、伯爵になっていた。ポルタ村が街と発展していた。他の神殿も地上部分に、易を行う場所としての街を作った。この街が大きくなって、リンは神殿が存在する5つの國から名譽伯爵の稱號を與えられる事になり、6つの國にまたがって貴族に敘せられる名譽を與えられた。
この段階で、神殿が存在する國々では、リン=フリークス の名前は神殿伯という稱號と共に有名になっていく。それに連れられるように、第一夫人ミトナル。第二夫人 アデレード。第三夫人 タシアナ。伯爵夫人 サラナ。ウーレンの名前も有名になっていく。
そんななか、パーティアックに潛伏していた、ウォルシャタが”王”を名乗った。パーティアックで権力を握る教會の有力者と結託して、まずは陛下と教皇の二人の娘を娶った。その後、有力者の後ろ盾を得て、弒逆を狙う。勿論、本人が直接手を下すわけではなく、テイマーの西沢ゴーチエが魔をテイムして、王族やウォルシャタの臺頭に危機を持っていた連中を殺していった。殺す順番にも気を使っていた。王位継承権を持つ下位から順番に殺していった。そして、王位継承権を持つ皇子が、後3人となった時に、今度は外様の貴族を懐してウォルシャタが継承権を持てるようにした。
そうして、殘った皇子の一人が同衾していた奴隷エルフと共に殺された時には、殘った二人の皇子はウォルシャタに屈した。殺されるよりはましと思ったようだ。殘されたのは、現國王だが、現國王は病に苦しんでいた。加藤ヴィヅットの持つ魔力吸収のスキルで國王の魔力を常に空の狀態にしていたからだ。原因不明の調不良が長く続くと、國政にも問題が出てくる。ウォルシャタ達は、その狀況を利用して、自分たちの地盤を固めていった。
國王が病に倒れてから1年。病からの復帰が難しいと判斷した、教會が現國王に退位を進めて、それをける事が発表され、國王に、ウォルシャタが推挙されたのだ。こうして、パーティアックは、ウォルシャタ・フォン・アゾレム。立花肇が國王となって治める事になった。
その知らせをリン達は、ポルタ村。今では、テルメン伯爵領の中心街になったポルタ街の外れにある小さな一軒家のリビングで聞いていた。
「そうか、ありがとう。ウーレン。」「ううん。リンの為だし、ウォルシャタには、私も両親を殺された恨みがある。リンが許してくれるのなら、ミルとタシアナとサラナと4人で首を刎ねに行きたい位。」「おぃ。ウーレン。妾を除け者にするな。妾も行くぞ。」
「待ってよ。僕の奧さん達はいつの間に、こんな過激になったの?」「「「「「旦那の責任」」」」」
「そういう所だけ息ぴったりだね。」
「それで伯爵様。どうするおつもりなのですか?」「ミルは、どうしたいの?」「僕。ウーレンの意見に賛かな?でも、殺すよりは、捕えて、神殿で見世にする位の方がいいかな。死んだら、それで終わりになっちゃうからね。」「そうだよな。捕えたいけど、単純にとらえても、奴らは自分が負けたのだと思わないだろうな。」「ならば、どうするのじゃ?」「あぁウーレン。パーティアックの首都の警戒網は大丈夫だよね」「うん。大丈夫。」
「しばらく様子見かな。そのうち、奴らの事だから、新しく持った権力おもちゃを使うだろうから、僕の僕達の所に手をばしてきたら、手を切り飛ばして、ってこようとしたら、足を切り飛ばして、上げればいいとおもう。」「了解。僕もそれでいいとおもう。こちらから手をだす必要はないと思う。言っても、向こうは國王になっているからね」「うん。そうだね。」
「それじゃしばらくは地力を上げる作業をするの?」「各人で、神殿を巡って素材集めをしながら、眷屬たちとの連攜かな。」「「「了解」」」
「ミルとタシアナ。そろそろ、僕達の真命を公表したいと思うけどいいかな?」「うん。僕は、別にいいよ!」「私も。問題ないよ。」
「なんでじゃ?リン。婚姻の時にも隠したのに、今お主達のを暴する必要があるのじゃ?」「アデレード。それは・・・。」「あぁぁ・・そうか、ウォルシャタ達の標的にお主達がなろうとしているのじゃな。」「うん。でも、大々的に発表するつもりはないよ。面倒な奴らも引き寄せてしまうかもしれないからね。」「どうするのじゃ?」「うん。パーティアックに向かう商人に噂話しとして持っていってもらう。」「ん?」「『リン=フリークスと嫁のミトナル/タシアナの3人の真命がトリーア王家初代様と同じで読めない真命になっている』とね。これだけでいいと思う。」「あぁそうか・・・。」「うん。それに、転生者の男で、ウォルシャタ達が認識していないのは、僕ともう一人だけだろうから、その報だけで、僕が転生者と認識して調べようとするだろうけど、調べられなくて、次にどうくかって、奴らの事だから、それなら僕よりも有名になればいいと思って、各國に対して戦爭をふっかけるとおもう。それを、僕達で食い止めればいい。まぁ的な作はもうし考えてみるけどね」
リン達の會議が終わった。
その後、噂を信じたウォルシャタ達は、まずトリーア王家に攻め込むが、防が破れずに撤退する。その後、北方連合國ノーザン・コンドミニアムの國々を併呑していく。同じパーティアック教の國々を傘下におさめて、さらに大化した國となり、その後、神殿伯-リン=フリークスと狂王-ウォルシャタ・フォン・アゾレムの全面戦爭が始まる。決著は、5年後に、リン=フリークスの全面勝利で幕を下ろす。
そして、懐かしい白い部屋に皆が集まって、結果が発表された。
- 連載中262 章
剣聖の幼馴染がパワハラで俺につらく當たるので、絶縁して辺境で魔剣士として出直すことにした。(WEB版)【書籍化&コミカライズ化】【本編・外伝完結済】
※書籍版全五巻発売中(完結しました) シリーズ累計15萬部ありがとうございます! ※コミカライズの原作はMノベルス様から発売されている書籍版となっております。WEB版とは展開が違いますのでお間違えないように。 ※コミカライズ、マンガがうがう様、がうがうモンスター様、ニコニコ靜畫で配信開始いたしました。 ※コミカライズ第3巻モンスターコミックス様より発売中です。 ※本編・外伝完結しました。 ※WEB版と書籍版はけっこう內容が違いますのでよろしくお願いします。 同じ年で一緒に育って、一緒に冒険者になった、戀人で幼馴染であるアルフィーネからのパワハラがつらい。 絶世の美女であり、剣聖の稱號を持つ彼女は剣の女神と言われるほどの有名人であり、その功績が認められ王國から騎士として認められ貴族になったできる女であった。 一方、俺はそのできる女アルフィーネの付屬物として扱われ、彼女から浴びせられる罵詈雑言、パワハラ発言の數々で冒険者として、男として、人としての尊厳を失い、戀人とは名ばかりの世話係の地位に甘んじて日々を過ごしていた。 けれど、そんな日々も変化が訪れる。 王國の騎士として忙しくなったアルフィーネが冒険に出られなくなることが多くなり、俺は一人で依頼を受けることが増え、失っていた尊厳を取り戻していったのだ。 それでやっと自分の置かれている狀況が異常であると自覚できた。 そして、俺は自分を取り戻すため、パワハラを繰り返す彼女を捨てる決意をした。 それまでにもらった裝備一式のほか、冒険者になった時にお互いに贈った剣を彼女に突き返すと別れを告げ、足早にその場を立ち去った 俺の人生これからは辺境で名も容姿も変え自由気ままに生きよう。 そう決意した途端、何もかも上手くいくようになり、気づけば俺は周囲の人々から賞賛を浴びて、辺境一の大冒険者になっていた。 しかも、辺境伯の令嬢で冒険者をしていた女の人からの求婚もされる始末。 ※カクヨム様、ハーメルン様にも転載してます。 ※舊題 剣聖の幼馴染がパワハラで俺につらく當たるので、絶縁して辺境で出直すことにした。
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