《異界の勇者ー黒腕の魔剣使いー》2-4 テンプレ
「っは、おいおい何の冗談だ?そんなガキどもが冒険者、それもEランクだなんてよぉ?」
そういって朝日達の前に立ち塞がる男。
しかし...
「おい、ギルド証はまだできないのか?」
朝日はそれを華麗にスルーした。
男のこめかみに青筋が浮かび上がるが無視だ。
そんな朝日の行に思わず冷や汗を浮かべる付嬢。
「は、はい!々お待ちください!」
そういって付嬢は一度奧に引っ込んでいくと、すぐに三枚のカードのようなものを持ってきた。
「こちらがギルド証となります。ランクはEとなっております。もし失くした場合、再発行は銀貨四枚になりますのでご注意下さい」
そういって付嬢は三人にギルド証を手渡す。
三人はけ取ったギルド証をまじまじと見つめる。
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name ユウジ スギサキ
old 17
from
job
rank E
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見るとそれは分証にランクを付け足したようなものだった。
職業の欄は空欄になっているが。
「あの、この職業の欄って」
気になったようで未希が質問する。
「はい、そちらの職業欄は自己申告制になっていまして…今お決めになりますか?」
その言葉に勇二は考えを一巡させる。
「いえ、今はまだ戦闘スタイルの確立もしていませんから遠慮しておきます」
「おい、てめぇら。いい加減にしやがれ!」
付嬢と朝日達が會話をしていた時、ついに男の怒りが頂點に達したのか己の得の巨大なメイスを大きく振りかぶり毆りかかってきた。
男に一番近い位置にいた勇二はそれを見ることもなくヒョイと橫に躱す。
避けられたのが意外だったのか男は大きく目を見開く。
その避けられたメイスは勢いを殺すことなく付嬢のもとに向かう、が。
「お願い風さん!『ウィンドバレット』」
男のメイスを持つ手に未希の風魔法が殺到し男はメイスを手から落とす。
男が手を抑え悶絶した時、朝日がそっと男の腹に右の手の平を添える。
「『フォースバレット』発」
そしてポケットに忍ばせておいた魔法陣を発させる。
発した魔法は至近距離で腹に當たり、男をまるでゴミのようにぶっ飛ばした。
「ふぅ、スッキリした」
勇二はギルドの出口付近まで飛んで行った男を見やり、そう呟いた。
「付嬢さん、あの男のランクは?」
朝日が右手首を軽くほぐしながら訪ねる。
「え?あ、えっと、確かDランクだったと思います」
その言葉を聞いて殘念そうな顔をする勇二。
「三人がかりとはいえ、あれでDか……、拍子抜けだね」
そんなことを言っているとギルドの前に人だかりができ始めた。
どうやら騒をかぎつけたのだろう。
「はぁ、面倒ごとは真っ平だ。おい、お前らまた明日出直すぞ」
このままでは確実に面倒ごとに発展すると直した朝日は未希と勇二の手をつかみギルドを抜け出すのだった。
to be continued...
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