《異界の勇者ー黒腕の魔剣使いー》2-1 馬車
城を出発してから約一週間、朝日達は馬車に揺られていた。
國王と別れた後、王城の裏庭の階段を下ると言った通りに外壁の外に出た。
城下町である王都を見逃したことがし悔やまれたがここは諦め近場に止めてあった馬車に乗り込んだ。
馬車といってもそれほど立派なものではなく、し年季のったものだったが。
「おや?町が見えてきましたぞ!」
そういったのは車臺の初老の男だ。
名をトニーと言い、國王とは舊知の仲らしく自らこの役を買って出たらしい。
彼にはここに來るまでに野営の仕方や、注意點などを教わった。
なんでも彼は昔は冒険者として活していたようで今でもそれなりに戦えるとのこと。
「わー!すごいよ二人とも街が見えたよ!」
馬車の荷臺から覗く景を見たのか未希は早口にまくしたてる。
「ん?どれどれ?っあ、見えた」
「確か名前はリザーブだったか?」
そんな未希に苦笑しつつも勇二と朝日も遠くの景をのぞいてみる。
そこには街の街壁と、し高臺になっているのか沢山の家々がうかがえた。
「勇二、未希、こっからは歩いて行くぞ」
朝日は自分の『道袋アイテムストレージ』からコートと剣を取り出しながら二人に聲を掛けた。
その発言に驚いた表をする勇二と未希。
「え?どうして?」
未希が問う。
「このまま街まで馬車で直行すると目立つからだ」
その言葉に二人は納得したような顔をする。
「と、いうわけで頼むわ」
「了解いたしました」
頷くトニー。
「ほら、お前らも防やらなんやら裝備しとけ、なめられるぞ」
朝日のその言葉に二人はハッとし自分の道袋アイテムストレージから防と武を取り出す。
そんな二人の様子を目に朝日は一度街を見據え、これからのことに思いを馳せるのだった。
to be continued...
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