《小さき蒼雷の魔法使い》第十一話「魔の氾濫」
ライガ達は現在ルーベンスの商店街を歩いていた。
「ライガ?何か見てみたいものでもある?」
サーシャは先程から何かを探しているように見えるライガに聞いてみた。
「うん、魔道を見てみたい。」
「魔道か...ルーベンスに珍しいがあるかどうかわからないけど...行ってみる?」
今もやってるといいけど、あの魔道店。
サーシャの言っているのは冒険者時代によくお世話になったエルフが店主の魔道店だ。
気紛れゆえに店舗の場所を一定期間で変えるからある保証は殆どないが...
「...あのさ、なんでこんな路地にっていくのさ?
魔道を見に行くんじゃないの?」
ライガはてっきり商店街にあるものと思っていた。
実はライガは知らないが、商店街にも魔道店は幾つかあるのだ。
だが、魔道と言っても程度は低い。
それに比べるとエルフの魔道は品質が高く永久的なが多い...値は張るが。
「いいのいいの。こっちであってるから。」
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そう言って、ライガを連れて更に奧へ行くとある一點を見つめ足を止めた。
「良かった。まだあったわ!
ライガしだけ下がってて。」
この魔力の結界があるのはエルフが店を営業しているときの特徴の1つだった。
そして、サーシャは壁にり特殊な魔力波を流す。
すると、扉が姿を現していた。
「なっ!?扉が現れた?」
「さっ!行くよ?」
サーシャはライガを連れて扉をくぐり抜けた。
そこは普通の古い店だった。
「すげー久しぶりだな。サーシャ。」
「ええ、久しぶり。クルトン。」
この店主、クルトン。
各地を転々として魔道店を営んでいるエルフだ。
髪はロングで金髪。
聲からしてだと思われた。
そして、なにより...耳が尖っている!
「今日はどうしたんだ?まあ、魔道を見に來たんだろうが...
ゆっくり見ていってくれ。
なにかあれば、遠慮なく言ってな?」
そう言ってクルトンは手元の雑誌を広げ視線を落とした。
隨分と想像したエルフと違うな...
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「それじゃ、見ましょうか。
それと、ライガ。
魔道には勝手にらないようにね?」
俺は、頷き周りを見渡した。
し見ただけでは、何の用途に使用するなのか分からないものが數多くあった。
そのなかで隠れるように置いてある小さい箱を見つけた。
そして、その箱には妙に引かれるものがあった...いや、正確には中のに引かれていた。
「母さん。この箱は何?」
「...私も分からないわね。普通の箱に見えるけど。
クルトン。
ちょっと良いかしら?この箱は何か教えてくれる?」
母さんにも分からないとはいよいよ怪しくなってきたな。
実はライガは鑑定をすでに試していたその結果は。
鑑定を弾かれました。
鑑定を弾くことが出來るアイテムはそうそうあるものではないはずだ...多分
「何が知りたいの?
...この箱?なんだったかな。
開けてみようか。」
ライガはし不安になってしまった。
大丈夫か?この人店にあるものくらい把握しておかないとダメだろうに...
「どうやら指と何かの薬がっているみたいだね。
見たじ普通の製品みたいだけどいる?
いるなら安くしておくけど。」
おいおい、こんなもの安くして良いのか?
でもまあ、安くするならしいな。
ライガはもう一度鑑定を使いびっくりする結果が現れた。
指の方は、魔法反の指(永久)と出た。
効果は著けているだけである程度の自分に害のある魔法を弾くらしい。
ある程度の基準は分からないが著けておいて損は無いだろう。
そして、重要なのは薬の方だ。
名は、神力の...効果は飲むと神のスキルをランダムで1つ覚えるが、代償は覚えるまで分からない。
神のスキルがどんなのかは分からないし正直な話、俺には必要ないかも知れないが買っておいて損は無いだろう。
「母さん。
これしいけど、お金はある?」
そう、問題はお金の方だ。
父さんが稼いでくるって言っていたが1日じゃたいした金にならないだろうし、無理なら仕方ない。
「ん~...クルトン?
この2つはいくらになるの?」
クルトンはしだけ迷い言った。
「そうだね。
わからないから、白銀貨1枚で良いよ」
「じゃあ、買うわ。
はい。これで良いわね?」
サーシャは値段を聞いて即払うことにした。
「毎度あり!
良かったらまた來てな。サーシャ。
それと、年もな!」
そして、俺達は魔道店を後にした。
「これで良かったのか?
爺さん。私にはあれの価値ははかれなかったけど...」
「良いのじゃよ。あの年はいずれ...
まあ、この話は時が來ればな。
では、邪魔したな。」
そう言ってお爺さんは次の瞬間には居なくなっていた。
俺達は魔道店を出て大通りまで戻ると父さんがこっちに向かって來ていた。
「ようやく見つけたぞ。
どこ行っていたんだ?」
「いや、俺達は魔道店を見てきたけど、
何かあったの?」
そして、父さんの話を聞き一度宿に戻ることにした。
気になるが出來たのもあるが、クリエイトじい様に連絡をれないといけなさそうだったからだ。
三人は宿へと足を向けた。
さて、面倒事が起きないでしいが...
ついでに、ステータスでも見ておかないとな。忘れてたし。
「ステータスオープン...ぁ、シマッタ」
「急にどうしたんだ?」
ライガは周りを気にせずに言葉を発してしまったので、一瞬だが注目を浴びることになってしまったが、仕方ないだろう。
「いや、ちょっとね...」
ガイヤは疑問に思いながらも再び歩きだした。
危ないな...気を付けないと。
さて、ステータスは...
ステータス
名 前:ライガ
種 族:  人種?
別: 男
年 齢:  3
レベル:  7
職 業:___
稱 號:転生者,探索者,魔導師の子
拳聖の子,雷帝
水神龍に認められし者
???
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___________________
ステータス
力:15,360/15,360
魔 力:15,330/15,330
狀 態:なし
魔 法:蒼雷,時空
スキル:纏い,鑑定,危険察知
魔力作,魔自然回復力上昇
加 護:水神龍の加護
創造神の加護
メール:信1件あり!
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___________________
...なんだ、急にハイテクにったな。
メール?それに一通あるし、開けてみるか...タッチしたら開くかな?
___________________
メッセージ
ライガへ
いろいろ言わんといけんのだが...
まずは、メールの使い方からじゃが、こ
れは地球の仕様と同じにしておるからすぐ
わかると思う。
簡単には、タッチすればなんとかなる。
そして、次じゃ!
今日1日はお主の行を見させてもろう
たが、魔道店で神力のを買ったな。
それは、普通の人種には副作用がでかす
ぎて最悪死んでしまう。
だが、お主なら副作用は無しでいけるか
ら暇な時にでも飲んでおくといい。
最後に、本日の夕刻までに魔の軍勢が
その街に攻めてくるので何とかして守り抜
いてくれ!
 以上創造神より
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
なんで、重要なことを最後にかいた!
魔の軍勢のがどの程度か分からないが、これは明らかに面倒事だ。
「はあ、父さん。母さん。宿に戻ったら話がある。」
そうして、三人は急いで宿に戻ることにした。
その頃魔境の森では...
5人がかに會談していた。
「予定は速いが揃ったから夕方から進行するか?」
「そうだね。今回は夜に強い者も要るし...」
「奇襲って意味なら大賛よ?」
「ごちゃごちゃうるせーな...準備が整ったならさっさと街の1つや2つくらい落とせばいいだろーが!」
「そう、単純なことではないのだがな...
せっかちだと、事を仕損じるぞ。
だが、時間をかけるのも良くない...
故に夕方からで良かろう。」
「じゃあ、それで良いわね?」
「「「「了解」」」」
そして、夕刻...
「よーし!第1部隊の指揮は俺がやる!」
この男、ダルラは、いわゆる脳筋である。
紫の髪に角が2本生えていて、背中にはコウモリみたいな羽が生えている。
そう、1人いるだけで國軍と戦えると言われている魔族であった。
「いくぜ!殲滅戦の開幕だ!!」
どうも、皆様柊☆黐です。
今回もお読み下さりありがとうございます。
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さて、今回はしですが、語がきました!
次回かその次ぐらいから本格的に戦いが始まると思いますので、今しばらく待ってください。
では、次回第十二話「嵐の前れ」でお會いしましょう♪
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