《小さき蒼雷の魔法使い》第十四話「契約の儀式?」

「お前ら!気合いれろ!

魔法部隊はそろそろ後ろに下がって、回復を開始しろ!

前衛部隊!一匹も通すんじゃねーぞ!

突撃!!」

サントスの指示が戦場を駆け巡っていた時、全方の魔達の一角が消し飛んだ。

「今...何が起きた!?」

そして、別の方では空に巨大な魔方陣が現れ、その直後に魔達がごっそりと減っていた。

「おい!何が起きている!?」

その時後方から伝令係が報告にやって來た。

「サントス様!

伝令です。ギルドマスターより、只今から戦場に2人の化けを突っ込んだ。

うまくかして、やってくれ。

注意は近くに人がいると巻き添えを食らうぞ。

以上です。」

2人の化け?何だそれは...

確かにあの破壊力と範囲は化けだが。

「分かった。2人については何か言っていたか?」

「はい。1人は男。元Sランク冒険者の拳聖だそうです。

もう1人は。こちらも同じく元Sランク冒険者の天才魔導師だそうです。」

そうか...ガイヤとサーシャのペアが來ていたのか。

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それにしても、あの2人を使えってギルドマスターも無茶を言う。

本當の化けだぞ。奴等は...

「全軍に告ぐ。

今暴れている2人には極力近づかないように立ち回れ!

このまま、押しきるぞ!」

こうして、ガイヤとサーシャの合流により、戦況は一気にいたのだった。

その頃、ルーベンスの街の外。北門から出たし先にある草原にライガはいた。

「それじゃ、そろそろ始めるぞ。

あまり時間はかけたくない。」

「それでは、説明を始めましょうか。

力の示し方は、霊域に伝わる魔力の質を競うゲームがあるのですが、それで決めましょう。」

霊域とは、神獣や幻獣の高位的存在が住まう聖域のことであるが、そこは神域とはまた異なる領域になる。

つまり、簡単に説明すると神獣や幻獣が住んでいる領域だと思ってください。

「で、その魔力の質を競う?のはどうやればいいんだ?」

「では、ルール説明しますね。

まず、最初に魔力で自分の分を作ります。

この分は魔力の質で様々な...

例えば力や耐久の度合いなどが決まります。

そして、高レベルになると分が魔法を撃つこともできるようになります。

ここまで、いいですか?」

「...はい。大丈夫。」

霊域とやらでは、変な遊びが流行ってるんだな...

「では、続きを説明します。

次にお互いに命令を分に5つ以で順番に下して戦うのが本來のやり方なわけです。

しかし、今回は時間がかかるので特別ルールを使います。

この特別ルールは分を造り、分に魔法を打たせぶつけ合い打ち勝った方が勝ちと言うものになります。」

なるほど、つまり純粋に魔力の多さと質の良さで勝敗が決まるわけだな。

「質問がある。

俺は分を造ったことがない訳だがどうやって作ればいい?」

今回の戦いは分が造れないと話にならないようなので大人しく聞くことにした。

これは、時間がないからだぞ!

「そうですね。

それでは、魔力を巡らせ人形をイメージしてください。

それが、自由にき回り、1つの意思を持っていると思うのです。

そして、イメージが固まったと思ったら魔力を一定に保ち固定し、自分と切り離します。

このとき、命令や使用魔法を決めることが出來るのですが、今回は使用魔法は1つで命令を號令で放つで良いと思いますよ?」

えーと、思いますよ?じゃないんだけど...

初心者には厳しすぎませんかね...まあ、やるけども!

そして、分を造り始めた。

「ぐぬぬぬぅ!」

「もっと力を抜くのです!自然で呼吸をするように!」

「すーはー...すーはー...」

「そうです。やればできるではありませんか。

そのまま、次は実化です!」

更に數分後...

「ぐぬぬぬぅ!」

「さっきまでのじですよ?

集中してください!」

「くそっ!すーはー...すーはー...」

「魔力の流れを深淵からじとるのです!

あなたの素質は神域でもトップクラスのをお持ちです!

必ずできますよ!」

更に、數十分後...

「...ど、どうだ?」

「出來ていますけど...隨分とふにゃふにゃですね。」

ライガが約1時間かけて出來たのは魂の抜けた人と表現するしか無いような魔力分だった。

「恐らくですが、あなたの魔力には異が混じっています。

別に悪いものではないですが、コントロール出來ていないようですね...

し荒療治をしましょうか!」

そう言って、不死鳥フェニックスは魔力?とは違うを放出させ始めた。

「目に見える魔力?」

「いえ、違います。

これは、魔力ではありません。

これは、いわゆる霊界の魔力...霊力と呼ばれるものです。

ついでなので、霊力について説明しましょう。」

この世界...ファルスには大きく分けて4つの境界がある。

まずは、今居る現世と、神達の住まう聖域...神界。

そして、魔族達の魔界に、神獣、幻獣達の霊界がある。

基本的に魔力とは、すべての場所に存在

している。

しかし、神界と霊界には魔力とは、異なる

エネルギーが存在している。

そのなかで、霊界にある霊力は生命に干渉できる力を持っているのだ。

「と、とんなところですね。

さて、話がそれてしまいました。

その霊力をあなたに流し込みます。

その結果どうなるかはあなた次第と言ったところですが...

まあ、このまま、では私も退屈ですし、勝手にやりますけど!」

そして、ライガは全く別の戦いが始まった...

ところ変わって、南門から30分ほどの距離にガイヤとサーシャがいた。

「ライガはどうなったのかしら?

心配だわ...」

サーシャは正直戦いよりライガを探しに行きたかったが、致し方なく參加していた...お金のために!

「...まあ、大丈夫だと思うけどな。

こないだの家出事件もなんとかなったしな。

それよりも、まだまだいそうだな...」

どれだけの魔達が控えているのかわからねーからな...しは余力を殘しとかないと...

「...おい、サーシャ?森の方からちょっとやばそうなの來てるんだけど。

どうしよう...」

それは、ヒュドラとその上に乗っているダルラが出てきたのだった。

「...あれは、ヒュドラじゃないか?」

「そうね。前に見たのはいつだったかしら...」

2人は呑気に會話していると、割ってってくる聲があった。

「ガイヤ!サーシャ!まだ元気か?」

「サントスじゃないか。

俺たちは元気だぞ?

久しぶりに良い運だったよ。」

ガイヤは肩を回しながら答えたが、次の瞬間には真剣な表になった。

「サントス。

俺たちは、ここからかなり本気を出す。

サーシャも魔力を溜めて集中してるからな。

まあ、そうでもしないとSランク指定のヒュドラはちょっとばかりきついんでね。

離れてなきゃ巻き添えを食らっても知らんぞ?」

「分かった。

指示を出しておく。お前らは存分にやれ!」

それだけ言い殘して、サントスは指示を飛ばしに戻っていった。

「サーシャ...準備は、良さそうだな?」

2人はヒュドラへと向き、臨戦態勢にり、それぞれが技を発した。

「私が奇襲をかけます!

出來れば大ダメージを!

豪炎魔法...終炎多球マルチファイヤボール(ラスト)!」

どうも、皆様柊☆黐です。

今回もお読み下さりありがとうございます。

お気にり登録者が増える度ニヤニヤしている作者です。

お気にり登録してくださった皆様ありがとうございます。

の氾濫の序盤も大詰めとなってきました!

ライガもそろそろしそうですけどね...

さて、次回第十五話「ヒュドラ」でお會いしましょう♪

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