《異界の勇者ー黒腕の魔剣使いー》2-11 ギルド長からの呼び出し
三人がフォレストウルフ討伐の依頼をけてから數日が経つ。
時に小型犬サイズのウサギと格闘し、時に道端で泣いている迷子を親元まで送り屆け、時に勢いよく突進をかましてくるイノシシを蹴飛ばし、時にお年寄りの荷持ちをしたりと彼らは多忙な日々を送っていた。
そんなある日、朝日達がクエストボードの依頼書をしていたところに話しかけてきたものがいた。
「あの、しよろしいですか?」
それはギルドの付嬢だった。
「どうかしましたか?」
勇二が問うと付嬢は聲をひそめて話し始める。
「実はギルド長が三人をギルドの部屋に連れてこいとの指示をけまして……」
「…ちょっと待て、なぜギルド長がオレたちを?」
「それはわかりません。何せ私はギルド長に指示されただけですので」
そういって困った顔をする付嬢。
「拒否権は…ないんだろう?」
「……はい」
はぁ、とため息を行く朝日。
「わかった、行くから案してくれ。ほらお前らも行くぞ」
そういって先導する付嬢についていく朝日、勇二と未希もあわててそれを追いかける。
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(さて、ギルド長からの呼び出し。いったい何の要件なんだろうな?)
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朝日達は付嬢に案されギルド長の部室の前まで來ていた
付嬢は軽くノックをする。
「ギルド長、三人をお連れしました」
「わかった、れ」
その言葉を聞き付嬢は扉を開ける。
そこにいたのは筋骨隆々とした顔に傷のある大男だった。
「よくきたな。俺は冒険者ギルド、リザーブ支部ギルド長のレインだ。ひとまずそこに腰かけてくれ、話がある」
そういって、ギルド長、レインは部屋のデスクの前にあるソファーを指さす。
指示に従い朝日達ははそれに腰掛ける。
「えっと、それで話というのは?」
有事が切り出す。
「あぁ、実はお前達に直接禮を言いたくてな」
「禮?」
「あぁ、デムドの件だ。」
「デムド?」
「登録初日にお前たちに絡んだ冒険者だ。あいつは今までに何人も新人冒険者を治癒院送りにしていてな。今は一時的なギルド証の剝奪と下働きをさせている。今回の件で懲りてもう同じことはしないだろう」
その禮だ、とギルド長は言う。
「それに、近頃のお前達の活躍は耳にしている。期待の新人だって話だ。で、そんな新人たちに朗報だ」
むしろこっちのほうが本題だな、とギルド長は一呼吸おいて話し出す。
「実はリザーブン森に住むゴブリンたちが最近活化していてな、実際に最近森に出かけた街の娘や冒険者が被害にあっていてな。近いうちに討伐作戦が実行されるんだが、それに加わってくれないか?」
「……ゴブリン討伐なら最低でもDランクはいるはずだが?」
「それについは問題ない。お前達の実力があれば俺の特権でランクはすぐにDにすることができる」
「報酬は出るんだろうな?」
「それに関しては問題ない。參加する冒険者たちにはそれなりの報酬を出す予定だからな」
「そうか、分かった。で、どうする勇二?」
朝日にそう聞かれた勇二は一度考えるそぶりをする。
「僕はいいけど、未希と朝日は?」
「私は問題ないよ!」
「同じく」
「……話はまとまったようだな。じゃあ三人は參加するってことで問題ないんだな?」
「はい!」
「了解した。作戦実行は三日後の晝頃からだ。あ、それとギルドから出る前にランクアップしておけ。付のほうにはすでに話を通してある」
「わかりました、それでは失禮します」
話が終わると三人は立ち上がり來るときと同じように付嬢の先導でギルド長の部屋を退室する。
「あの三人はこれからどんどん強くなる」
ギルド長は三人の出て行った扉を見つめ確信をもって呟いた。
それは、長年ギルド長を務めてきた故の勘だった。
「さて、この討伐作戦で一どんなきを見せるか楽しみだな」
to be continued...
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