我々の住む世界とは別の世界。

その世界には一つの伝説が存在する。

異界より舞い降りた勇者が世界を救う、そんなありふれた伝説だ。

この伝説はその世界中の人々にとって、最も馴染み深く、そしてされた伝説だった。

その時が來るまでは...

新たな伝説は唐突に始まった。

伝説の中心にいたのは四人の年達だった。

銀の鎧をに著け、白銀に輝く剣で化け達を退け多くの人々を厄災から守り抜いた年。

白のローブを著込み、銀の杖で化けとの戦いで傷ついた人々の心とを癒し続けた。

モノクロなマフラーを風になびかせ、白い二本の短剣で舞うように化け達を躙した。

そして......

闇のを纏い、漆黒の右腕に持つ黒剣で、化け達を厄災ごと切り裂いた年。

年達は出會いと別れ、再開を繰り返し、その伝説を編んでていく。

これは年端もいかない年たちの長の語である。

ここに一つの新しい伝説が始まる。

to be continued...