《小さき蒼雷の魔法使い》第十五話「ヒュドラ」

「豪炎魔法...終炎多球!」

サーシャが高位の上級魔法を放ち、次の魔法を準備にった。

「サーシャ!隙を見てもう一発頼むぞ!」

「了解!」

ガイヤは強化を発してヒュドラへと突っ込んでいった。

上に控えてる奴は...魔族だな。

何考えてやがる...まあ、來ないなら先にヒュドラを倒させてもらう!

「魔撃掌!続けて、魔!」

...?...効いてないのか?

ヒュドラは真ん中の口から火を吐き、左から水を吐き、右からは風を吐いてくる。

「あぶねーな!?サーシャ!

首を落とせるか?」

ヒュドラは3つの首を同時に落とせば倒せるがタイミングがずれると再生する。

もしくは、にある魔石を抜き取れば倒せるが、理では皮が非常にいので現実的ではない。

魔法ならいけるのだが...魔法使いは今サーシャ1人何だよな...

「落とすだけなら出來るけど、ガイヤがうまく導して首が橫並びになるようになればだけどっ!」

...今回も俺か。

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前回も俺がやったんだよな...2人パーティーだったから仕方ないけど。

やるか...

「わかった!ただし、タイミング外すなよ!」

ヒュドラが火、水、風をタイミングをずらしてブレスみたいにして吐いてくるのを速度を上げてわしていくガイヤ。

おい...前回より強くないか。

いや、俺が弱くなったのか?

わかんねーな。やる気なくすわー!

能力向上!腳部超強化......瞬

ガイヤは裏スキルの瞬を使用して、ヒュドラとの距離を詰めた!

が、次の瞬間、風の障壁を張ってガイヤの行を防いだのだった。

「はっ?

こいつ本當にSランクか?それ以上だろ!」

ヒュドラにしては、魔法の威力が強すぎるのだ。

普通のSランクヒュドラの障壁は、障壁と言っても強い嵐が來たなくらいの風速と空気の流れで魔法の軌道を変えたり、人を寄せにくくするくらいなのだ。

  しかし、このヒュドラの風は超暴風と言える風速と空気圧で完全に壁を作っている。

ここまで來るとSランクなのか?と疑いたくなる。

「サーシャ!あの風障壁はどうにかならんか?

今のままでは、近づけないぞ!」

「方法は無いこともないわよ。

ただし、チャンスは1回...

失敗すれば私は魔力切れでもうけなくなるから絶絶命ね。

あとは、功してもヒュドラは消し飛ぶし焼け野原になるくらいかしら。」

最後のはうん、仕方ないか...

「賭けだ!やれ!」

「わかったわ!

氷結結界スピチュアルアイス

絶炎アブソリュートフレイム」

ヒュドラを氷の壁で四方を囲み、小さい赤黒い炎を氷の中へれ氷で蓋を閉めた。

「火・土・風・雷・水...」

1つずつ詞を紡いでいくとヒュドラを閉じ込めている結界を中心に五芒星の巨大な魔方陣が構されていく。

「5つの壁を造りし城門...今現界せよ

五重の城門エレメント・ゲート」

そして、五重に重ねた壁が氷を上から重ねた。四つの辺をまるで門が城を護るように出來上がった。

「ガイヤ!

魔空弾で衝撃を與えて、そしたら私を連れてすぐ逃げて!

発を起こすわ!

本當は起までできる予定だったんだけど魔力が足りなくなっちゃった...」

自分でけないのか...それより、何やってんだ。

「よし、それじゃやるか!

魔空弾!」

そして、直ぐ様サーシャを連れて全力で走って距離を取った...その數秒後後であり得ないくらいの発が起き、跡形もなく消し飛んだ...

「やるなぁ...あの2人。

まあ、見たとこ強えーのは2人だけだし、の方は魔力切れ。

今回は第3波まで用意してるしな。

余裕だな!

まあ、俺達が手を出せねーのが心殘りだがな...」

さて、連絡しておくか...

『メーシャ!こちらダルラ。第1部隊全滅した。

第2波を召喚するぞ!』

『了解よ!こっちはいつでもいいわ』

メーシャと呼ばれたのは、の魔族で頭脳派である。

「さーて、恐怖しろ!

転移!」

そして、戦場のし後ろに転移魔方陣が現れたと思ったら魔の軍勢約20000の第2部隊が現れたのだった...

「......おい、サーシャ?俺は目がおかしくなっちまったみたいだ。

がいっぱい見える...ついでに空に浮いてる魔族が1人増えてる様に見えるよ...」

「そうねぇ...これは、撤退ね!

...ガイヤ、1回街まで戻りましょう。

ざっと見たじさっきより明らかに多いし、強力なのか多いわ。」

こうして、ガイヤとサーシャは街まで戻ることになった。

街に戻る途中サントスを見かけたので、狀況報告も兼ねて聲をかけた。

「サントス!」

「ん?ガイヤか!無事だったか。

さっき大きな発音と衝撃が來たがどうなったんだ?」

...どうやら、あの大発は良くなかったみたいだ。

即席の壁が瓦礫の山と化している。

「ヒュドラは倒した?いや、消し飛ばしたが、第2波が來ている。

それも、第1波よりも數が多いし強いぞ。」

サントスは思った...もうそろそろ休ませては貰えないだろうかと...

「因みにどれくらい居た?」

「さっきの4倍くらいだと思う。」

えーと、第1波が5,000くらいだったんだから...2萬か。

厳しいな...魔法部隊には回復をさせてるが、まだ完全ではないし。

「ガイヤ達はまだいけるか?」

まだ、行けるなら大分戦力の底上げになるのだが、と希を言ってみたが...

「俺はしなら行けるだが、さっきほどの力は出せないし、サーシャに至っては魔力切れだ。」

「そうか、ならサーシャを救護班のところへ連れていってから戻ってきてくれ。

が來るまでに部隊を整える必要がある。」

「わかった。」

そう言って街の中にっていった。

ガイヤが、けるだけましなんだろうな。俺たちだけじゃヒュドラは倒せてねーし。

「おい、誰か伝令係はいるか?」

サントスが聲を出すと1人後ろに素早く現れたのだった。

「今から言う事をギルドマスターへ伝令を頼む。

の氾濫スタンピード第2波が起きた。魔の総數約2萬。

こちらの被害はないものの強固ばかりだそうだ。

そして、魔族が確認できただけで2

最悪の想定をしておいてくれと。

至急伝令を頼む。」

「はっ!」

そして、伝令係は音もなく消えていった。

さて、無事乗りきれるか...いや、乗りきらねば!

ところ代わり、魔族サイドでは...

「あんた、けないわね。

ヒュドラ亜種まで持ち込んどいて街の部にもれないなんて~。」

メーシャはダルラをからかいつつ自分の番の報を集めていた。

「チッ...仕方ねーだろ!

俺が出れば簡単に勝てたんだ!

...くそっ!(お前んとこの奴ら強いやつばっかじゃねーかよ)」

「あっ?何か言った?

負けたんだから大人しく見てなさいよ。

私の番なんだから!

それでは...第2部隊出撃!」

こうして、2回戦が始まろうとしていた!

どうも、皆様柊☆黐です。

今回もお読み下さりありがとうございます。

し魔の氾濫編が長い気もしますが、もうしで終わりますので...

さて、次回は第十六話「魔達の援軍」でお會いしましょう♪

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