《小さき蒼雷の魔法使い》第四・五話「ライガVSドラゴン」
第四話と第五話の間の話です。
改稿前は四話の後半でしたが、長くなりましたので分けました。
強い魔を願っていたライガだったが、強敵をんでいた訳ではないので心すごく焦っていた。
しかし出てきてしまった以上仕方がないと割り切り、即座に雷を強く纏いつつ戦闘制にる。
「正直かなりやりたくないけど、こうなったら覚悟を決めて行くしかないだろ! 先手必勝だ!『雷槍サンダースピア』!」
ライガの放つ雷槍は真っ直ぐにドラゴンに向い飛んで行く。
しかしドラゴンは上昇して簡単に避けた。
「やっぱり簡単にはけてくれないか。なら! 実験その二、『雷槍(範囲)マルチサンダースピア』!」
新たな思い付きで雷槍を投げた瞬間に分裂する雷槍をイメージした。例えるならば、散弾銃をイメージしてもらえれば良いだろう。
そして思い付きは功。ドラゴンに向かって數多に分裂させて連続で飛んでいく雷槍。
この攻撃には流石にドラゴンと言えども避けるのは難しいと思ったのか、『龍の息吹ドラゴンブレス』を吐いて雷槍を消し去り、勢いそのままに攻撃してきた。
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「――くそっ!!」
ライガは無意識のに纏う雷を強化することで速度を上げ、それを避けることに功するが、続けて魔法で巨大な氷を作り出しライガに向けて飛ばしてくる。
それをジグザグにくことで回避するがこのままでは先に力が盡きることが予想できるため、新たな策を講じることにした。
「危ないな。雷槍が全然効かないのは困ったな……そう言えば雷じゃなくて蒼雷とか魔法に書いてあったし、もしかしたら……試すか」
勝機はそこにしかないと見るとドラゴンの様々な攻撃を避けながら魔法に集中する。
魔力を高め蒼い雷をイメージした瞬間、の中心から力が沸き上がり今まで纏っていた黃いと雷が蒼の雷へと変化していく。
「これならしは行けそうだ!」
ライガはドラゴンの放ったブレスを今までとは違う速度で避けつつ一気に距離を詰める。
その後ドラゴンの背後に飛び上がり背中を雷の纒を腕に集中し貫通力を上げた突きで毆りつけた。
ライガの突きはドラゴンの鱗を貫通しを浴びながら更に腕をドラゴンのの部に突っ込み放電させると同時に後ろに飛び退く。
「グギャアアアアッ!!」
今まで聲を発していなかったドラゴンは咆哮を上げ苦しみながら地面に落下。しかしすぐに起き上がろうとしていた。
起き上がろうとするドラゴンに追撃するためライガは急接近し、雷で造った剣で背中を切り裂こうとしたときドラゴンが急に目の前から姿を消した。
「――なに!? どこにいった!!」
この時ドラゴンは既にライガの背後に回りこみ尾で毆り飛ばした。
「がはっ!?」
空中でけの制を整えながらドラゴンのきを確認するライガ。
しかしその時には既にドラゴンはブレス攻撃を放っていた。なす統べなくブレス攻撃をけてしまいライガの意識は途切れてしまった。
× × ×
暗い窟。空中に翼を羽ばたかせその場にと止まるドラゴン。
そして、ドラゴンはに包まれ――の姿へと変わった。
「はぁ……此奴はどうしたものか。さっきステータス覗いたら“拳聖の子”と表示してあったしのぅ。取り敢えず家に連れて行くか」
実はこのドラゴン……いや今はだが鑑定が使える為相手のことが分かっていた。
【拳聖】と呼ばれていたガイヤとは昔いろいろあったのでし苦手にじている。
「仕方ない……後で文を飛ばしておこう。それまで寢かせておけば良かろうて」
そしてドラゴンはライガを背負って窟の奧にある部屋につれていくのだった。
「しかし此奴は、何故雷魔法しか使わなかったのか。まぁ、後で聞けばわかるだろう……」
× × ×
ライガの捜索を一旦切り上げ家へと戻ったガイヤは、サーシャと合流し今後の方針を決めていた。
「ライガの奴はどこへ行ったんだ……」
ライガの居場所が分からないガイヤは、一時間で行ける範囲を走り回る。しかしライガを見つけることは出來ずにいた。
「そうね。一時間で行けるところは捜したのよね?」
「ああ。子供の足でこれ以上いけるとは思えない」
そうして頭を悩ますこと數分。
サーシャは不意に空から自分達の方へ向って飛んでくるが見え、空を見つめながら呟くように言う。
「ねえ、あなた? あれは……なにかしら。こっちに向かって來ているけれど?」
「ん? あれは鳥だろ。背中に何が背負っているように見えるな」
ガイヤは近づいてくる鳥を見上げ、前に腕を出す。
鳥はガイヤの腕に著地し、背中の筒を“開けろ”とでも言うようにガイヤに向けられる。
「開けろと? まあいいけど」
そう言いながら筒を開けると一枚のきれいに折りたたまれている紙がっていた。
ガイヤはゆっくりと紙を広げる。すると短い文字が書かれてあった。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ガイヤへ
お主の子供と見られる年を保護したぞ?
だから今すぐに迎えに來い。
水神龍より
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
紙に書かれていた文字を靜かに読んだガイヤはサーシャへと手紙の容を伝える。
「ライガの居場所が分かったぞ。ライガの居場所は――水神龍の窟だ」
「水神龍の窟!? なんでそんな場所に?」
その言葉を聞いたサーシャは驚愕する。
水神龍と言えばこの世界に存在する龍種。
その頂點に位置する四のの一であり、神と崇められている。
しかし水神龍の住んでいる窟の場所は、一部の者にしか存在が知られていない神域のような場所。
そのような場所にライガが保護されていると分かった二人は安堵していた。
そしてライガの無事を確かめるために、二人は水神龍の窟へと急ぐことにした。
× × ×
(誰かの聲がする……誰の聲だ?)
誰かの聲に反応し、ライガの意識は徐々に覚醒していく。
意識がはっきりとしてくるにつれて、言葉が聞き取れるようになってきたライガはゆっくりと目を開ける。
しかし目の前には知らない天井と知らない人が――
「っ!? ここはどこだ!? ついでにお前は誰だ!?」
目の前には見知らぬが椅子に座りライガを見ていた。はライガに近づき調を気にかけ問いかける。
「やっと起きよったか。大丈夫なのか? まだ混しているようだが」
「……大丈夫」
自分の狀態を目視のみで特に異常が無い事を確認し返事をするが、の言葉の意味が分からないライガはし前の記憶を思い起こそうとした。
(確か窟にって進んで、最後にドラゴンと戦闘になったんだよな? それで……あれ? その後はどうなったんだ?)
ドラゴンとの戦闘までは思い出せたるのだが、それ以降の記憶が思い出せずにいた。
思い出そうと頭を捻るがこの狀況に至った経緯が全く分からない。仕方なく事を知って居そうなへと質問をすることに。
「ちょっと聞きたい事があるんだけどいい?」
「ん? よいぞ! 何でも聞いてくるといい!」
ライガの問いかけに先ほどまでとは違う雰囲気で返事を返してくる。しかしライガは、余り気にすることなく疑問を端的に聞く。
「……ここは何処なんだ?」
「ここか? ここは水神龍の窟だぞ」
問いかけられた質問に答える。
だがの返答に聞き逃すことが出來ない名前が聞こえ驚愕に目を見開いた。
「――っ!? 水神龍!?」
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