《小さき蒼雷の魔法使い》第三十話「冒険者登録試験、その弐」
「えっと?すまんな。
シオン測定が不良品だったみたいなんだ...」
「えっ?でも、割れてないですよ?」
サントスは申し訳なさそうに理由を話してきた。
「実はな、さっきの測定結果なんだが、あり得ない數値が出たんだ。
魔力量が、約50,000だったんだ。」
...えっと...やっちまいました?
ライ君にまだ、あまり目立つわけにはって言ってたのに...
「この水晶は容量は約30,000までしかないんだよ。
だから、あり得ない數値なのだ」
.........?
「すみません...じゃあ、し休憩していいですか?
渇いちゃいまして...」
サントスはしだけ考え5分だけの許可を出した。
シオンはライガの元へと急ぎ、今の話を報告した。
「...なるほど...だが、あの水晶の容量はでかいぞ?
恐らくな...過去に最大で30,000までの魔力量を持った者しか測定してないからだろう。」
因みにあの水晶の鑑定結果は...
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名 前:魔力測定裝置
効 果:この水晶に魔力を流し込んだ者の魔
力量を測る。
※測定できる最大魔力は50,000
ランク:S
__________________
...たが、魔力作に失敗したら間違いなく目立つ...學園を出るまでは平穏に過ごしたい出來るだけ!
絡まれたら、倒して進むが...誰だろうと。
どうやら、そんなことを考えているうちに5分が過ぎたようだ。
「よし、そろそろ再開する。
シオンからだ、新しいのに取り換えた上でテストもしたから大丈夫だろう。」
「...では、行きます!」
シオンはゆっくりと水晶にれ魔力を流した。
「...よし、大丈夫だな。
しかし、お前も950くらいとは今年は凄いな!」
サントスは安心し同じ験者は驚いた。
そして、ライガたちは気付いていないが観覧席にいる冒険者たちは2人の勧の牽制を始めていた。
実はこの世界の冒険者はランクが上がるほどパーティーを組むのが一般的なのだが、パーティーと同じくらい有名な集団があった。
それが、クランと呼ばれるものだ。
クランは小規模なものから大規模なものまで様々だが...いずれにしても勧は一種の戦爭なのだ。
そして、最後にライガの番がやってきた。
「最後だな。君がライガだな?」
「ああ。」
「それでは、やってくれ。
(こいつは注意が必要だったな...まあ、気をつけよう。)」
ライガは水晶をしだけ見て、れた。
そして、跡形もなく々に消えさった。
...やべっ!俺が魔力量を間違えた...これじゃあ、人のこと言えないな。
「おい!さっき換したばかりだぞ?
安じゃないんだから、ちゃんとしたやつを仕ろや!」
サポートのギルド職員が騒ぐなか...サントスは。
「(さっきのテストでは間違いなく問題は無かった...むしろ赤髪のからあとの3人こいつらはヤバイぞ。
嫌な予がする。)」
そして、ギルド職員が新たな水晶を持って來た。
「すみません。
サントスさん、水晶はこれが最後です。」
「わかった。ライガ、もう一度頼めるか?」
...ふぅ...落ち著け、俺なら出來る!
多分だが...
「ああ。」
そして、魔力を流がすと...水晶が振を始めた。
その後は落著き振が収まった。
「おい!何だったんだ?今のは...」
観覧席は騒がしくなり、サントスは何かを確信した。
「(この魔力のじは...恐らく間違いないだろう。)」
そして、ライガは...
「(...また、やらかすかと思った。)」
「カレン...ライ君が私たち以上に問題を起こしている気がするよ...」
「そうですね...主人には、時々常識的なが欠如しているように思えますね。
しかし、そこがいいところでもあります。」
「そうだね。ライ君がいいならいっかな。」
カレンとシオンはライガの姿を見つめながら話していた。
「よし、魔力測定は終わりだ。
そのまま、魔法を見せてもらうぞ!
今からやることは簡単な魔法を見せてもらいどのくらいの制度で使えるのか見せてほしい。」
そして、順番に魔法を使い、試験は進んでいった。
観覧席にいる冒険者たちは既に2人に注目しているのであまり他の新人には興味は無い様子だった。
そんななか、噂を聞きつけ闘技場には現在ルーベンスの街にいる高ランク冒険者を始めながらではあるが領主のバルトやギルドマスターも見ていた。
...おいおい、こそこそと見ているやつらが居るな...めんどくさいな...
1発だけならぶっぱなしていいだろうか。
「...ある程度の加減をしてやっちまおう!」
「主人?何かをされるのですか?」
「ああ、こそこそと見ているやつらが居るから魔法の試験はある程度の加減でぶっぱなすことにした。」
「ライ君...私たちの苦労は?」
「それについては悪かった!
反省はしていないが、カレンもシオンもぶっぱなしていいぞ!
めんどくさくなった。
あっ、手加減はある程度はしろよ。」
「「わっかりました~!分かりました。」」
そして、いよいよライガたちの番が來た。
「カレン、シオン、ライガ。
好きな的へと魔法を撃ってくれ。
攻撃魔法が使えないなら、言ってくれ!
それでは、始め!」
3人は同時に無詠唱で魔法を高速展開しストレスにならない程度の手加減で撃った。
「(火球ファイアボール)」
「(風切ウインドスラスト)」
「(雷槍サンダースピア)」
ライガたちは一般的自の最も威力の小さい魔法を使い的のあった辺りは地面が焼けて、そして、地面が深く裂け止めにクレータが出來ていた...
...ちょっと待ってくれ。ヤバイとは思ったが...ここまでか。
助っ人頼んで良かったぜ。
「よし、スッキリしたし、加減も十分だろう。」
「主人...確かにスッキリしましたが、加減は宜しかったですか?
皆さんビックリされてますが。」
この攻撃により、全員が引いていた。
「...こ、これで、魔法の試験は終わりだ。
近接組だけ殘って魔法の方は待機していてくれ。」
サントスは何とか持ちなおし試験を再開した...心はライガの近くの連中の相手は出來ればしたくないと思っているが...
そして、魔法士は闘技場の壁まで下がり見學した。
尚、ライガたちは近接戦闘も出來ると登録用紙に書いたので參加しなければならない。
「さて、説明を始めるぞ。
俺と5分間の模擬戦闘を行う。
的強化スキルや魔法は使ってもいいが、攻撃魔法はダメだ失格にする。
の強化魔法の副次効果で攻撃になるものは今回は遠慮してもらう。
武はこちらが用意した、なんの変哲もない木剣を使ってもらう。」
そして、説明もほどほどに1人目の試験が始まった。
と思ったら他の試験が4人現れて1人は試験に連れられ離れたところへ行き、試験を始めたようだ。
その後俺たちの元へと3人の試験がやって來た。
「こんにちは。
私はラミルって言うの。
今回、急遽、試験を務めることになりました。」
「俺はガジェットだ。
お前らが1つ前の試験ででかいのをぶっぱなしたから、俺たちが駆り出されたじゃねーか。」
「まあまあ、俺たちも暇してたしさ。
あっ、僕はシュウだよ。
よろしくね。
一応3人ともSランク冒険者なんだ。
まあ、最近なったばかりだから期待しないでね?」
そう、実はこの3人ルーベンスの街が誇る現在の最大戦力なのだ。
...試験ごときにSランクを出して來るとは思わなかったな...
「あとな、お前ら3人と俺ら3人のパーティー戦でやるからあの2組が終わったらやるぞ」
「...団戦ですか?」
「そうだ、じゃないと面倒なんだよ...いろいろとな。」
すると、シオンがライガに近づいてきた。
「ライ君...今回は手加減はどうするの?」
「そうだな...それじゃ」そんなもん無しで良い、むしろ無しだ!
俺らも手加減はしねぇ!」
「だそうだ。全力でやって良いぞ。
ただし、殺すな。」
「おいおい、穏やかじゃねーな。」
そんな會話を最後に闘技場の試験が一段落した。
「よし、やるぞ!」
どうも、皆様柊☆黐です。
すみません。冒険者登録がもうし続きますが、ご了承くださいませ。m(__)m
さて、次回何ですが、いよいよライガたちの番です。
何か昨日も書いた気がするね...この文章。
 では、次回第三十一話「冒険者登録試験その參」でお會いしましょう♪
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