《小さき蒼雷の魔法使い》第三十九話「要塞への侵

現在は換も終わり、戦闘前の腹ごしらえをしていた。

カレンが狩ってきたボアのを角切りにして串焼きに...

そして、果を大量に持ってきたシオンは全員分を分けていた。

ライガの分を減らして...

「なあ、シオン?」

「...何?ライ君...」

「俺、何かした?」

「...自分で考えてよ。」

何故かシオンは怒っていた。

しかし、ライガには心當たりがないのだ。

ライガには心當たりがなくとも周りの者は原因が分かっているのでどうしようか迷っていた。

その、原因とはシオンはライガとしでも一緒にいるため引っ付いて居たのだが、休憩になら無いのでしシオンを雑に扱いすぎたのだ。

に関してはシオンとリルには留守番になる。

要塞の中がどのようになっているか分からないし、そもそも潛を大人數で行くのはどうなのだろうかと思っていたのだ。

しかし、シオンはライガが強いのは知っているが、心配なので引っ付いて行ってやろうと強引にした結果こうなった...。

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...はぁ~つれていってみるか?

「なあ、リルは大きさを変えれたりするのか?」

「ああ、変えれる。

大きさはある程度は自由だが、余り小さい...手のひらぐらいにはなれないぞ?」

「十分だ。

因みに強さはどうなる?」

「変わらないな。」

...上出來だ、これなら連れていける。

ライガが、リルの事を聞いている間...シオンは果を大量に食べていた。

...リルの事ばっかり~羨ましい...

私のことは構ってくれないのに~

一応、リルより多分だけど強いと思うよ?なのに、何なのかな...

「はあ~...」

そんな狀態とは知らずライガはシオンは呼んだ。

「シオン?こっちに來いよ。」

「...ここにいる。」話がある」

ライガの聲に仕方なく、近くに移した。

「話ってなに?」

シオンは態度を表に出さないようにしながら言った。

ライガに何を言われても言いように構えた。

実は、シオンは今まで、積極的に行きすぎたのではないか...

とか、もうしおとなしい方が良かったのかな...とあれやこれやと悩んでいたのだ。

その結果、鬱陶しくなってカレンと2人で行くと言っていたのではないかと。

しかし、次のライガの一言でシオンの悩みがし消えた。

「シオン。

今夜の作戦だが、シオンも來い。」

「.........はい?......いいの?」

「良いも何も一緒に行きたかったんだろ?」

シオンはその瞬間元気を取り戻した。

「...行く!行くよ!」

このとき、ライガの力になりたいとかに思うようになった。

そして、辺りは暗くなり、間もなく深夜と呼べる時間帯になってきた。

「そろそろ行くぞ。

まずはシエルと接を試みる。

リル、先導してくれ

シオンとカレンは索敵だ」

「「「了解」」」

そして、ライガたちはき始めた。

今日の一日探索をしてみたが人の出りがあるようには見えなかった...

恐らくだが、地下で出りをしている可能があるだろう。

そのときだ...空に気配をじた。

「止まれ!」

ライガは空を見上げた。

するとこちらへ向かって小さな白い鳥が飛んできてライガの上空で止まった。

「なんだ?この鳥は...」

ライガは白い鳥に敵意をじないので、腕を上げると鳥は著地した。

そこで、ライガは背中に箱を背負って要ることに気がついた。

しかし、リルの反応によりライガたちは一先ず箱は置いておくことにした。

「その鳥は!」

「何か知っているのか?」

「ああ、その鳥はバルトの所の執事が使っている書類を運んだり、伝令を伝えたりするのに使われる使い魔だ。」

「辺境伯の手紙か...開けれ見よう。」

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ライガ君へ

今回の件はどうやら家の領地だけの問題だけの問題だけではない事が貴族間の連絡で分かった。

なので、私の娘の他にも捕らわれている可能があるのだ。

だからと言うのは申し訳ないが、裏に居る連中も出來れば捕らえてしい。

勿論、危険であれば救出だけで後はどうしても構わない。

一応、王都から各街には今回のことは伝わっているので、何かあれば何処の街でも助けになってくれるだろう。頼むぞ!

 バルト・ルーベンスより

___________________

「頼むぞって言われても...。

やるけども...。」

主人、もし本當に居るなら急いだ方が良いでしょう。」

「そうだな。行くぞ!」

そして、シエルが居ると思われる牢に向かった...。

シエルside

時はし遡る。

シエルは同じ部屋にずっと居た。

食事は出されるがろくなものはない...

最初の頃は食べたくないと思っていたが、同じところに閉じ込められ何日間か経ってしまうとしずつ神がやられてくる。

「リルは、無事に著いたのかな?」

こんな狀況だからこそシエルは唯一の希をリルへと託していた。

きっと、お父様が冒険者を派遣してくれると信じて...

そんなとき、食事の時間でも無いのに人がやって來た。

そして、見えるとこまで來て牢を開けた。

「移だ。立て。」

どうやら場所を移すようだ。

出きることなら同じ場所にれればリルも見つけやすかったのに...

「何してる!早く立て!」

男に急かされ足に付いている足枷とし大きめの鉄球を引きずり牢からでた。

そして、男は鉄球を専用の道に乗せて歩き始めた。

「ほら、早く歩け!

(チッ...何で俺が見ためはだが、まだ子供じゃねーか。

牢に何日も居たから臭うしよ。

ハズレだな...。)」

し歩くと男が2人待機していた。

「どっちか移を手伝ってくれよ。」

「まあ、いいか。俺が行ってくる。」

「了解。早めに戻ってこいよ。」

そして、男が1人増えて先を進んでいった。

1人が鉄球を運びもう1人が私を捕まえていた。

それから、更にし歩くと階段が見えてきた。

そして、そのまま、下へと歩いて移した。

階段は緩やかに下り、下の階へと付くと數回曲がり再び階段を下りた。

次の階段は緩やかな下りだが、螺旋階段になっていた。

そして、下の階段へと付くと牢が見えてきた...。

そこには幾つかの部屋があり中にも人が居た。

...部屋の中は確認できないように鉄の扉だったが、それぞれの部屋から音がするので人がれられて居るのだろう。

そして、し進んで男が扉を開けた。

れ。」

シエルは再び牢にれられて施錠された。

...今度は窓も何も無いのね。

さっき居た場所が1階なら今居るのは地下2階か3階くらいだと思う。

部屋の中は先程と違って狹く何も無い。

「リル...今回は嫌な予がする...

気を付けて...」

そして、シエルが祈り...時は進む。

ライガside

現在はシエルが居たとされる牢の外に居た...

「ダメだな...シエル嬢は既にいない。」

「そうすると、自力で逃げたとは考えられないから連れていかれたな。」

問題は何処に連れていかれたのかだが...

まだ、この建であれば問題ない。

しかし、外に連れ出されていれば追跡は困難になる。

主人...取り敢えず潛を試みて人が捕まっているのかを確認した方がいいと思います。」

カレンの提案によりライガたちは潛を開始した。

「リルは小さくなってくれ、カレン上から行くぞ!」

「分かりました。」

「シエル捕まれ!」

そして、カレンが炎の翼を作り夜の空にとびたった。

上空には敵の気配は無い。

「よし、上に降りよう。」

各々が周りを警戒しつつ中にり口を探すと...案外簡単に見つかった。

「なんか...怖いな。」

「そうですね。

上手く行き過ぎている気がします。」

「まあ、考えていても仕方ない。

...行くぞ!」

ライガは扉を開け、建に侵したとき何かが壊れる音がした...

「「「「...っ!?」」」」

どうも、皆様、柊☆黐です。

今回もお読みくださりありがとうございます。

最近は小説を書くことの難しさをひしひしとじている作者です。

是非こんな作者ですが、このお話が良かったよ!とか続きが読みたいと思ってくださいましたら、お気にり登録といいね!を是非是非よろしくお願い致します。

それでは、次回第四十話「見えない敵」でお會いしましょう♪

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