《小さき蒼雷の魔法使い》第十七話「ギルドマスター參戦」

ここは、ルーベンスの街南門からし離れたところ...防衛前線。

現在、前衛職の冒険者と魔達がれていた。

辺りには剣戟が鳴り響き、魔達と人間の鼻を刺す様なの匂いが充満していた。

そんな中冒険者の総指揮をとっている男、サントスもまた前線へと赴いていた。

前衛の方が指揮をとりやすい上今なら雑魚はいないので問題は無いだろうと踏んだ。

「これ以上の魔の襲撃は予想できない為、一応戦力をある程度殘す必要があるだろう。」

「サントスさん。

はすでに2萬5千を越えています...さすがにこれ以上は來ないでしょう。

敵も強力な奴らばかりです。

今いる戦力で一気に方をつけた方が宜しいかと思いますが...」

若い冒険者がサントスに提案するがサントスは移しながら丁寧に説明をしていく。

「言っただろう?

これは一応だ。それに全員出てしまって魔が現れては対処が出來ない。

今俺たちがいるのは死人を極力減らす意味合いもあるが、もし第3波なるものがあった場合は狀況によるが突っ込む可能もあるからだ。」

Advertisement

まあ、若いのには理解出來んのかも知れんな...こう言うのは経験だしな。

「一応危険な所には応援に行くぞ!」

「伝令!

魔族の2人が怪しげなきを見せています。

恐らく何らかの魔法を発しようとしていると思われます!」

魔族だと、確か戦闘中も上空で観察しているだけに見えたが、魔方陣を書いていると言うことは...変なことをされる前に妨害するか。

だが、誰を行かせる...魔族だと生半可な奴だと相手にならんし、かといって俺がくわけにも...

「儂が行ってこよう!」

サントスが悩んでいるところへウィドが前へ出てきた。

「儂もそろそろきたいと思っておったしのぅ。

たった魔族2人なら儂が倒して來よう。」

「無茶だ!1人でなんて!」

ウィドの申し出は正直ありがたいが、2人の魔族の相手が出來るのかと不安が拭えなかった。

確かに全盛期であれば2人と言わず魔族の幹部3人でも倒したと聞いたことがある。

なら、2人は余裕だろう。

Advertisement

だが、昔とは違う...

「心配は要らんよ。

瞬殺は出來んだろうが、倒すことは出來るだろうよ。」

ウィドがサントスの思考を遮り笑顔で言ってきた。

「...わかった。ギルドマスターお願いします。

あとで、ガイヤの奴が戻り次第向かわせます。」

「任された!行ってくるかのぅ!」

そして、次の瞬間には目の前から消えていた...伝令係と一緒に。

「魔族の位置を教えてくれるか?」

伝令係の先導で高速で目的地に移しながらウィドは聞いた。

「ここから南西の林に居ます。」

「あったなそんな場所...ならここからは儂が行ってこよう。

お主の実力では危険だからのぅ。」

ウィドは伝令係の年を見て戦闘には向いていないのを確認していた。

この場で伝令係を任されているのである程度の実力はあるのだろうが、見たじでは魔族の相手には実力不足に思われた。

「一応近くまでは先導します!」

この年はしでも高ランクの戦闘を見て勉強をしたくて志願していた。

そして、危険であってもギルドマスターの戦闘は見たかったのだ。

「ふむ。では、悪いが、スピードを上げるぞ。

ついてこれるなら、茂みにでも隠れていなさい。

ただし、魔族の相手をしながらお前さんを守ることは出來ん。

だから、目をつけられたら死ぬぞ!」

それだけ言い殘しウィドはスキルを使用し年の前から消えた...

さて、ウィドはそのまま超高速移をして魔族の居る林にまで來ていた。

「さて、ここからが本番じゃて...

無屬魔法、探索サーチ」

ウィドの魔法で、薄い魔力の微弱な波が林の方へ扇狀に広がっていった。

「確かに強い魔力が2つあるな。

1人は魔力を流している?叩くなら今しかないのぅ。」

そして、ウィドは再び高速移し魔力を流していない魔族...ダルラへと奇襲を仕掛けた。

「スキル...瞬

火炎魔法、獄炎火球プロミネンス」

ウィドは、火の上位魔法...火炎で獄炎を巨大な火球を林を消し飛ばす勢いで放った。

出來れば一を倒してもう一の魔法も中斷したいところだが...

「あぶねーな...爺さん。

ここに俺らが居るの分かって突っ込んで來たのかよ?」

ダルラは闇の魔法、闇黒手ダークハンドで火球を握りつぶしたのだった。

これは、ちと厳しいかもしれんの...無詠唱で儂の火炎魔法を消し飛ばせるとは。

「俺たちを襲撃したんだ...逃げれるとは思っていないよな?

今度はこちらから...いくぞ?」

そして、両者その場から消え高速戦闘が始まった。

ウィドはスキルで相手の危険な範囲を見極めながら腰の魔法袋から用の剣を二刀取り出し右で切りつけた。

それをダルラは闇の空間を発生させ、そこから防するように槍を抜いた。

そのまま、右へとけ流し突きを放ったと同時にウィドは、後ろに下がるように距離を取った。

「やるな!爺さん。」

「譽めても何も出んぞ?」

こりゃ厳しいとか以前に力が最後までもつか...

「考え事しててもいいのか?

闇霧ダークネブラ」

ダルラが魔法を発すると辺りには薄く黒い霧が出現し林を飲み込んでいった。

「あんたに勝ち目はないぜ?

この魔法はな、自信のステータス向上と相手のステータス低下だ。

ついでに、目眩ましくらいだ!

だから、大人しく出てきな!」

はぁ...デバフ魔法とは卑怯な...

ウィドは隙を見て林に隠れ魔力を高めていた。

「暴風魔法、嵐ストーム

火炎魔法、業火の絨毯バーニングフィールド」

ウィドは2つの魔法を使用した。

嵐で切り裂く竜巻を発生させ、業火の絨毯で辺りには炎が広がった。

そして、竜巻が炎を巻き上げそれは天災と化した。

「儂は一先ず撤退じゃ!

林じゃやりにくいしのぅ...」

そう言って林の外まで下がるのだった。

「參ったのぅ...ありゃ魔族は魔族でも幹部クラスじゃよ。

ガイヤが來るのを待つんじゃった...」

すると、先程の年が追い付いてきた。

「ギルドマスター!ご無事ですか?」

「よう來たな!伝令を頼む。

ガイヤを連れてきてくれ!

魔族の、1人は幹部クラスもう1人は不明だが、儂だけでは足止めが々じゃと。

頼んだぞ!」

「了解しました。」

そして、年は再び街へ向けて移を始めた。

さて、いつの間にか炎の竜巻もかき消されてしまったようだし、そろそろ本腰をれんといかんのぅ。

「勝てるかね...」

「おいおい、勝てる気でいたのか?冗談は止めてくれや。」

林から無傷のダルラが歩いて林から出てきた。

「あれを食らってダメージなしか...どうなっとるんじゃ?魔族のは?」

「俺らのか?

知らねーな、ただ頑丈なだけだと思うがな?」

「そう言えば、もう1人はほっといて良いのかね?」

責めてさっきので魔法を中斷させられればいいのだが。

「ああ、メーシャのことか?あいつはもうしかかるみたいだからな。

まあ、終わったらお前達の最後だ。」

「どうゆう意味じゃ!」

今の魔法が切り札なのか?それならばさっきの奇襲は魔法を中斷させた方が良かったか...いや、此奴が邪魔しただろうな。

「あいつの話じゃ...えーと、あとしだって言ってたからな。

あっ?意味?...そのまんまだ。

今やってる魔法で終わる!」

教えてはくれんか...仕方ないのぅ。

「まあ、そろそろ殺ろうや!

俺とやりあえる人間なんてそうは居ねぇからな!

一応名乗っとくぜ!

俺はダルラ。魔族の11部隊所屬だ!

次はあんたの番だぜ?」

11部隊?と言うことは最低でも11もの隊があるのか...それにこの強さで平だと?

魔族はどれ程の力を持って居るのか。

「儂は、アルファス王國ルーベンスの街ギルドマスターウィドじゃ!」

お互いに名乗り合いウィドとダルラの本當の戦いが幕を開けた...

どうも、皆様柊☆黐です。

皆様お読み下さりありがとうございます。

そして、お気にり登録していただいた皆様ありがとうございます。

今後ともよろしくお願い致します。

まだお気にり登録されていない方も良ければしてみてくださいね?

さて、今回は魔族とウィドが接しました。

そろそろ、ライガもき始めそうですね!

くと良いなぁ。

さて、次回第十八話「黒雲」でお會いしましょう♪

    人が読んでいる<小さき蒼雷の魔法使い>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください